ジージのドイツ散歩

散歩中に見た物を写真に撮って、記事にしています。

ドイツ風ビールのつまみ 手抜き編 + バカな話

2012-11-30 | 食べ物、飲み物
タイトルが大げさになっていますが、期待しないで下さい。
実は、今日新しい記事を書くつもりはなかったのです。
ここのところクリスマスマーケットの話ばかりだし、
どうしようか、と思ってビールを飲みながら、サーフィンしていました。
そして簡単なつまみを作って食べていたら、ブログの記事にしてしまおう
と思っただけですから。

      僕がドイツに来た頃、ハンブルクには面白い人が
      大勢住んでいました。F女史もそうだし、H氏も
      そうですが、極めつけの人がいます。

      W氏で、彼は70年代初めに某大手商社のパリ駐在員
      だったのです。今ではヨーロッパに多くの日本の会社が
      あり、また駐在員も大勢いますが、70年代初めに
      大手商社のパリ駐在員だった、という事は、エリート中の
      エリートを意味します。しかし何を思ったか、W氏には
      ヨーロッパが面白くなり、なんとドロップアウトしてしまいました。

            英語もフランス語もOK、そして彼はヨーロッパ中を
            さまよい、ドイツが、そしてハンブルクが気に入って、
            居つきました。
            しかし生活をするのにはお金が必要です。
            W氏は美容院のマイスターを目指して、
            マイスター制度の最低ランクから修行を始めました。

以前大事にしていたサボテンです。引越しの時に盗られました


 W氏は、僕がハンブルクに来た時にはもうマイスター
 だった記憶があります。すごいですよね。
 マイスターになっても、しばらくは修行していた
 美容室で雇われマイスターで生活していたのですが、
 ある日、日本人相手に手広く商売をしている人が
 スポンサーになるからマイスターで来てくれ、と言われ、
 しばらく市庁舎近くに美容室を開いていたのです。
 ある時そのスポンサーがW氏に断り無く、もう1人マイスターを
 呼んだので、W氏はそれに怒ってその美容室を辞めてしまいました。

      そしてしばらくの間、失業保険で生活していたのですが、
      ある日僕に電話をかけてきて、
      「○○君、すし屋を始めるけれど、家族で試食に
      来てくれないか?」
      すし屋 えっ
      カニが床屋を始めるのはわかるけれど、
      美容師がすし屋だって?知識がないのに。
      そして家族4人で試食に行ったのですが、
      味は・・・でした。

            その時W氏は僕に、握り寿司マシーンを買ったので、
            巻き寿司だけ自分で作ればいい、と説明してくれました。
            寿司マシーンは結構高かったけれども、絶対元は取れる、
            彼は言いい、そのあとで、
            「だけれどもね、寿司飯だのネタをすっかり用意した
            けれど、全く動かなかったんだよ。
            だからその会社にクレームをつけたら、
            担当者がそんなのは聞いたことが無い、って言うんだよ。
            おかしいと思って話をしていたら、その会社の人が、
            「あのぅ、お客様、電気のスイッチは入っていますか?」
                   
            電気製品はスイッチを入れなければ動かないけれど…
               何しろ、ファックスは、紙が電話線を通ってくる、
               と本気で思っていた人ですから。

さてビールのつまみです。
知っている方もいらっしゃると思いますが
今日、スーパーで久し振りにウィンナーが安売りだった
ので、それを買ったついでにパイ生地も買いました。


適当な長さにします
フォークで刺して、ウィンナーに穴をあけます。


      穴のあいたウィンナーを適当な大きさの生地で巻きます。

      娘夫婦は1年ほど日本に住んでいましたが、
      その時このウィンナーパイ生地巻きを作っていたので、
      パイ生地は日本にも売っているはずです。
      そしてそれをオーブンに入れて焼きます。


さて焼け具合は?




まだちょっと早いようだけれども、待ちきれないから、
残りの3本をオーブンに入れておいて、食べるか




          まだちょっと早かったみたい、でもおいしいな。
          ムシャムシャ、ゴクゴク、ゴックン

僕はオーブンに入れて焼きますが、日本ではどうでしょう?
オーブントースターでも、オーブン機能付き電子レンジでも
いいのではないかと思います。
もうこれを知っている人もきっといますよね。
でも にぴったり

          それでは次回まで  

笑える話 + ちょっぴりクリスマス

2012-11-29 | ジョーク 冗談 笑い話

               今日、仕事は2時まで、そのあと個人的な仕事の予定でしたが、
               昨日の夜にドタキャンが入り、2時で仕事が終わり
               今日も寒かったのですが、さいわい雨が降っていなかったし、
               駅への通り道なので、クリスマスマーケットをちょっとのぞいてみました。

     前回と反対側の入り口です
     

     メリーゴーランド
     

          夜になればイルミネーションがきれいで、にぎやかなのでしょうけれど、
          午後2時頃では人があまりいないですね。
          前回の記事の、サンタさんをクリックしてもらうとわかりますが、
          このサンタさんは木工細工の職人で、右下に猫の絵が書いてある
          木の板が見えます。それに名前も書いてもらえるそうです。
          1枚頼んじゃおうかな

               ハンブルクの四季 冬編、11月14日の記事の中頃に
               登場したF夫婦とは親交があり、残念なことに離婚して
               しまったのですが、F女史とは親交が続いています。
               やはりそれも寒い冬の日だったのですが、僕が彼女を
               訪問したら、キツネうどんを作ってくれたのです
               そして僕はすぐ七味の小瓶に手を伸ばしました。

          我が家にある七味です。昔も同じでした
          

          その他にもこのような七味も
          

          あるいはこういった入れ物もありますね
          

      はっきり違う七味の入れ物だと気を付けるのですが、
      F女史の家にあった七味の入れ物は、我が家の
      七味の入れ物とそっくり。キャップは赤かったけれども
      この様に、キャップのふたが半分開くタイプでした。

          
          もちろんこれはコショウですが。

               そして僕は何の疑いも無く、家にある入れ物と同じだ、
               と確信して、キャップを回して開け、さかさまに
               七味だからまだよかったですけれど・・・
               同じようなことを、アントワープでまたやりました。

     社員食堂でパスタを食べたのですが、コショウを欲しく、
     逆さにして振っても出てこない。爪楊枝があったので、
     それで穴を突付いてから振っても出てこない。
     最後はさかさまにしたまま入れ物の底を、
     空いている手でバシッ
     キャップがパスタの中に
     七味だとまだいいのですが、コショウはちょっと

          F女史は面倒見がいいし、親切なので、
          学生がよく彼女の家に遊びに来ます。
          ある時僕がF女史を訪問すると、M君がいて、
          (ケンタッキーおじさんの話を教えてくれた人です。
          11月21日の記事を参照してください)
          F女史が紹介してくれました。
          そして僕が自己紹介すると、M君は
          「しめた
          普通、初めて会った、それも年上の人に
          「しめた 」と言いますか?
          まあ専門が同じだったこともありますが。

               彼は僕より1回り下の で、
               いい人間で楽しかったから、その後仲良くなりました。
               でも彼はその「しめた 」事件を
               憶えていないそうです。

     笑ってはいけないと思うのですが、悪いとは思っても・・・
     実は、M君は、ハンブルクに来た直後、
     右側通行だということを忘れて
     バスにはねられたのです。
     彼いわく、
     「病院で生きたドイツ語を勉強できました」
     だそうです。看護師に教わったのかな

          その話には後日談があって、ある時、新しい学生の
          A君と、F女史のところで会いました。
          A君も僕と専門が同じですが、突然F女史が、
          「そういえばもう帰国したけれど、昔、ハンブルクに来てすぐ
          バスにはねられた人がいたわね」
          「あのぅ、その人、僕の先生なんです」
          ダーッ

               その後M君とは仕事も何度か一緒にしたし、
               僕が一時帰国をした際に泊めてもらったことも
               あります。

     彼の家の近くに住んでいるおばあちゃんが、
     天気のいい日曜日になると、自作の物を並べて
     ガレージセールをするんです。まあ見てください

     
     きれいですよね

     

     

          実物を見ると欲しくなりますが、ドイツに持って帰るのは
          難しいと思ったのであきらめました。

               僕は日本との連絡、データ交換、そして
               チャットにスカイプを使っています。
               電子メールの添付ファイルだと、MP3データは
               大きすぎて送れませんが、スカイプだと可能です。
               双方スカイプアカウントを持っていれば、
               テレビ電話もタダですから。

     そのM君と3年ほど前、日本で一緒に仕事をした時、
     大阪から東京に戻る途中、東名のサービスエリアで、
     写真を撮ってもらいました。
     海も、富士山も見えるので撮ってもらったのですが、
     そのデータをスカイプで送ってくれて、タイトルが、
     「老人と海、そして富士」
     グッゾー

          スカイプは便利ですよ。長電話してもタダですから。
          そういえば、半分チャット仲間で、
          仕事仲間のUさんという女性がいます。
          ある時なぜそうなったのか憶えていませんが、
          フォーククルセダーズの、“帰ってきた酔っ払い”を知らない、
          と言うので、MP3データを彼女に送ったのです。
          そしてしばらく経ってから、
          「○○さん、神様って大阪弁なんですね!」
          別にどうでもいいけれど・・・ 
          フォークルは京都じゃなかったかな

              ドイツの自動販売機、それから定期券を買うシステムは最悪です。
              券売機はドイツ人でも理解できないことがあるし。
              で、昨日、お昼に少し時間が出来たので、
              仕事場からハールブルク駅へ。
              その駅は主要幹線の駅でもあるので、定期が買えるのです。
              帰りに駅と仕事場の途中にある“フェニックスセンター”と呼ばれている
              ショッピングセンターに寄って、少し写真を撮りました。
              以前大きなクリスマスツリーの写真を載せたことがありますが、
              そのショッピングセンターです。

     今回はイルミネーションで輝いています
     

     2階から見下ろしました
     

     2階からの眺め
      

          僕は、ドイツに留学しろ、と言うのではありません。
          ワーホリ(ワーキング・ホリディ)というシステムを取っている
          国があり、ドイツもそうです。僕の息子はワーホリで、
          オーストラリアに行きました。

               年齢制限は国により違うようですが、1年間労働ビザ付きの
               滞在が許可されます。その国内でどう生活するかはその人次第。
               僕は日本の若者に、どんどん外に出て欲しいと思います。
               もしドイツの大学に入りたい人がいるのであれば、
               公立大学は学費がかかりません。
               ドイツで勉強したい方がいらしたら、喜んで手伝いますので。

                    今日もジージのブログを訪問いただき、
                    ありがとうございました。
                    どうぞお気軽にコメントください。

                    では次回まで  

オジンギャグ vs クリスマス

2012-11-27 | ジョーク 冗談 笑い話

                    今朝はとてもいい天気でしたが、
                    仕事が終わり近くなったら
                    雨が降り始めました
                    これはイヤミとしか思えん

                    雨がまだ降っていない時に仕事場をちょっと抜け出して、
                    クリスマスマーケットの様子を見に行きました。



     クリスマスマーケットの入り口です。

     さて、11月21日の記事に登場した“悪の十字架”の作者、
     H氏ですが、彼の名誉のために書くと、
     仕事の出来る人間なのです。
     ハンブルク大学在学中はドイツ語学を研究していたのですが、
     バイトをしていた先の日本企業に気に入られて、現地採用、
     現在は日本に住んでいます。

          H氏は、日本で勤め始めた頃に時々手紙を書いてきて、
          (その頃、E-メールはありませんでした)
          「使えないヤツばかりだ。わからないように、
          毎日ドイツ語で悪口を言っている」
          まあ愚痴の手紙がほとんどでしたけれど、
          やがて結婚したらまるで音沙汰がなくなりました。
          薄情者め

               そのH氏が、新作日本昔話を作ったと書きましたが、
               今日はその中の1つ、新作“花咲か爺”です。

     ある時、悪いお爺さんは、隣に住んでいるお爺さんが、
     飼い犬のポチに教えてもらい、大判小判を掘り当てたのを見ていました。
     悪いお爺さんは、自分も金持ちになりたかったので、
     隣のお爺さんがいないスキを狙って、ポチをつれてこようとしました。
     しかしポチは足を踏ん張って一歩も動かず、そして言いました
     「放さんか、ジジイ!」

          駅と仕事場の間にある商店街、歩行者道路です。
          
          雨だということもありますが、やはり都心とは違って寂しいですね。

          新作昔話は他にもあるのですが、このブログに
          ふさわしくないと思われるので、H氏の他の作品です。

               野うさぎの捕まえ方
               野うさぎは危険を感じると、自分の巣がある穴に逃げ込みます。
               捕まえようと思ったら、“ウサギー”と大声で追いかけ、
               巣のある穴の前で、また大声で“ウサギー”
               それから声を小さくして“ウサギー”
               声をだんだん小さくして、最後は何も言わないようにしていると、
               ウサギは“ああ、いなくなったな”と思って穴から出てくるので、
               そこを捕まえるそうです

     野うさぎは危険を察知するのが速いんですよね。
     そしてシッポを上下に降って逃げるのですが、
     シッポの裏側が白いので、白いシッポが
     チラチラ見えてかわいいんです。
     でもそれは、仲間に危険を知らせる合図だそうです。
     僕の住んでいる近くにもウサギ穴があるのですが、
     いまだに写真を撮れないでいます。
     今度大声で怒鳴る手を使ってみようかな

     仕事場近くのショッピングアーケードで、歩行者道路に面しています
     

          クマの捕まえ方。
          クマにはウサギと同じ方法を使えないので、
          頑丈な木の枝に、大きな石を結び付けてぶら下げ、
          その石の真下に蜂蜜を置きます。するとクマは、
          蜂蜜を食べたいので、石をユッサユッサと揺すり、
          石が大きく振れて、蜂蜜が見えるようになると、
          クマは蜂蜜を食べようとして頭を前に出すのですが、
          そこに石が反動で戻ってきてクマの頭に命中・・・
          他にもメダカの捕まえ方とかあるのですが、どうも・・・

               発想が自由というか、いい加減というか
               しかし憎めない人間です。

     ドイツの高速道路、アウトーバーンは無料のため
     料金所がありません。
     そのせいで、時々逆走する車があります。
     僕の交友関係、ドイツ人、日本人を合わせて、
     H氏はアウトーバーンを逆走した、ただ一人の人間です

          「工事中でさぁ、矢印の方向に走っていったら、
          対向車が来るんだよ、驚いたな~
          驚いたのは正しく走っている人だったと思うけれども・・・
          ドイツで車を運転していると、何が起こるかわからないため、
          僕は対人3億、対物無制限という保険に入っていました。
 
     アーケードの2階です
     

               仕事を終え、このショッピングアーケードで何枚か
               写真を撮ったあと、クリスマスマーケットがどうだか
               見に行きました。
               小雨も降っているし、11月の平日だったため、
               人手があまりなくて閑散としていたのですが、
               それでも掘り出し物がありました。

            サンタの衣装ですが木工細工師です

            こっちは作品 クリックしてください

     木に鉛筆で絵を描いて、その通りに焼いていくのです。
     サンタさんの右にニャンコも見えます

               焼きソーセージの店です
               

               今日はほとんど客がいませんでしたが、
               天気のいい週末になるとおそらく満員でしょう。
               テイクアウトも出来ます。

     中央に2種類のソーセージがあって、
     手前にフライドポテトが見えます。
     ソーセージとフライドポテトの間にあるのはザウワークラウト、
     酢漬けキャベツです。
     しかし換気扇はデカイ!
     写真を撮っていいかどうか聞いたのですが、心なしか
     緊張しているように見えませんか?

          小雨が降っていて残念でした。
          そのうち都心のクリスマスマーケットを見てきます。

                    今日もジージのブログを訪問いただき、
                    ありがとうございました。
                    どうぞお気軽にコメントください。

                    では次回まで  

ドイツのビール 最終回

2012-11-25 | 食べ物、飲み物

                    今日のハンブルクはどんよりと暗く、時々雨。
                    霧も出ていて、時々霧笛が聞こえます。
                    このような日は買い物に行く気がしないですね。
                    春、木々が芽を吹き、花が咲いていると、
                    買い物に行くのもルンルンなのですが。
                    週末にビールがなくなるのは寂しい、いや耐えられないので、
                    気力を振り絞って買い物に行きます。

     そうそう、キヨスクを除いたドイツの商店の営業時間は、
     ここ10年来長くなり、朝7時~22時まで許可されています。
     しかし日曜、祝日は、キヨスクと特別な例外を除いて許可されて
     いないため、土曜日に買い物を済ませておかなければなりません。
     レストランは開いていますけれども。

          今日はヴァイツェンビール(ヴァイスビール)の話です。
          これは南ドイツに多いですね。
          ヴァイツェンビールは、他のビールが大麦の麦芽から
          醸造されるのに対し、小麦の麦芽から醸造されるのです。
          好みは千差万別なので、ニュートラルなことを言いますと、
          少し酸っぱく、そしてさっぱりしています。
          僕は南ドイツに行くとこのビールを飲みますが、
          自宅にいる時はめったに飲みません。

          フランチスカーナーヴァイスビールです
          
          左がドゥンケル(こげ茶色)、右が普通のヴァイスビールです。

          エアディンガーヴァイスビール 価格も見えますね
          

               0,5リットルで85セント、90円くらいですか。
               ドイツは何しろビールの価格が安いので、僕のような
               ビールファンにはうれしいですね

     ミュンヘンで、ビアホール、あるいはビアガーデンで
     ビールを頼むと、特別に言わない限り、フォルビール、
     あるいはエキスポートと言われるタイプのビールが
     出てきます。
     これはピルゼナータイプと違い、すっきりしていて
     飲みやすいですね。切れ味のいいビールを飲みたい人
     には物足りないかもしれませんが、南ドイツで
     ピルゼナービールを注文する人は まずいません。
     それにこのビールはて全く苦くないので、
     女性にもOKです。

          ミュンヘンには“マース”という分量の単位があり、
          1マース=1リットルです。
          ミュンヘン、暖かい夏のビアガーデンでは、
          女性が南ドイツの民族衣装を着て、
          マースビアジョッキを運びます。
          これは南ドイツだからこそですね。
          ではミュンヘンのビールだけではなく、少し寄り道を。



               ニンフェンブルク宮殿です。
               歴史的なことは残念ながらわかりません。



     皆様ご存知の、ノイシュヴァンシュタイン城です。

     撮影者がよくないので、ご勘弁を
     これはバイエルン州シュヴァーベン地区にあり、
     バイエルン王ルードヴィッヒ2世によって建てられました。

          ではミュンヘンをあとにして、
          ケーストリッツで醸造されている黒ビール。

          

               文豪ゲーテは黒ビールの愛好者だったようです。
               これは好みの問題ですが、僕個人としては、やはり
               ピルゼナービールが好きですね

     
     北ドイツ フレンスブルクのビールです

     見ておわかりになると思いますが、普通の
     栓は使われていません。

     これは裏側から撮影しました
     

          わかりにくいかもしれませんが、ビンの両側にある
          リングのようなものを、ビンを掴み、両方の親指で
          押すと、ポン という気持ちのいい音がして開きます。
          この栓の便利な点は、注いだ後で再び栓を出来ることですが、
          まあすぐ飲み終わっちゃいますからね。

     フェルティンス 飲みやすいビールです
     

     ビットブルガービール
     
     価格も見えます。0,5リットルで75セント

     ケーニッヒピルゼナー 1/3リットルビンです 
     

     イェーファーピルゼナー 通のビールです
     

          このビールは切れ味のよさが売り物で、
          女性向とは言いかねます。

               最後にこのビール ベックスです
     

               ブレーメンで醸造されていて、ドイツ中にいきわたっています。
               ラベル中央にカギの紋章がありますが、
               これはブレーメンの紋章です。

               余談ですが、ハンブルクの紋章は港の門で、
               世界の港、ハンブルクを象徴していますが、
               ブレーメン人は、でもブレーメンが鍵を握っている、
               と言ってはばかりません。
               ブレーメンとハンブルクは、昔対抗意識があったので。

               最後は少し駆け足でのビール紹介になってしまいました。

                    今日もジージのブログを訪問いただき、
                    ありがとうございました。
                    どうぞお気軽にコメントください。

                    では次回まで  

ドイツのビール その2 + 魔のビール三角地帯

2012-11-24 | 食べ物、飲み物

                    前回は北ドイツでよく飲まれる
                    ピルゼナービールの話をしました。
                    その外にもボックビールというこってりした、
                    やや甘めのビールもあります。
                    ベルギーのデューベルビールに味が似ていますね。
                    11月13日の記事を参照してください。

          これはベルギーのビール、デューベルです
          

     ドイツで普通に飲まれているピルゼナータイプの原型は
     前回も書きましたチェコ、ピルゼン地方のレシピに拠ります。

          チェコの ピルゼナーウアクベレ おいしいです
          

          やはりチェコのブドゥバイザー
          

          アメリカのビール会社がこのブドゥバイザー社のレシピで作った
          ビールがバドワイザーですが、それは飲みたくないですね

               僕がドイツに来て、驚いた中の1つに、ビールの会社、
               種類が日本と比較にならないほど多い事です。
               僕はアホなことに、飲んだビールの表、裏のラベルを
               はがして、スクラップしました。
               よせばいいのにコメントも書いたのです

     そして半年後、150本以上違うビールのラベルが
     集まってしまい、この先どれくらいラベルが集まるか
     わからないので断念しました。
     続けていたらどうだったでしょうね
     ある日そのスクラップを日本から来た僕の友人に見せたら、
     「○○さん、これって売れますよ
     僕は自分のバカさをスクラップしているようで
     イヤだったけれど・・・

          僕は以前、グループ単位で仕事をしていました。
          もちろん中にはあまりチームを組みたくないような人も
          いますけれども、合わせる顔はいつも大体決まっています。
          ある仕事のあと、一緒に働いていて気持ちのいい仲間、
          B.Jが僕に、
          「次のバンベルクの仕事に人を探しているけれど、これは
          お前にぴったりだから、何も聞かずに“ヤー”と言え」
          “ヤー”はイエスで、何だかわからないままOKしました。
 
               その仕事に行く途中、列車の中でD.Rとも出会い、
               彼とは何度も一緒に仕事をしていて、
               やはり気の合った仲間です。
               列車がバンベルク駅に着くとB.Jが迎えに来ていました。
               そしてひと言、
               「まずミーティングだからな」
               D.Rもそんなことを聞いていなかったし、
               僕は話がちょっと違うと思い、D.Rと顔を見合わせていたら、
               行った先はなんとビアガーデンだったのです

     楽しく仕事をすると出来もいいですからね。
     泊まったホテルでその地方のビールを飲むと、
     今まで飲んだことのないメルツェンという種類で、
     しかもおいしかったのです。
     そしてそのタイプのビールが、この辺り一帯で醸造されている、
     と後で聞きました。
     夕飯のあと、近所を散歩すると、飲み屋があちこちにあるんですよね。
     それも飲み物は裏で醸造しているメルツェンビールだけしかないけれど、
     それがめちゃんこおいしいし、大ジョッキで200円くらい
     飲み終わって外に出て、さあどっちに行こうかと思ったら、それが
     どっちでも同じなんですね。右でも左でも、50メーターほど行くと
     次の飲み屋が、そしてやはり醸造所付き

          僕にはその辺りがすっかり気に入ってしまい、
          バンベルク出身の人に聞いたら、バンベルク=
          ニュルンベルク=バイロイトの80km三角区域内に
          公認の醸造所だけで340以上あるそうです。
          ちょっと地図を見てください。クリックで大きくなります。

          ドイツ全体→ 

          この三角地帯→ 

               僕はこの三角地域を、魔のビール三角地帯と名付けました

               この辺一帯は、フランケン地方のスイスと呼ばれています。
               フランケン地方はワインでも有名ですが、それは別の機会に。
               さっそく夏に家族で休暇旅行を計画しました。
               ビールのためだけじゃないですよ、景色もいいですから

     その辺りには、まだ中世の趣というか習慣が残っていて、
     アウトーバーンや近代化された国道は別にして、
     旧街道の両側は果実のなる並木道なのです
     僕たち家族がいた時に、リンゴや梨にはまだ早かったですが、
     さくらんぼは完熟していて食べ放題。
     聞くところによると、中世からの習慣で旅人が飢えないように、
     木になっている果実はいくらでも食べていいそうです。

          景色はいいし、食べ物も安く、そこで1週間の休暇をして、
          総計千マルクにいきませんでした
          マルク時代で、換算して約12万。
          ハンブルクからのガソリン代も込みです。
          休暇用マンション、約80平米が1週間で400マルク。
          自炊は朝食だけで、他は全て外食、育ち盛りの2人の子供も、
          親も、食べたいだけ食べました。
          信じられないですよね
          希望者が多かったら、魔のビール三角地帯ツアーを計画しようかな

               話がずいぶん脱線したな~ 何だっけ?
               そうそう、ビールですね。
               ピルゼナーやヴァイツェン(小麦の麦芽で醸造)は
               広域で醸造されますが、ある都市の近辺でだけ
               醸造されるビールもあります。
               前回のケルン近辺でだけ醸造されるケルシュがそうですね。
               その他にデュッセルドルフ地域でよく飲まれるアルトビール、
               バンベルク近辺にある燻製ビール。
               これはマジで、ビンを開けると煙が出てくるのです
               そしてビンを擦ると・・・
               大男は出てきません

     まあ、冗談はそこまでで、ドイツには修道院が多く見られ、
     そこでは自給自足が前提になっています。そのため、修道院は
     広い土地を持っていて、野菜、果物は自給、あるいは売られます。
     修道士と言えども金がないと食べていけないので、そのためには
     色々な手段があり、ビール醸造所もその一つです。

     アンデクス修道院のビール
     

          これもそうです
          

          両方ともボックビールで、上がヘルといわれる普通の色、
          下はドゥンケルといわれる濃い茶色です。
          このビールは結構人気があって、アンデクス修道院の
          いい収入源ですですね。

               今日の写真のビールは、ベルギービール以外、
               ハンブルク市庁舎向かいにあるEDEKAという
               スーパーで撮らせてもらいました。
               もしどなたかハンブルクを旅行なさって、中央駅、
               市庁舎近辺を歩くのであれば、このスーパーをお薦めします。

     ケチな言い方ですが、ミネラルウォーター1本でも、
     日本と違ってキヨスクはものすごく高いのです。
     ビン、缶、ペットボトルのほとんどには保証金が、それもかなり
     高額な保証金がかかっています。缶、ペットボトルは25セント、
     ビンは少し安くて、8セントか15セント。
     そのスーパーには保証金自動返却機が設置してありますので。

               何とか今日でビールの話を終わらせようと思ったのですが、
               やはりダメでした。したがって、次回もまたビールの
               話ですね。
               今日の話は昨日の続き、今日の続きはまた明日
               ↑このフレーズを知っている人は年が分かる

                    今日もジージのブログを訪問いただき、
                    ありがとうございました。
                    どうぞお気軽にコメントください。

                    では次回まで  

ドイツのビール その1 +笑い話

2012-11-23 | 食べ物、飲み物

                    さて、今日はビールの話です。
                    ビールを飲まない方には面白くないかもしれませんね。

     北ドイツで多く飲まれているのは、ピルス、または
     ピルゼナーと呼ばれ、チェコ、ピルゼン地方のレシピを
     使っていて、日本ではラガービールですね。
     他の種類のビールは違いますが、ドイツ人は、
     このピルゼナービールをあまり冷やしません。
     日本人はビールをカリカリに冷やして飲みますが、
     そうすると味がわからなくなってしまいます。
     冷蔵庫の温度だとビールには低すぎですね。

          日本人は出来るだけ泡をたてないようにビールを注ぎますが、
          ラガービール(ピルゼナービール)の場合、わざと泡をたてて、
          泡がおさまるのを待ってから、また泡をたてるように注ぐのを
          繰り返すと、苦い部分が泡に含まれてしまうので、
          泡を飲まず、ビールだけ飲みます。
          1度試してください。苦くなくないし、味をはっきり感じます。

               ワインは、買ったその日に飲まないで、
               2~3日寝かせておいてから飲むとおいしくなる、
               と言いますが、それはビールにも当てはまると思います。
               運んでいる時間が長くなるとまずくなる、と言って、
               遠い地方には売らない醸造所もあるくらいですから。
               買い置きが一番です

             
             この2本はケルン近辺でよく飲まれている、
             ケルシュという種類のビールです。

     ケルンには以前よく仕事に行き、イギリス人の友人宅に
     時々泊まらせてもらいました。
     これは彼から聞いた話です。
     イギリス、サッチャー首相がケルンを訪問することなったとき、
     サッチャー首相はビールが好きなので、ケルシュ造りのマイスター
     たちに上から、最高のケルシュを提供しろ、とのお達しが出て、
     マイスターたちは協力し合って、自分たちが、最高だと思える
     ケルシュを醸造したそうです。
     そしてサッチャー首相がケルンに現れて、ケルシュを飲みました。
     マイスターたちはお褒めの言葉を期待していたのですが、
     彼女はひと口飲んだ後、
     「ノー、サンキュー」だったそうです
     マイスターたちの面目丸つぶれですね

          ドイツでは、多くのスーパーチェーンがオリジナル
          ビールを売っていて、協定価格であるかのように
          小売価格は同じ、6本入りパックで1ユーロ69セント、
          180円くらいですか。

             
             これは僕がよく飲むオリジナルビールです
             まあ特別おいしいわけではありませんが、ごく当たり前の味です。

               ドイツには、日本のように、何か独特のものを食べられる、
               とかおいしいつまみがある、とかいった飲み屋はありません。
               レストランは別ですが、飲み屋はただ飲むだけの場所ですね。
               僕は最近飲み屋に行くことがほとんどなくなりましたが、
               以前は仕事でドイツ中飛び回っていたため、仕事が終わると
               よくビールを飲みにいきました。これはその時の話です。

     夜の9時頃だったように記憶しているし、またなぜか、
     僕の仕事仲間はいませんでした。それに、ドイツでは、
     ほとんどの飲み屋は生ビールが主流なのですが、その店は
     なぜかビンビールだけだったのです。
     僕がビンからコップにビールを注ぎ始めたとき、同じテーブル、
     僕の向かいに座っていた60半ばくらいだと思われる女性が、
     突然僕が注いでいるビールの泡に、人差し指をかざすように
     突っ込み、そして、
     「ねっ、こうすると泡があふれないのよ」
     これは僕のビールだよ~ ねぇ、指、きれい?

          ドイツ各地では色々な種類のビールが醸造されて
          いますが、大きく分けると北ドイツ、中央ドイツ、
          そして南ドイツのビールに分ける事ができますね。
          そして多くの都市、町に地ビールがあります。
          僕のふるさと ハンブルクにも地ビールがあり、
          醸造所の正面がバーになっていて、
          そこで飲むことができます。
          でも地ビールの紹介をしていると、
          いつまで経っても終わりません。
          ですので、おらがビール、ハンブルクに醸造所のある
          ビールを紹介したいと思います。

             ぶなの木の樽で醸造してあるビールです
             

     近代的な醸造所は、ステンレスの醸造樽を使い、
     PCを使って温度や寝かせる時間のコントロールをしますが、
     このビール、ドゥックシュタインは、ぶなの木の樽で醸造するので、
     独特の味がしておいしいのですが、管理が難しいため、
     かなりの値段です。
     以前、このビールは飲み屋でしか飲めなかったのですが、
     15年ほど前から酒屋でも買えるようになりました。
     それでも他のビール価格の倍以上しますね。
     ハンブルク人はこれを“誇りの価格”と呼んでいます。
     目で飲むビールがあるとしたら、このドゥックシュタインがそうですね。
     きれいに透き通った薄い茶色で、香もあるし、幸せな気持ちになります
     写真でもわかるように、検査番号も書いてあります。

             次はこれ、ホルステンビールです
             

          このビールはハンブルク空港にも出ているし、
          また他国の空港でも買うことができます。
          苦味が効いて、通のビールと言われていますが、
          僕はあまり好きではありませんね。
          経営が上手なので、多くのビール会社を併合しました。
          僕がイギリスで仕事をして、その後の仕事が北欧だったので、
          ヒースロー空港でこのビールを缶でワンケース買いました。
          スカンジナビアではお酒もタバコも高いですからね。

               後日談ですが、最後の仕事を終えて、
               ハンブルクに戻る時、このビールが5缶ほど
               残ったのです。捨てるのはもったいないので
               旅行トランクに入れて、コペンハーゲンから
               飛びたちました。
               家に戻ってトランクを開けると、どうやら
               トランクの中の仕切りが尖っていたため、
               そこにビールの缶が当たって穴が開いたらしく、
               トランク中ビールだらけ

             最後にこのビール、アストラです
             

     ハンブルク、サン・パウリ地区(港の近く)に醸造所があり、
     サッカーチーム、FC St.Pauli のスポンサーです。
     ドイツのサッカーの話はいずれするとして、このチーム、
     FC St.Pauli は強いのだか弱いのだかわからない
     チームですが、熱烈なファンが大勢います。
     トレードマークは



          このチームは、1部リーグと2部リーグを行ったり来たりで、
          ひどい時には3部リーグにまで落ちます。
          このチームと、ハンブルクのもう一つのチーム、HSVの試合は
          ハンブルクダービーと呼ばれ、ファンを熱狂させます。
          時には熱狂しすぎたファン同士が喧嘩を始めることも

               次回はドイツのビール その2です。

                    今日もジージのブログを訪問いただき、
                    ありがとうございました。
                    どうぞお気軽にコメントください。

                    では次回まで  

ジージのビール休憩 + クリスマス

2012-11-22 | ジョーク 冗談 笑い話

                    妹からアドベントクランツの写真があっても、
                    それがいったい何を意味するのか、 
                    日本人にはわからないかもしれないので、
                    説明をする方がいいのではないか、という
                    指摘をもらいましたので、
                    まずまじめな方からスタートします。

     アドベントとは、キリストの降臨を待つ期間のことで、
     日本語では待降節(降臨節)ですね。
     日本で言うクリスマスは、
     Crist's mass (キリストのミサ)から来ていて、
     実際にキリストの誕生日がいつであるかは不明ですが、
     12月25日をその日とするのが、現在では普通になっています。
     正確に言えば降臨日ですが。

          そして人々はアドベントの期間、
          キリストの降臨を待って、
          祈りをささげるわけです。
          アドベント・クランツ = クリスマスリースです。

     
     クリスマスリースです

               そしてクリスマスリースには前回書いたように、
               第1アドベントに1本のローソクに火が燈され、
               第2アドベントには2本、と人々はキリストの
               降臨を待ち望む期待を大きくしていくわけですが、
               だいぶ商業政策としても使われていますね。

     スーパーにはサンタチョコやアドベンツカレンダーが並びます。
     これも日本で売られているようですが、クリスマスらしい絵に、
     1~24までの番号が書かれていて、12月1日には番号1を
     めくると、中は小さな箱になっていて、そこにチョコが入っています。
     そのようにして、12月2日は2番、3日は3番と、クリスマスイブ
     までめくっていくのです。子供用ですが、歯もちゃんと磨かないとね。

          そしてクリスマスイブにはキリストの降臨を待って、
          家族で静かに祈りをささげます。
          クリスマスも家族だけで過ごして、贈り物交換です
          これも商業政策ですね。色々な会社はここぞとばかりに、
          高価な物、普段あまり売れないような物を宣伝します。

               ドイツではうれしいことに、不思議ですが、26日も
               第2クリスマスデイで祝日
               ドイツ人は勤勉だ、と思っていたけれどもな~~

     子供たちにはサンタさんが、イブの夜にプレゼントを
     持って来てくれることになっているは、世界的な傾向
     だと思いますが、ドイツでは12月6日が、祝日ではありませんが
     サンタの日です。それと、日本のナマハゲと同じように、いい子には
     プレゼントを、悪い子は何ももらえないそうです。興味深いですね。

     
     サンタも忙しいからな~
     ネットからパクリました。所有権のある方は連絡ください。

          余談ですが、このサンタの日、僕の仕事場では
          11時で仕事は打ち切り、
          14時までクリスマスパーティです

               さて、前回の話の続きです。

               僕はあの5リットルのビール樽を使って、
               税関吏を驚かすことに成功しました。
               そしてそれを友人のM氏の家に持って行き、
               一緒に飲みながら、税関の話をしたのです。
               M氏は、ビールがおいしいと言って喜んでくれたのですが、
               その他に、「バカだな~ 関税がかからない、と言われたら、
               そのまま放っておけばよかったのに」 
               え~ 僕が税関吏の驚く顔を見たかった、と言うと、
               M氏は冗談がわからない、と言っているように聞こえるので、
               それはしませんでした。

     これはビールの話ではありません。
     そのM氏のお宅によく来る、K君のことです。
     僕は日本に帰国すると、PCの部品やらソフトをかなり買うため、
     ビックカメラのポイントが3万以上貯まっていました。
     僕は日本酒も好きで、銘酒と呼ばれているお酒のほとんどを
     飲んだ事がありますが、幻の酒、と言われている
     久保田酒造の “万寿” は飲んだ事がなかったのです。
     ですから時々“万寿”を探したのですが、
     ある時渋谷のビックカメラのお酒コーナーを見ると、
     なんと “万寿” があったのです
     価格は驚くなかれ、3万
     でもポイントが貯まっていたので、お金を支払わなくても済みました。

          そして“万寿”を持ってM氏宅へ。
          M氏は日本酒ファンでもあります。
          M氏宅で万寿を飲み、やっと希望が達せられたのですが、
          僕とM氏のコメントは、おいしいけれど、3万出す気には
          ならない、でした。
          そこにK君がやってきて、一緒に万寿を飲み、
          彼もおいしいと言ってくれたのですが、コメントがあって、
          「○○さん(僕のことです)、久保田は万寿より千寿の方が
          おいしいという評判ですよ」
          あのねえ、そういう話は買う前にしてくれよな 
          千寿の正確な価格は記憶していませんが、
          3千円前後だったような記憶があります。

               僕の仕事場のある地域は、ハンブルク・ハールブルク
               と呼ばれていて、以前は独立したハールブルク市で、
               市政も違ったのですが、現在はハンブルク市に含まれます。

             
             これはハールブルク市庁舎です

     仕事場から家に帰る駅に向かう途中に建っています。
     昨日まで、ここに大型コンテナが運び込まれて、
     クリスマスマーケットの準備が盛んでした。
     クリスマスマーケットには大型屋台が並び、焼きソーセージ、
     温かいワイン(グリューワインと呼ばれます)、などがあり、
     もちろんビールもあります。

          大型プレハブみたいになっているので、
          ビアホールもあるかもしれませんね。
          クリスマスマーケットの始まりは23日の金曜日
          とポスターに書いてありました
          そのうち写真を撮って、ブログに載せますから、
          期待していてください。

               本当は、少しビールの話と、それにまつわる
               笑い話を書こうと思ったのですが、
               今日は少し風邪気味なので気力が続きません。

                    今日もジージのブログを訪問いただき、
                    ありがとうございました。
                    どうぞお気軽にコメントください。

                    では次回まで  

ジージのビール休憩 + 笑い話

2012-11-21 | ジョーク 冗談 笑い話

                    ここのところ、ハンブルクは日が短くなったし、
                    どんよりとした曇りの日が多いので、
                    なんとなく気持ちが晴れないですね。

     今日は日の出が7時56分、日の入りが4時15分でした。
     目覚ましが鳴って、起きた時に暗いと、起きる気がしなくなります(笑)
     コーヒーを淹れて、ゆっくり一服して(悪い習慣ですね。でも僕は台所でしか
     タバコを吸いません。寝室も、応接間、と言うか仕事部屋も禁煙です)、
     のんびり朝食をしているうちに少しずつ明るくなってきます。
     冬至になったら、電車に乗っている間に明るくなってくるでしょう。

          夏は反対に、夏至の前後は朝4時前には明るいし、
          夜は10時を過ぎてもまだ明るいですから。
          それを聞いたある日本人が、
          「じゃあハンブルクは暑いんですね」
          北極の夏は白夜で、日が沈まないんだけれども・・・

     
     お母さん、寒いよ~

               昨日のうちにブログを準備しようと思ったのですが、
               なかなかアイディアが浮かびませんでした。
               で、よく見に行くブログを書いている方が、佐野元春さんの
               ファンで、すべてはうまくいかなくても、を何度も聴いている、
               と書いてあったので、アイディアもないし、You Tube へ

     まず“うまくはいかなくても”を聴いて、サムデイ→
     ガラスのジェネレーション → ・・・いいな~と思って
     サーフィンが続き、そのうち彼がギターを演奏しているので、
     いつの間にか長谷川きよしなり、 を飲んでいたせいもあり、
     ブログを準備する気がすっかりなくなって、休憩の日に

          最後は吉田拓郎になりました。
          僕は吉田拓郎が好きで、つま恋2006のライブ、
          中島みゆきとの競演、永遠の嘘をついてくれ、を聴き、
          仕上げはやはり僕の大好きな、今日までそして明日から
          です。2曲ともつま恋2006のライブです。
          僕は長い間精神的に病んでいたせいもあるし、過去もダブって、
          この2曲を聴いていると涙ポロポロなんですよね

               しめぼったい話は無しにして、このライブ中継を
               何度も聴き、見ているはずなのに、昨日初めて
               気付いた事があります。それは、バックのオーケストラの
               指揮者が棒を振りながら歌っているんだよね~~
               永遠の嘘・・・で、中島みゆきが出てきた後、それから
               今日まで・・・では最後の方です。指揮者も乗っているんだな~

     ハンブルクは、と言うよりドイツはクリスマスの
     準備に大忙しです。
     クリスマスマーケットは着々と準備が進んでいるし、
     花屋の店先にはアドベント・クランツの自作用飾りが
     並んでいました。

     

     日本にもありますね、クリスマスリースです。
     これはネットからパクッたのですが、なぜローソクが1本だけ
     色が違うのかわかりません。
     ローソクをもっと太くしてもいいし、また中心に別の太いローソク
     を立ててもかまいません。中心のローソクはいつ燈してもいいのですが、
     4本のローソクは、第1アドベント(今年は12月2日)に1本燈し、
     第2アドベントには2本・・・というように増やしていきます。

          さて、まじめな話はこれくらいにして、笑い話を・・・
          僕がドイツに来た時、かなりの日本人の方と知り合いました。
          これはその中の1人、いつもニコニコしている人の作品、
          いやあ、オジンギャグと言う方がいいですね。

               タイトルは「悪の十字架」です。

               時は中世、所はヨーロッパ。
               散々悪事を重ねた男が改心しようと思って、
               ある教会でざんげをするつもりになって、朝早く
               教会の入り口の扉を叩いたのですが、誰も出てきません。
               男は裏口に回り、扉を叩き続けていると、背中の丸くなった
               小柄な男が扉を開けてくれて、何か言っています。
               扉を叩いた男がよく聞くと、「10時」だとわかりました。
               「ああ、開くの10時か」

     この作者は、新作日本昔話と言うのも作っています。

     昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
     ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、
     おばあさんは川へ洗濯に。
     おばあさんが川で洗濯をしていると、
     川上から大きなモモがドンブリコ、ドンブリコと
     流れてきたではありませんか
     おばあさんはそのモモを食べたくて川の中に
     入ったのですが、モタモタしていたので、
     モモは流れていってしまいました。
     だそうです

     この人の作品はまだあるのですが・・・止めておきます

          別の話、実話です。皆さんはこの方をご存知ですね。

     

          カーネル・サンダースじゃ。

          ある男がはしご酒をして、翌朝目が覚めると、
          隣にケンタッキーおじさんが寝ている。
          彼が働かない頭で考えていると、昨日酔っ払って
          何か引きずってきた記憶があった。
          さて、どうしたらいいか                   
          その男は自分のマンションのすぐ前にある電話ボックスに、
          ケンタッキーおじさんを引きずって行って押し込め、
          そこからフライドチキンの店に電話をした。
          「わしじゃ、カーネル・サンダースじゃ。疲れて動けんから
          迎えに来てくれ。○○の角にある電話ボックスにいる」

               えげつないブラックジョークはかなり知っているのですが、
               この程度のものはちょっと・・・

     では締めくくりに・・・これも実話です。
     というより、自作自演ですね。

          

          これはビールの5リットル樽です。

          このビールの樽は小さなスーパーでは売っていませんが、
          大きめなスーパーであれば、色々な種類を買うことができます。

               僕の高校、大学の2年先輩であり、友人のM氏は、
               長期間ドイツで勉強していて、ハンブルクにも
               長い間住んでいました。
               そして大のビール好きで、現在は日本に住んでいます。
               僕が一時帰国すると、毎回訪問するのですが、
               彼がいつも言うことは、
               「日本のビールはまずい、ドイツのビールを飲みたい」
               なのです。ですから僕はある時、この写真の5リットル樽を2つ、
               日本に持って行きました。
               僕はドイツに住んでいるために、税関で荷物を調べられる事は
               まずありません。
               でも僕は税関吏がどんな顔をするのか見たかったので、
               「お帰りなさい。申告するものはございますか?」
               と聞かれたので、
               「ビールを2缶持っています」
               すると税関吏は、
               「ビール2缶は無税ですよ」
               と、面倒くさげに答えたのです。ですから僕は荷物を開けて、
               「これですが・・・」
               するとその税関吏の目が点になって、
               「ちょ、ちょ、ちょっとお待ちください」
               と言って、税額を調べに行きました。

               この話には後日談があるのですが、それはまたいつか。

                    今日の話は昨日の続き、今日の続きはまた明日。
                    お後がよろしいようで

                    ビールの話は改めてさせてもらいます。
                    では次回まで。  

ハンブルク 四季の移り変わり 秋編

2012-11-17 | ハンブルクの散歩

                    暦の上では秋ですが、
                    現在ここハンブルクは初冬ですね。
                    いつの間にか夏が終わり、
                    気が付くと木々が色付き始めます。
                    今日この頃、日本もそうであると思いますが、
                    食べ物による季節感がなくなってしまいました。

     子供の頃、運動会の時期になるとミカンが出始めて、
     まだ酸っぱいのに食べた憶えがあります。
     それはミカンに限らずリンゴ、ブドウ、あるいは
     トマト、ナスのような野菜もそうですね。

          ヨーロッパが経済共同体になってから関税がなくなり、
          いろいろな食品が様々な国から運ばれてくるし、
          それにハウス栽培もあります。
          ヨーロッパの国々からだけではなく、中近東、あるいは
          アフリカからも食料品が輸入されてきます。
          アフリカの経済事情は、改善されなければならないし、
          それには輸出入の問題が関わってくるので、
          いつかそれを取り上げたいのですが、
          このブログでは止めておきます。

               9月になっても天候がよければ暖かいですね。
               それは年によってだいぶ差があります。
               娘が生まれた年は、9月中夏の続きのように、
               暑い日が続きました。
               天気がよければ歩いていても楽しいし、
               こんなもので散歩している家族に出会いました。
               顔を出すことに承知してもらっています。

     

     セグウェイです。電話番号は消しました。
     左上に宰相ビスマルクの像が見えます。

          ハンブルク市内にはあちこちで朝市が開かれます。
          八百屋、チーズ屋、肉屋、魚屋と様々です。
          朝市は、その地区の人たちの買い物の場であると共に
          憩いの場、社交の場でもあります。
          晴れていればいいのですが、小雨が降って、寒い日など
          このようにひさしを出します。

     

               これは仕事場近くの朝市です。

               秋には紅葉が始まりますが、まだ花も咲いています。
               前回紹介したノラニャンの広場、あそこは散歩にも
               適しているし、様々な草花、木を見ることが出来ます。

     

     日本のモンシロチョウとは少し違うようですね。

     同じ広場で撮りました 花の名はわかりません

            

          そしてやがて紅葉ですが、当然木の種類によって始まる時期も、
          色も違いますね。
          僕のマンションの窓の外に立っている菩提樹の大木は、十月半ばには
          すっかり丸裸だし、中庭の八重桜は、昨日最後の葉を散らしました。

     

               木の種類はわかりません。
               これは10月半ば、スーパーに行く途中です。

     10月31日はハロウィンなので、月初めには
     ハロウィン用の大きなカボチャを売り出します。
     1つが5~6キロはあるでしょう。でもまずいので、
     食用には適しません。

     

          この写真はネットから拾いました。

          マンションの裏手です

     

               もう11月半ば過ぎ。
               まだ鮮やかに紅葉している木もあれば、
               とっくに丸裸の木と、様々ですね。
               そしてやがて冬が始まります。
               年のせいか、1年の経つのが速いような気がしますね。

              これでハンブルク 四季の移り変わり は終わりです。
              順番が少し違いましたけれど(笑)
              何とか四季の話を早めに終わらせたかったので、
              急いでしまいました。

                   しばらく休憩をして、次回のテーマを考えます
                   では皆さん、また見に来てくださいね 

          ハンブルク 四季の移り変わり 春編 にあるクロウタドリのリンクには
          多少技術的な問題があるので、こちらのクロウタドリ2をご使用ください。
          こちらは You Tube なので、問題がないと思います。


ハンブルク 四季の移り変わり 夏編

2012-11-16 | ハンブルクの散歩

                    今日16日は、秋になってから1番の寒さでした。
                    何しろ吐く息が白くて、タートルネックのシャツを
                    着ていたのですが、それでも外を歩く時には、
                    厚手のヤッケの襟を立てていたほどです。
                    そんな寒さなのに、四季の移り変わり 夏編 を書くのは
                    変な気がしますが、なーつよこい
                    という願いを込めて、書かせてもらいます。

            
 
     これは夏の写真ではありません、あしからず

     今日の昼過ぎ、仕事場近くにある大ショッピングセンターに行くと、
     センター中央の広場に このツリーが飾ってありました。
     昼だったので、イルミネーションについてはわかりません。
     それに携帯カメラだったので、いつか愛用のデジカメを持って、
     暗い時に行きますね

          暦の上だと5月は夏ではありませんが、
          ドイツ人は5月を待ち望んでいます。
          “麗しの5月” 日差しも長くなり、緑も花も増えてくるので、
          ここに住んでいると、ドイツ人の気持ちがよくわかります。
          ドイツでは、5月1日は祝日なので、4月30日になると、
          5月に向けて踊り、歌い、飲み明かそう、という催しがあり、
          若いジェネレーションの方たちはあまり来ませんが、
          みんな性別、年齢に関係なく楽しみます。

               買い物に行く道筋もにぎやかです。

     

     

               リアトリスという名前の花です。

               立てばシャクヤク… さすがですね

             

     買い物に歩いていて、道端にこのような花が咲いていると
     心が弾みます。しかし、このシャクヤクの花は、
     写真を撮った翌日にはもうありませんでした
     この白いシャクヤクの近くにピンクのシャクヤクも蕾を大きく
     膨らませていましたが、それも立派な花が咲いた翌日には
     ありませんでした。自然に咲いている花は、
     自然の中が1番似合っているのに…

          僕は若い頃によく山登りをしていて、自然に生えている草花を、
          もちろん樹木もですが、盗ってはいけない、と教わりました。
          もしかすると絶滅寸前の種類かもしれませんからね。

            

               ボタンの花の写真がないので、失礼します。

               クジャク蝶という名前です。

     

               地イチゴの屋台

     

     地イチゴのシーズンになると、ハンブルクではこの
     イチゴ型屋台を見ることが出来ます。
     ここでは、熟したイチゴをその日の朝に摘んで、売るのです。
     スーパーのイチゴよりかなり値が張りますが、何しろ甘い
     問題が1つだけあって、最低販売単位が500gで、
     それに完熟しているため、その日のうちに食べなければなりません。
     でもイチゴ好きには最高ですね


          気候が暖かくなり、家の近くにある運河の土手の芝が
          茂ると、どこからともなく大量羊御一行様がやってきます。

     

          ドイツ人は、これを自動芝刈り機と呼んでいます。
          中にはこんなにかわいい子羊も

     

               ノラニャンも裏の広場をお散歩。

     

               口に獲物を咥えていますね 
               ハンブルクでは、ノラニャンはほとんど見かけません。
               この猫も、この時見たのが2度目でした。

     ハンブルク医大に歯の治療のため行った時、1匹見たので、
     近づいて写真を撮ろうと思ったら、木の陰に隠れてしまい、
     ダメだったか、と思ったら、なんとリスを狙っていたのです。
     ハンブルク医大は庭が広くて、緑が多いから、リスも大勢
     いるようですね。
     僕はその猫 vs リスのバトルを見たかったのですが、リスが
     気付いて、木の上に逃げてしまいました。

     

          カモメも日向ぼっこ。
          カモメかウミネコかわからないので、これからは全てカモメと呼びます。
          おじさんも日向ぼっこ。

     

               アルスター湖畔では、多くの人がこのように
               日向ぼっこをしています。
               アルスターパークに行くと、トップレスのお姉さんも日向ぼっこを
               していますが、残念ながらそのような写真はありません

     夏の青空ですね

     

     いつもこの写真のようだといいのですが、何しろ世界の
     天候ワースト・ナンバーツーですから

          次回は “秋”ですね。
          夏がいつ終わったか、また来るのか、と思っていると、
          いつの間にかセーターが必要になり、木々が色付き始め、
          そして気が付いた時には厚手のヤッケと手袋が必要になっています。
          でもそれはそれで、慣れれば “ふるさと ハンブルク”ですから…

               仕事場近くの広場に、おととい大きなクリスマスツリーが立ちました。
               今日、帰り道に見ると、大型トラック、牽引トラック、そして、
               大型クレーンがクリスマスマーケット用の大きな屋台を設置
               していましたので、12月にならないうちに、ここは
               クリスマスマーケットになりそうです

               お気軽にコメントを下さい。では次回まで