犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ローマ字

2024-05-04 23:05:56 | 言葉

 小学3年生の時、国語の授業でローマ字を習いました。

 ひらがなをローマ字で書き表す方法ですね。

 家に帰って、4学年上の兄に言いました。

「英語って簡単なんだね」

「何言ってんの? 英語とローマ字はぜんぜん別だよ」

 兄は中学で英語を習っていました。

 小3の私は、英語とローマ字の区別がついておらず、日本語をローマ字で表せばそのまま英語になると思っていたのです。

 ところで、そのときに学校で習ったのは、「訓令式」のローマ字でした。

 た・ち・つ・て・とを ta・ti・tu・te・to と書き表す方法です。

 でもこれをアメリカ人に読ませると、

タ・チ・ツ・テ・ト

ではなく、

タ・ティ・トゥ・テ・ト

と読んでしまう。

 なので、アメリカ人にとっては、ちは chi 、つは tsu としたほうが、日本語の発音に近い音で読めます。

 それで、地名など、外国人のための表記では、千葉は Tiba ではなく、Chiba などと書くやりかた(ヘボン式)も使われるようになりました。

 日本は長らく、公式には訓令式だけを認めてきましたが、ヘボン式のほうが世の中にいきわたっていることを鑑み、最近、方針を変更したそうですね。ニュースでやっていました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アルファベットといろは | トップ | 山陰便り~鳥取砂丘 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

言葉」カテゴリの最新記事