俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

青木の花

2015-04-30 | 俳句・春・植物




青木咲く師の三回忌近づきて



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ミズキ科の常緑低木。

山地の木陰などに自生するが、庭木として栽培されているものも

多い。

常緑樹で年間を通して葉や枝が青いため、この名がついたという。

雌雄異株。

四月頃、枝先に目立たない柴褐色の小さな四弁花を多数つける。

果実は冬に真っ赤に熟す。







林内に青木の花が咲いていた。

本当に目立たない花で、よく見ないと見過ごしてしまう。

その花を見て、もうすぐ師の三回忌がくると思った。






林内にせせらぎのあり花青木



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チューリップ

2015-04-29 | 俳句・春・植物




散策の珈琲タイムチューリップ



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ユリ科の球根植物。

小アジア原産。

四月頃、茎の頂に六弁の坪型の大きな花を上向きにつける。

花色は、赤、白、黄、橙、紅、紫など様々。







大分歩いたので喉が渇いてきた。

チューリップが扇状に広がって咲いている奥に、ハーブティーや

香料などを売っている休憩所があった。

そこで珈琲を戴くことにした。






チューリップ陰なきことを哀れとも



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鳥の巣

2015-04-28 | 俳句・春・動物




枝粗く集めて鳥の巣なりけり



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鳥の種類により、巣の場所、形状、材料はさまざまだが、それぞ

れの生息環境に合わせて営まれる。







数百羽の川鵜が高木の上に巣づくりをしていた。

巣は枝を集めたもので、粗く作ってあった。

また、どこからか枝を銜えて巣に急ぐ鵜が飛び交っていた。






団地めくほどの数あり川鵜の巣



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山躑躅

2015-04-27 | 俳句・春・植物




通るひとなくて燃えをり山躑躅



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ツツジ科の半落葉低木。

山地、丘陵などに自生する。

4~6月、枝先に赤いラッパ形の花を開く。







丘陵地に山躑躅がそこここに咲いていた。

人は誰もいないが、傾いた日が山躑躅をかっと燃え立たせてい

た。






山躑躅すたすたと僧行きにけり



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十二単

2015-04-26 | 俳句・春・植物




雅なり十二単を見しあとは



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シソ科の多年草。

日本特産種。

本州、四国の丘陵地に自生する。

四~五月、茎の先端にかけて淡紫色の唇形の小花をを多数重

なってつける。

この重なり咲くさまを、平安時代の女官の十二単に見立ててこの

名がつけられた。







丘陵地に十二単が何本か咲いているのを見つけた。

その名からして、何となく雅やかな気持ちになった。






母のこゑ聞えて十二単かな



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