俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

木五倍子(きぶし)の花

2015-03-31 | 俳句・春・植物




花木五倍子そよぐともなき風なりし



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



キブシ科の落葉低木。

山地に自生する。

三~四月、葉に先立って多数の花穂を垂らし、淡黄色の小花を

密につける。

雌雄異株で、雄株は黄、雌株は緑を帯びた花をつける。






木五倍子咲くうらうらと野を歩ききて



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花見

2015-03-30 | 俳句・春・人事




花人に蹤(つ)きたるわれもその一人



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



桜の花を愛で、楽しむこと。

「花七日」というように、桜は咲いてから七日たつと散り始める。

その短い期間を人々は楽しむのである。







花見客にぞろぞろと蹤いて、桜を見上げて愛でた。

気がつくと、自分も花見客の一人であった。






父の抱く赤子もゐたる花見かな



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

枝垂桜

2015-03-29 | 俳句・春・植物




歩かう会来てゐる枝垂桜かな



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



江戸彼岸から生まれた園芸品種で、枝が長く伸び、垂れたように

なる桜のこと。

細い枝が糸のように垂れるので、「糸桜」とも呼ばれる。

花は白色、淡紅色があり、八重咲きもある。

寺社庭園に植えられることが多い。







ある寺に小旗を先頭にしたどこかの区の歩こう会の人たちがやっ

てきた。

境内の枝垂桜が見事なので、携帯で写真を撮ったりして眺めてい

た。






創建は室町の寺糸ざくら



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初花

2015-03-28 | 俳句・春・植物




午後よりは晴れてきにけり初桜



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



春になって初めて咲いた桜をいう。







「初桜」ともいい、その年初めて桜を目にした喜びがこめられてい

る。







午前中は曇っていたが、予報どおり昼から晴れて青空となった。

初々しい初花が青空をバックに美しかった。






初花を幾たび妻と仰ぎしか



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土佐水木

2015-03-27 | 俳句・春・植物




日を背(せな)に仰ぎてゐたり土佐水木



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



マンサク科の落葉低木。

三~四月、葉に先立って淡黄色の五弁花を穂状に垂らす。

庭木として栽培される。

高知県の山地に自生するのでこの名がある。







土佐水木の高さは二メートルほどあるので、花は見上げるとい

う感じになる。

暖かい日を背に受けながら土佐水木を見上げていた。






土佐水木晴るれば歩きたくなりて



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする