俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

紅梅

2014-02-28 | 俳句・春・植物




紅梅や昼下りなるミルクティー



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紅色の花をつける梅のこと。







一般的に紅梅は白梅よりも花期がやや遅いといわれている。







紅梅を眺めながら昼下りにミルクティーのカップを手にした。

なめらかな口当たりで香りがよかった。






紅梅にひと待ちをれば雨催



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春泥

2014-02-27 | 俳句・春・地理




春泥といふ懐かしき道ありぬ



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春のぬかるみをいう。

春は霜柱や雪が解け、また雨も多くなるので土の道はぬかるみとな

る。







ぬかるみを歩くのは難渋する。







だが、都会ではぬかるみに出会うことはほとんどない。

ぬかるみの道を見つけたときは懐かしさが込み上げてきた。

そこで、その上をわざわざ歩いてみた。






春泥の脇に自転車止めてあり



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金縷梅(まんさく)

2014-02-26 | 俳句・春・植物




まんさくや薬草園の昼の鐘



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マンサク科の落葉小高木。

山野に自生。







早春、葉に先立って黄色い線状のねじれた四弁花を多数つける。







薬草園の金縷梅が青空の下に咲いていた。

丁度、昼を告げる鐘が鳴り出した。






金縷梅やポケットの飴口に入れ



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薄紅梅

2014-02-25 | 俳句・春・植物




薄紅梅清少納言才女説



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薄紅色の花をつける梅のこと。







薄紅梅は紅梅とも違い、女性的であり品がある。







薄紅梅を見て、なぜか清少納言を思い出した。

『枕草子』を読むと、受け答えに気転の利く才女だったことがわか

る。

その明るい利発さが薄紅梅に通うところがあるのだろうか。






薄紅梅尼僧といふは珍しき



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山茱萸の花

2014-02-24 | 俳句・春・植物




山茱萸の花や茶室へ続く路



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ミズキ科の落葉高木。

中国・朝鮮半島原産。

早春、黄色の小さな花が球状に集まって咲く。

「春黄金花」とも呼ぶ。







茶室へと続く径に山茱萸が黄色い花を咲かせていた。

早春の花に心が和んだ。






山茱萸の花に微かな風ありぬ



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