王位戦第１局▲深浦王位－△木村八段が始まりました。

後手では一手損角換わりを主軸にしている△木村八段の２手目△８四歩は珍しく、対して▲深浦王位の３手目▲５六歩も、たまに指しているとは言え、やはり意表を突かれますね。

更に、序盤から△木村八段が引かずに戦って、乱戦模様に。４２手目の△７三桂では△４五金とすれば千日手が成立していただけに、先手番になるのを放棄して打開した△木村八段のペースと見るのが自然ですかね。

【追記：２日目開始直後に千日手になり、指し直し局が始まっています】

明日も中継は中日新聞：王位戦ページにて。


明日１４日(火)は竜王戦決勝トーナメント、田中(寅)九段－豊島五段。

注目を集めた稲葉四段との「西の俊英対決」を制した豊島五段がどこまで勝ち抜くかが今後の焦点。対する田中(寅)九段は「序盤のエジソン」のニックネームを持つほどの序盤巧者として知られています。まずは田中(寅)九段の序盤戦術に注目です。
竜王戦中継サイトにて。