棋聖戦は佐藤棋聖が防衛。

2005-07-26 | 将棋
免状署名の予定だったのですが大盤解説が中止も有り得ると聞いたので家で待機することにしました。午後になって中止の報残念ですが次の機会を待ちたいと思います。
産経将棋WEBにて観戦。熱戦が予想されましたが佐藤棋聖が快勝で防衛。△7二玉と寄らないで▲8二銀を打たせるあたりが独特の指し回しでしたね。▲8二銀に対する△6四銀も気が付きにくい手でした。以下は快調に攻めて圧倒したように見えました。
羽生四冠はフルセットに強いイメージがありましたが名人戦に続いて最終局で負け。別にだからどうというわけではないのですが。
両者の間で戦われている王位戦にも引き続き注目です。佐藤棋聖はその前に王座戦挑戦者決定戦がありますね。王座戦も羽生-佐藤戦になるのでしょうか

台風で外出できないので家で原稿を書いたり昨日の将棋の反省をしたりしていました。
以前にも書いたのですが冷静な目で見るのは大事で感想戦での結論が次々にボツになっていきます(笑)対局中、全く考えなかった手も見えたりしてこれが意外に面白いですやはり興奮状態での感想戦で正しい結論を導き出すのは難しいんですね

優駿が届いたので例によって熟読。柳瀬先生の連載「馬名プロファイラーの日記帳」にはかなりの確率で将棋棋士関連の話題が出てくるので楽しみにしています今月も将棋棋士が出てきました
今月のDVDは初年度産駒が好調の滑り出しを見せているクロフネ。明日にでも見ることにします

明日は免状署名と棋士会。
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王将戦二次予選1回戦行方七段戦。

2005-07-26 | 対局

行方七段とは4局指して1勝3敗。平成15年4月王座戦本戦1回戦以来の対戦となりました。タイトル初挑戦の時です、懐かしいなぁ振り駒で先手に。

                      

昨日の棋譜の一部分拡大写真です。渡3②という記号がありますが、これは振り駒の結果を記したもの。振り駒(先手か後手かを決めるもの)の統計を取るために書く決まりになりました。渡3②は「渡辺の振り歩先で歩が3枚、と金が2枚」を表します。まだ慣れないのでちょっと違和感がありますね

                

戦型は矢倉▲3七銀。今△4五歩▲3七銀に△7三角と引いた局面です。△7三角は珍しい手で定跡書で読んだ記憶があるのですが忘れました。そんなわけでここからは思い付いた手を指すことに。▲4六歩△同歩▲同銀△4五歩▲3七銀△5三銀▲4八飛△4四銀左と進行。最後の△4四銀左で右だと▲4六歩△同歩▲同角△6四歩に▲7五歩が成立します。     

                      

4筋の位は奪還できたのですが手損している間に攻撃態勢を整えられてしまいました。ここから△6四歩▲同歩△同飛と巧みに飛の位置を移動されました。以下▲6五歩△同桂▲1八飛と我慢して形勢は難解。不利になった後、粘ってチャンスが来たのですがつかめずに負け。続きは観戦記をご覧になって下さい。

             

今日は棋聖戦最終局が行われています。東京将棋会館で大盤解説の予定ですが台風次第で中止も有り得るとのこと。来場予定の皆様、中止の場合は日本将棋連盟HPに出るそうなのでチェックして下さい。

追記:中止決定しました。東京将棋会館での大盤解説会は中止です。

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