棋王戦本戦トーナメント2回戦対先崎八段戦。

2007-08-15 | 対局

棋王戦は過去、本戦で0勝と相性が良くない棋戦。今年こそは。振り駒で後手番に。

最近、相居飛車の定跡形ばかり指していたので、後手になったら振り飛車をやりたいなと思っていました。▲7六歩△3四歩▲2六歩まで進めて、7分の長考。△5四歩のゴキゲン中飛車もやりたかったのですが、流行に流されている感があるので迷った末に△4四歩から四間飛車にしました。

              

穴熊に組ませる気はしないので、何かしら動きたいなと思っていましたが、チャンス到来。1図で△4五銀と出ました。狙いが単純なので、あまり見ない手ですが、やってみました。▲3六歩を受けるには▲2六飛か▲3八飛(本譜)しかありませんが、▲2六飛には△1五角と出て▲1六飛に△1四歩で先手の飛が窮屈。

              

1図から▲3八飛△2四歩▲4六歩。ここで△同銀が狙い筋。▲同銀には△4五歩▲5五銀△4六歩(参考図)

              

で△4七歩成が受かりません。と金が出来れば、銀損は取り返したようなもの。▲5八金右が上がってあれば▲4八飛で受かるのですが。▲4九金型だったので、1図の△4五銀が成立した、というわけです。

実戦は2図の△同銀に▲2四歩でしたが△5七銀成▲2三歩成△1五角で優勢に。

                  

図は投了図。綺麗な必死がかかりました。▲同銀には△7七角がうまい手で

1.▲同桂は△8九金 2.▲8八合駒は△8七桂 までの詰みとなります。

久々の振り飛車でしたが、機敏な動きから快勝と、うまく行きました勝ってベスト16に進出。まだ先は長いです。

 

同じく対局だった(銀河戦の予選なので対局一覧には出ていません)天彦と帰って、ウイイレ(サッカーゲーム)に興じる。ホーム&アウェイで4局指して1勝3敗(多分)でした。天彦先生に「守備はうまくなってきたね」とお褒めの言葉を頂きました。攻撃パターンの増加が急務です。          

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