あちちち。

2007-08-11 | 将棋
今日は本当に暑かったです。戸辺さんと一緒に指導に出掛けたのですが、駅から数分歩いただけで、汗がダクダク。週間天気予報を見たら、東京はずっと晴れマーク。気温は35℃前後ですって。はははは・・・は。

来週は14日に対局(棋王戦本戦対先崎八段戦)があり、それが終わると近鉄将棋祭り→高校竜王戦→JT杯と出張が続きます。

また、アジア国際学生将棋交流企画が8月17日~21日の日程で開催されます。

協力棋士の一人である片上五段のブログにも詳細が書かれています。
※参加者募集は締め切りました。
最終日21日に行われる『アジア学生将棋フォーラム』は一般の方でも参加可能。交流の成果を映像等を用いて発表するそうです。こちらは、まだ余裕があるとのことですので、興味がある方は、ぜひ参加してみて下さい。


竜王戦準決勝▲木村八段-△谷川九段戦は▲木村八段が勝って挑戦者決定戦に進出。もう一方の山の羽生三冠-佐藤二冠戦は24日(金)に行われます。
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11日の中継。

2007-08-11 | 将棋
朝日杯アマプロ対局で勝ちあがったアマ3選手の対局が本日行われます。こちらにて中継があります。
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王将戦二次予選対佐藤(紳)五段戦。

2007-08-11 | 対局

振り駒で後手番に。佐藤五段はやはりと言うか、角換わりを目指して来ました。自分も棋聖戦第1局で負けていますし、一昨日の王位戦第4局でも先手が勝ったように後手勝率が低いのですが、避けるのは悔しいで、追従。もちろん、ただの意地ではなく、用意はありました。

              

棋聖戦第1局と同じ局面。その時は△同香と取りましたが、今回は△3七歩成。これはA級順位戦▲丸山-△郷田戦で指された手。二ヶ月前の棋聖戦第1局の段階では、あまり良くない手だと思っていましたし、郷田九段自身も後悔していた順なのですが、ちょっとした発見がありました。

              

              

▲3一と(▲2一にいた)と捨てた手を△同玉(△4二にいた)と取り(新手)▲3三香と打たせた局面。棋聖戦第1局とものすごく似ています。

              

違いは、△1三桂を先手の持駒にする代わりに△7六桂の一手が入っていることです。桂と1手の交換というわけ。桂を与えるのは大きいのですが、△7六桂が入るのも大きい。棋聖戦の苦い経験を生かして、発見した手順です。

              

▲3三香以下△8八歩▲3五桂△3三銀▲同歩成△同金▲7一角で図。△8九歩成▲同玉△8八歩▲7九玉と飛が入れば詰む形にして△2四香と飛を取りに行く。▲2五歩は打てますが△同香▲同飛に△3六角が絶好打。

              

▲5三角成とされますが、△4二桂で耐えています。図は、先手陣は両取りが厳しく収拾不能。「飛を渡せない」という条件があるので、後手玉に詰めろがかかりません。▲1五飛も△1四歩がピッタリ。△3六角が1八にも利いているので▲1八飛とも引けません。

この新手は研究会で試したわけではないので(研究会でやると、広まってしまい、自分が指す前に他の人に指されてしまう。という理由もありますが)不安はありましたが、うまく行きました。

矢倉は研究の将棋ではないので、先後どちらを持っても指す棋士が多いのですが、角換わり腰掛銀は研究が重要な将棋なので、先後どちらでも指す棋士はあまりいません。僕は後手でしか指していないように、今のところは後手チーム。先手チームがどのような対策を出してくるか。あっさりダメになっても驚きませんが、せっかく考えた手なので、少しは粘って欲しいですね(笑)  

勝って二次予選決勝に進出。あと1勝で初の王将リーグ入りです。   

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