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2022-02-09 | 作家別諸々(ま行)

 

森見登美彦
『きつねのはなし』★★★★


早速ハマった森見登美彦
一気に読破です(^▽^)/

この作品は2006年10月新潮社より刊行された。

平成21年7月1日発行

この西暦と和暦のごちゃ混ぜ表示ってどうなの?
と変なところで細かいわたしは気になる(苦笑)

 

--------(抜粋)

 

「知り合いから妙なケモノをもらってね」籠の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか(表題作)
通夜の後、男たちの酒宴が始まった。やがて先代より預かったという“家宝”を持った女が現れて(「水神」)
闇に蟠るもの、おまえの名は?
底知れぬ謎を秘めた古都を舞台に描く、漆黒の作品集

 

--------

 

題名からコンコンきつね
少々不思議ワールドかなって予測はつく。

舞台が京都となるとまたそこにノスタルジー

全体的にどこかで繋がっていて、ひやりとさせる見えない恐怖
そう日本の底知れない感覚からくる「なにか」
特に暗闇って見えないのに見えたり 錯覚でもなくそう思わせるなにかがある。

「なにか」

その「なにか」は科学で証明されても、恐怖はなくならないのです。

肌で感じる 五感を超える

だから邦画のホラーは嫌いなのよね。
(アメリカの単純な怖さとは違う)

 

最後の『水神』の中間のくどさがなければ★★★★★

 

森見登美彦は出身が奈良県
京大卒もあり、舞台は京都が多いです。
京都好きな方には街並みが浮かぶ描写が読んでいてよきかなと。

 

私的にはいつか再読したい一冊です。


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