青い花

読書感想とか日々思う事、飼っている柴犬と猫について。

7月・8月号の自句

2016-08-31 07:10:58 | 日記
7月は、6句中3句が採用されました。

返信の無きが答か朧月

泥濘に日のてらてらと孕鹿

初蝶の影をはさみて聖書閉づ


8月も3句採用されました。

風よりも軽きは蝶とわが言葉

今生に名無きもの無し落とし文

郭公や日の斑もろとも水掬う

夏の山道を歩いている際に、見つけて嬉しいものの一つが落とし文です。
落とし文とは、オトシブミ科の昆虫の総称のことです。初夏、櫟、楢、楡などの広葉樹の葉を筒状に巻いてその中に産卵し地上に落します。
このくるりと巻いた葉に卵を産み付けて落とした様子が、相手が気付くように落として拾わせた恋文に似ていることから、この名が付けられました。「時鳥の落とし文」とか、「鶯の落とし文」とよばれることも。
歳時記に載っている季語には笑ってしまうようなものもありますが、この落とし文はなんとも風流。和菓子の名にもなっていますね。丸めたこし餡に、練り切りで作った葉っぱを巻き付けていて、とても可愛らしいデザインです。

コメント

大妖怪展

2016-08-29 07:56:24 | 日記

28日に江戸東京博物館の大妖怪展に行ってきました。
屏風や掛け軸など大きな作品は勿論のこと、読本・豆本といった庶民向けの小品も多く展示されており、日本では妖怪が貴賤を問わず広く愛されてきたことが良くわかりました。日本の妖怪は、怖いというよりは可愛い感じですね。

大妖怪展で気に入った作品をガイドブックからいくつか紹介します。


伊藤若冲「付喪神図」は墨の濃淡による独特な質感が驚くほどモダンでした。



館内には、妖怪大図鑑的な作品が何作か展示されていましたが、この茨木元行「針聞書」が一番可愛かったです。これは、鍼灸師のための口伝書なのですよ。様々な病の原因となる虫を名づけ図鑑化しています。


耳鳥斎「別世界巻」は、地獄で亡者が責め苛まされる姿を軽妙なタッチで描いています。煙草好きな人の地獄や大根役者の地獄など、地獄に送られるほどの罪なのだろうかと疑問に思いますが…(笑)。特に右下の蕎麦にされている亡者が笑えました。ぺったんこ。


幽霊画も多種多様。色彩豊かなものより、この淡く掠れたような絵の方が不気味でした。こちらは作者不明です。


妖怪退治で有名な源頼光と従者たちは、妖怪絵師から大人気。こちらは、右が勝川春亭「土蜘蛛退治」、左が歌川国芳「源頼光土蜘蛛の妖怪を切る図」です。頼光たちを描いた絵は、正確には覚えていませんが6~7作は展示されていました。頼光さん御一行は、酒呑童子に土蜘蛛、大蛇と全国津々浦々の妖怪退治に大忙しなのです。


国芳の妖怪画は躍動感たっぷりで見応えがあります。こちらは有名な「相馬の古内裏」。解剖学的に見て正確な骸骨なのだそうで、国芳が何に依拠してこれを描いたのか気になりますね。今回展示されていた中では、「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」も波間を泳ぐ鰐鮫がダイナミックでしたよ。


お土産にガイドブックのほか、百鬼夜行の筆入れ、妖怪のガシャポンを買いました。
百鬼夜行は、琵琶と箏のコンビが好きです。箏「歩けないよ~」琵琶「歩きなさいよ~」という感じでしょうか。駄々をこねている箏を琵琶が懸命に引っ張っている姿が健気です。百鬼夜行絵巻は勿論、展示されていましたよ。


妖怪飴細工は残念ながら非売品です。


特別展の観覧には二時間弱かかりました。その後、館内のレストランで昼食をとり、常設展に移動しました。


娘、籠に乗る。私も独人時代に友人と訪れた時以来、15年ぶりくらいに乗ってみました。
鳥取藩主の池田慶徳(23歳)が参勤交代で江戸に向かった際、約702キロの道のりを21泊22日かけて行ったそうです。うわ~、お尻壊れる~(汗)。




娘、纏を振ったり、棒手振りをしたり。肥溜め桶や千両箱も担いでいました。




神田明神山車。山車の上の人形は、関羽です。


天下の台所・大坂と江戸を行き来する定期船が、菱垣廻船です。上方から木綿、油、紙などの生活物資を運んでいました。


演芸場では、三味線の演奏を鑑賞しました。
コメント (2)

夏みかんサイダー

2016-08-27 09:57:58 | 日記



夫の出張土産。今回は山口でした。維新の花って山口っぽい名前ですね。長州長州。
どら焼きを半分にした感じで、中の餡子には夏みかんの皮の砂糖漬けが混ぜ込んでありました。
話が飛びますけど、私、大阪維新の会という党名には終に慣れることが出来ないままでしたよ。党名変わっても、日本維新の会。う~ん(汗)。やっぱり維新という言葉には、薩摩・長州・土佐がしっくりくると思います。

マツコ・デラックスさんの番組でご当地サイダーの特集を観たことを思い出したそうで、萩・夏みかんサイダーも買ってきましたよ。
匂いはそんなに強くなくて、少し苦みがあり、さっぱりとした喉ごしでした。微炭酸なので、サイダーと言われると、「?」ですが、炭酸入り夏みかん汁と思えば美味しかったです。


蒲鉾も。おやつにモッシャモッシャっと戴きました。
コメント

シンテッポウユリ開花

2016-08-26 11:19:06 | 日記

昨年の12月に友人からシンテッポウユリの種を貰いました。
ポリポットに種を蒔き、発芽してからプランターに移植したら、昨日開花していました。種から育てたので、今年は咲かないと思っていたからビックリです。


蕾はあと5つ付いています。プランターが思ったより窮屈そうなので、花が終わったら植え替えようと思っていますよ。


種はこんな感じでした。息がかかっただけで飛んでいきそうな軽さでしたよ。
コメント

台風とか夫の誕生祝いとか

2016-08-24 09:10:37 | 日記
月曜の台風にはまいりました。
我が家のある藤沢市は土砂崩れや河川氾濫の恐れがあるということで、複数の地区で避難勧告が出されていましたよ。

折悪しく夫が人間ドックで入院中だったので、いざとなったら娘・犬・猫の命は私が守らねばならないと、大変緊張しながら、終日防災ラジオの前に座っておりました。夫も心配だったらしくて病院から電話をくれましたし、実家の父からも電話がありました。それにしても、父…「危ないから川を見に行ったらあかん」って、子供じゃないんだから…。柵から身を乗り出して、ヒャッホ~ッとかやるとでも思ったのでしょうか?そんなことは、子供だった頃にもやったことありませんが。お互いに遠慮があって、父と真面目に話したことは一度もないのですが、どちらかが死ぬまでに一度くらいは、私を何だと思っているのか聞いてみても良いかもしれません。因みに私は、夫とも深い話をしたことがありません。もしかしたら、私は、人生でまだ一度も真剣な話をしたことが無いのかもしれません。

それはともかく―――。
幸い今回は、私たちの地区は避難しなければならないほどの被害はありませんでしたが、避難のタイミングについては考えさせられました。最寄りの避難所までは、それなりに距離がありますので、暴風雨の中を無理に避難したらかえって災難に見舞われる可能性もありますしね。

翌日は快晴でしたので、取り込んだ植木鉢やらメダカの睡蓮鉢などを外に並べなおしました。地味に重労働です。


桜と凜は、いつも呑気。この子らの命も飼い主の肩にかかっているわけです。


火曜は夫の誕生祝いをしました。
本当の誕生日は25日なのですが、当日はまたまた当人が出張なので繰り上げです。夕方、夫が人間ドックから帰って来たので、外にご飯を食べに行ってからケーキを食べました。
コメント