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coppelia rehearsal, marianela nunez



写真は『コッペリア』には直接関係ないが
コヴェント・ガーデンに出ているロイヤル・バレエのクリスマスツリー
絹のポワントが雨に濡れてもったいないくらい
ピンクのバレリーナは美しくて金子扶生さんのよう



今年のクリスマスと年末のシーズンのロイヤル・バレエは、『眠れる森の美女』と『コッペリア』を交互に公演する。

昨日は『コッペリア』のリハーサルで、Marianela NunezとVadim Muntagirovのゴールデンコンビだった。


レオ・ドリーブの3拍子の前奏曲が演奏されるだけで、まだ幕が上がってもいないのに幸福のあまり胸がいっぱいになる。
複雑な筋もなければ、踊りよりもマイムの方が多く、何よりも雨続きで青空をしばらく見ていなくても、嫌なことや辛いことがあっても、舞台の上には常に光が満ちていることを心から言祝げる作品なのである。

Marianela Nunezという全方向100パーセントのダンサーが、おもしろくもくそまじめに演じているのが何よりもめでたい。
恋人フランツがコッペリア(実は人形)に懸想してしまい、おもしろくないスワニルダ...ほろっとするくらいかわいらしかった。


第3幕にいきなり脈絡なく、曙、祈り、仕事、結婚、戦い(ロイヤル・バレエバージョンにはない)の踊りが入っているのに面食らうが、農村の祝祭の踊りなので...わたしはこの場面を見るとパリのセーヌ川にかかっているアレクサンドル3世橋の装飾を思い出す。
時代背景が富国強兵だったからかな?!

結婚の宴でカップルが時の踊りを踊り、こちらも農村の生活のサイクルを言祝ぐにふさわしい踊りだと思う。
Vadim Muntagirovの両足がまるで大時計の美しい針かコンパスのようだった! ブラボー


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