俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

秋の川

2021-08-31 | 俳句・秋・地理




一心に鷺の佇む秋の川




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川の水がひやひやと澄み流れるさまを本意とする。







秋空を映して広々と流れていく川。







渓谷をひんやりと水が流れる川。







初秋では夏の名残として水遊びをする川など、

いかにも秋らしい風景である。







白鷺が秋の川に舞い降りて一心に佇んでいた。

川にはその姿が映っていた。






釣り人の真中にゐたる秋の川




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秋の蝶

2021-08-30 | 俳句・秋・動物




縺れ飛ぶ二匹止まりて秋の蝶




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秋に見られる蝶をいう。







せせり蝶や蜆蝶など、地味な蝶が秋の蝶の中では

多く目につく。







暑さの残る八月から涼しくなる九月にかけて、林間

などに様々な秋の蝶が舞う。







飛び始めた春の蝶、華麗に舞う夏の蝶とは異なる

静かな趣が秋の蝶にはある。







縺れながら飛んでいた二匹の秋の蝶が花に止まって

蜜を吸っていた。






秋蝶の羽音微かに聞えけり




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秋晴

2021-08-29 | 俳句・秋・天文




秋晴や川沿ひに家幾多あり




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秋の空が済んで晴れ渡ることをいう。







「秋日和」は秋の晴れたなか、穏やかに過ぎていく

一日を感じさせる。







「秋晴」は澄んだ紺碧の空のイメージがあるが、

「秋日和」には風のない太陽の光に重点がある。







「秋晴」はときに「秋晴るる」といった使われ方もする。







秋晴の下川沿いを歩いた。

川沿いには家が沢山並んでいた。






畑中に屋敷森あり秋日和




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芋畑

2021-08-28 | 俳句・秋・植物




夕日中緑明るし芋畑




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季語としての芋は里芋のこと。







サトイモ科の多年草球茎。

東南アジア原産。







十月上旬頃、地中より掘り上げて食用とする。







伝統行事に多く登場する野菜で、月見の供え物として

欠かせない。







芋畑に夕日が差していた。

芋の葉に日が透いて明るい緑色となっていた。






裏返る芋の葉多し風の後




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水引の花

2021-08-27 | 俳句・秋・植物




水引や用水の水密かにて




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タデ科の多年草。







山野の林縁などに自生する。







八月頃、枝上に数条の細長い花軸を伸ばし、赤い小花を

点々とつける。







用水路沿いに水引が咲いていた。

用水は木や草に覆われるところもあり、水は密かに

流れていた。






水引の散歩の脚に触れにけり




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