中さん

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
kumagaya001nakanaka002

日記(3.14)サルマン国王

2017-03-14 11:34:45 | 日常
3月14日  (火曜日)   雨
久々の雨。
9時過ぎに地元の市議の一般質問があるというので
傍聴に出かける。何回か傍聴席に座って質問を聴いているが
最近はあまり面白くない!
==================
毎日新聞に サルマン国王来訪日の記事が


けちな金持ちは、果実のない木のようなものだ
アラブのことわざという。
施しは富者の義務というイスラム世界だが、
気前のいい金持ちをその恵みを受ける人々が好むのはどこでも同じだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~
で、そのお供は約1000人、東京都内の高級ホテル約1000室を埋め、
約500台のハイヤーを雇ったという。

サウジアラビア国王として46年ぶりの来日となったサルマン国王である。
飛行機から専用のエスカレーターで降りる姿をニュースで見た方も多かろう・・

★下世話な人間には、その値段が気にかかるところだ・・
通常のタラップが2600万円とか?何かでみたが気が・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲東京のホテルやハイヤー業界、高級店などはたわわに
 実のなった大樹の恵みを受けたかたちである。

ところがこのサウジ、原油価格の低迷で近年は財政難が続いているのだという
それなら少しは倹約したらどうかとも思うのだが、
どうもその辺の感覚が違うらしい

今までは豊富なオイルマネーを国民にばらまくことで
王族による支配体制を守ってきたサウジである。


だが原油価格の低迷はそれを直撃し
「果実のない木」への国民の失望を招きかねない

脱石油にむけた意欲的な経済改革プランが打ち出されているゆえんである
~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲東南アジア諸国から日本、中国を回る国王のアジア歴訪は
この脱石油にむけた経済協力を求めての旅といわれる。
日本も投資の促進や技術協力でこれに応じるが、
さて一行はサウジと対照的に資源が乏しく
人口の多いアジア諸国の自律的な発展を見て何を感じるのか?


▲「私はわれわれの大統領のつつましさを誇りに思う」。
 サウジ国王一行を迎えてあるインドネシア国民は述べていた。

「貧乏は英知」というアラブのことわざも思い出した方がいい
     脱石油への道だ。

=========
栄華を繁栄させていた国もいよいよ自国のこれからに緊張感を感じているんだなあ~

===
以下蛇足

原油価格は2000年代初めの20ドル前後から、
BRICsなど新興国台頭などを背景に148ドルまで急騰し、
その後は下落して現在は30ドル弱です。


この2年の価格急落(115ドル→26ドル)は、
原油価格上昇を背景にそれまで開発されなかった高コスト油田の新規開発(シェールや深海底など)
が進み需給が緩和された結果といえます。

WTI原油先物 週足(SBI証券提供)
これを逆に考えればどうなるか、ですが、
現在は油田の新規開発プロジェクトはほとんどストップもしくは廃棄状態、
その影響で関連産業には非常に大きなダメージを与えています。
開発再開はすぐにはない見込みです。
~~~~~~~~
もちろん既存の油田でも投資額が大幅削減されています。
延期や圧縮された金額は44兆円といわれます。その結果、
投資がないので、原油増産はすぐにはできません。
つまり、原油の需給がいったんタイトになると、
価格が大幅上昇しやすい環境がいますでに出来上がりつつあるのです。
米国シェールは10年ほど前から急速に開発されてきましたが、
2020年を過ぎると産出量は頭打ちといわれています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
しかも地下水汚染問題や地震頻発という重大な副作用問題もあります。
2016年の原油需要は世界全体で2015年比日量120万バレル増と予想されていますが、
今後もこのペースで増えていけばイランが100万バレル増産しても

2017~18年には需給が均衡する可能性があります。
そうなると、そのころから原油価格が急騰していくことも予想されます。

====================-
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする