弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

どっちが嘘か?と 頭を抱え 「それでもボクは 裁きたい」

2007年01月27日 21時51分33秒 | 未分類
映画「それでもボクはやってない」を見た。
全般的にとてもリアルで素晴らしい出来だった。法廷は私も使っているのと全く同じだったので、本物を借りたのかと思って見ていたら、セットなのだそうだ。
裁判官として最も身につまされ、印象的だったのは、ラストの判決宣告直後の主人公の独白だった。
刑事裁判とは少し様相が異なるが、民事裁判でも原告と被告のどちらが嘘を言っているかを見抜かなければならない事案がある。正解を知っている両当事者の前で頭を抱える場合も。