犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

韓国便り~二日目

2016-05-29 23:23:42 | 韓国便り(帰任以後)
 二日目の夜は、以前も行ったカンジャンケジャン無限リピル(食べ放題)の店。前回は客が少なかったですが、最近は人気が出てきて、入れないこともあるそうな。 幸い、その日は金曜日だったにもかかわらず、それほど混んでおらず、待たずに入れました。 基本のセット(カンジャンケジャン、ヤンニョムケジャンの食べ放題とワタリガニのメウンタン)、1万5千ウォン弱を注文。ケジャンの旬は5~6月だと聞いていたので、期待し . . . 本文を読む
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韓国便り~初日

2016-05-26 23:43:45 | 韓国便り(帰任以後)
 2か月ぶりの韓国です。今回は珍しく仁川空港。ホテルは前回と同じく、仁寺洞の中級ホテル。ここは喫煙可の部屋があるので、ありがたい。 キーを受け取って、部屋に入ってみると、前よりも大きな部屋でした。ダブルベッドのほかにシングルベッドがあり、タオルやバスローブが3セットあるので、3人用の部屋のようです。浴室はバスタブとシャワーが別になっており、大きな窓があって、外の景色を見ながら入浴できます。バスタブ . . . 本文を読む
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ミナミは恐い

2016-05-23 23:56:06 | 大阪暮らし
 土曜日、京都でのミャンマー語のレッスンを終え、京阪電車で大阪に戻る途中、やはり大阪に単身赴任中の娘からラインが入りました。娘の休日は不定期なのですが、この日は休み。大阪でどこか観光に行きたいと言います。「アベノハルカスは?」「いや、都心じゃなくて、自然のあるところがいい」「じゃ海は?」「大阪に海なんてあるんだっけ?」「そりゃあるさ」 調べてみると、りんかいパークという、東京ではお台場のような人工 . . . 本文を読む
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故文玉珠さんの場合

2016-05-20 23:22:47 | 慰安婦問題
 朝日新聞に、「慰安婦問題を考える」という大きな記事がありました(→リンク)。3月の記事(→リンク)に続く、慰安婦問題の検証記事のようです。 とりあげられていたのは、元慰安婦の故文玉珠(ムン・オクチュ)さん。 元慰安婦の証言は、裏付けのとれないものが多いので、その信憑性が疑われたりするのですが、文さんの証言は珍しく部分的に裏がとれています。これはひとえにフリーライターの森川万智 . . . 本文を読む
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猫カフェ

2016-05-17 23:18:54 | 大阪暮らし
 よく行くBarの向かいに、前から気になっていた施設がありました。 猫カフェです。「すぐ前の猫カフェって行ったことある?」 Barのママさんに聞いてみました。「ない。猫嫌いやねん」 娘の勤務が休みの土曜日、娘を誘ってみると「行きたーい」という返事。 夕方、行ってみました。 入ってみると、店は二つの部屋に分かれていました。一つの部屋は猫がたくさんいて、自由に触ったり抱きあげたりできる。もう一つは普通 . . . 本文を読む
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慰安婦と挺身隊

2016-05-14 23:06:49 | 慰安婦問題
 朝日新聞はかつて、「主として朝鮮人女性を挺身隊の名で強制連行した。その人数は8万とも20万ともいわれる」と書き(1992年1月11日付の朝刊)、20年以上経った2014年8月に、その検証記事を掲載しました(→リンク)。 その後、朝日新聞の報道について第三者委員会が検証を行い、同年12月の報告書で「挺身隊として『強制連行』された朝鮮人慰安婦の人数が8万人から20万人」であるかのような説明 . . . 本文を読む
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大阪の物価

2016-05-11 23:02:52 | 大阪暮らし
 大阪に来てすぐに感じたのは、物価が安いこと。 東京勤務時代、昼食はほとんど1000円以上。1000円以下に抑えるためには丼物や麺類にしなければならなかった。 しかし、大阪ではほとんどが800円前後で、ワンコイン(500円)の定食もあります。むしろ1000円以上の店を探すほうが難しい。また、価格表示が税込みなのが嬉しい。東京では「980円」と書いてあっても、税別表示なので、払うときは1000円を越 . . . 本文を読む
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『帝国の慰安婦』、刊行直後の書評

2016-05-08 23:52:39 | 慰安婦問題
 韓国では、『帝国の慰安婦』の著者朴裕河教授に対する集中砲火が激しさを増していて、「批判本」の刊行も予定されているとのこと。 日本では賛否両論ですが、韓国では批判一辺倒の状況です。 しかし、このような状況が生まれたのは起訴のあとの話。3年前、本書が刊行された直後は冷静に受け止められ、好意的な書評も多かった。 一例として、朴教授のフェイスブックに紹介されていた書評(鼎談形式)を翻訳・紹介します。(& . . . 本文を読む
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金富子氏、能川元一氏の『帝国の慰安婦』批判

2016-05-05 23:47:24 | 慰安婦問題
 前回、「研究集会」についての東京新聞土田記者の寄稿記事を紹介しましたが、その中に金富子(東京外語大教授)の批判が載っていました。 金氏は、朴裕河教授が「資料や証言を見る限り、少女の数はむしろ少数で例外的だった」と未成年徴集を「例外的」とみなし、ソウル市の日本大使館前などに設置された「平和の少女像」によって「誤った『少女』イメージが流布した」と主張していることについて批判。「さまざまな記録や調査に . . . 本文を読む
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『帝国の慰安婦』論争

2016-05-03 23:36:16 | 慰安婦問題
 少し前の話になりますが、韓国で裁判沙汰になっている『帝国の慰安婦』をめぐって、東京大学駒場キャンパスで、同書の主張に批判的な学者と擁護する学者が論争する「研究集会」が開かれたそうです。 こちらはそれを伝える東京新聞の4月19日付の記事(→リンク)。土田修という記者の署名記事です。記事の見出しは「朴裕河氏著「帝国の慰安婦」都内で評価めぐり激論」 「擁護派」として名前が挙げられているのは西 . . . 本文を読む
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『帝国の慰安婦』第2版の序文

2016-05-01 23:33:46 | 慰安婦問題
 続いて、2015年6月に出た第2版(削除版)の序文です。植民地のアイロニー1. 惨憺たる心境で本書を出す。 2014年6月16日、本書はナムヌの家の顧問弁護士と所長らによって慰安婦ハルモニ9名の名で告訴された。慰安婦ハルモニの名誉を毀損したという刑事告訴、2億7000万ウォンの損害賠償を求める民事訴訟、そして販売禁止と慰安婦ハルモニへの接触禁止を要求する仮処分申請だった。最初の告訴状で原告側は、 . . . 本文を読む
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