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弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

裁判放棄の 密約誰す? からきし駄目です 外交は

2008年05月18日 11時32分46秒 | 未分類
日本側の米兵不起訴の「慣行」の淵源は、ここにあったという見方もできそうです。
所詮は、A級戦犯処罰を赦してもらった前歴のある外交の限界でしょうか。
(今日の東京新聞から抜粋)
 日本に駐留する米兵らの事件をめぐり、日米両国政府が1953年に「重要な案件以外、日本側は裁判権を放棄する」との密約に合意し、日本側がその後約5年間に起きた事件の97%の第1次裁判権を放棄していたことが、17日までに機密解除された複数の米側公文書で分かった。
 このうち58年10月2日のダレス国務長官の在日米大使館あて秘密公電などによると、「日米安全保障条約改定に応じるに際し、日本側から裁判権放棄について意思表示を取り付けるべきだ」と秘密合意を公的にするよう提案した。
 これを受け、2日後にマッカーサー大使が岸首相と会談。大使は「53年の秘密議事録を明らかにせずに慣行として日本は裁判権を放棄してきたし将来も同様だと表明してほしい」と要請したが首相は応じなかった。