第4071話 おいしいご飯が

2024年05月18日 10時00分00秒 | 読む(小説・物語)

職場で、同じ給料もらってて、

なのに、あの人は配慮されるのに

こっちは配慮されないっていうか

むしろ その人の分までがんばれ、

みたいなの、ちょっといらっとするよな。

分かる・・・高瀬隼子著

「おいしいごはんが食べられますように」

 

人生、そこそこうまくやっている二谷(男性)と、

皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川(女性)と、

上司に媚びることはできないけれど、

仕事ができて がんばり屋の押尾(女性)。

 

二谷と押尾、ふたりの視点から

芦原さんが浮き彫りになるけれど、

芦原さんの一人語り、ほんとのところ が

わからないので読者に嫌われる芦原さん。

この仕掛けが 面白い!

 

芥川賞受賞作。

それ以外の事前情報を知らず、

タイトルに異なるイメージを持って

読んでいたが、ここで こう終わるか!!

ラスト、幕切れの一文が すばらしい。

 

個人的な感想は、明日につづく

コメント
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