俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

夏の空

2022-07-31 | 俳句・夏・天文

 

 

外に出れば歩きたくなる夏の空

 

 

 

 

 

 

晴れ渡り、太陽が照りつける夏季の空をいう。

 

 

 

 

 

 

大空の遠いところまで真っ青に深々と輝く夏空。

 

 

 

 

 

 

力強い雲を高々と立ち上がらせて、その雲の峰が雄々しい夏空。

四季の空のうち、夏空はもっとも大きく、広く、青い。

 

 

 

 

 

 

暑い日が続くが、外に出れば歩きたくなるような夏空であった。

 

 

 

 

 

地平まで夏空を見て佇みぬ

 

 

 

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トマト

2022-07-30 | 俳句・夏・植物

 

 

ルビーかとトマトに夕日当たりゐて

 

 

 

 

 

 

ナス科の一年草の実。

ペルー原産。

 

 

 

 

 

 

六月頃、黄色の合弁花をつけ、花が落ちると実を結ぶ。

真っ赤に熟れた実は、冷やしてサラダなどに用いる。

 

 

 

 

 

 

最近は、ミニトマトと呼ばれる小ぶりのものに人気があり、家庭菜園でも栽培される。

 

 

 

 

 

 

トマトに夕日が当たり、真っ赤になっていた。

宝石のルビーかと思うほどであった。

 

 

 

 

 

もう一品ワインに欲しとトマト切る

 

 

 

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白鷺

2022-07-29 | 俳句・夏・動物

 

 

 

青空を翔る白鷺眼前に

 

 

 

 

 

 

サギ科の鳥の中で、体が白色のものをいう。

 

 

 

 

 

 

小鷺、中鷺、大鷺の三種があり、小鷺が留鳥、他の二種は渡り鳥。

 

 

 

 

 

 

夏の繁殖期には三種とも混合して林にコロニーをつくる。

 

 

 

 

 

 

青空をバックに、白鷺が目の前を飛んで行った。

 

 

 

 

 

川中の白鷺白を輝かす

 

 

 

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青柿

2022-07-28 | 俳句・夏・植物

 

 

青柿や赤子泣くこゑ窓に洩れ

 

 

 

 

 

 

まだ熟していない青い柿をいう。

 

 

 

 

 

 

渋くて食べられないが、若さをみなぎらせている。

 

 

 

 

 

 

柿の実は夏の間青いまま大きくなっていく。

 

 

 

 

 

 

歩いていると、青柿が生っていた。

その家の窓から赤子の泣く声が洩れてきた。

 

 

 

 

 

青柿の小道選びて入りにけり

 

 

 

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蝸牛

2022-07-27 | 俳句・夏・動物

 

 

用水の苔むす槻や蝸牛

 

 

 

 

 

 

マイマイ類の軟体動物。

陸生の巻貝。

 

 

 

 

 

 

木や草に這い上がり、若芽や若葉を食う。

螺旋形の殻を負い、頭に屈伸する二対の角がある。

その長い方の先に目があり、明暗を判別する。

 

 

 

 

 

 

雌雄同体で、雄の機能と雌の機能を備えていて、雌雄どちらかに成熟して交尾し産卵する。

 

 

 

 

 

 

用水沿いを歩いていると、苔むした欅に蝸牛が張りついていた。

ずっと探していたが、ようやく出会えた。

 

 

 

 

 

でで虫や歩けば喉の渇ききて

 

 

 

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