青い花

読書感想とか日々思う事、飼っている柴犬と猫について。

娘、国会議事堂を見学する

2018-11-30 07:30:19 | 日記

木曜日は、コメガネの小学校の冬の社会科見学でした。
行き先は、国会議事堂と科学技術館の二本立て。良い組み合わせですね。


今回のお弁当。
メインは、鶏ひき肉とお豆腐の和風ハンバーグ。ひじきと枝豆入り。醬油ベースのあんかけです。
それから、南瓜とクリームチーズのサラダ、カラーピーマンとツナの炒め物、おにぎり。デザートは苺。

因みに春の社会科見学は鎌倉でした。
6年生は遠足がない代わりに、社会科見学が2回あるのですね。5ヶ月も前のことなので忘れていましたよ。

それにしても、社会科見学で国会議事堂とはコメガネが羨ましい。
私は小学5年生まで都内住みだったのですが、春休みに親の転勤のため転校になってしまい、国会議事堂見学には行けなかったのですよね。確か、「6年の社会科見学は国会議事堂だ」って先生から言われて、楽しみにしていた記憶があるのですが。
大人になってから、国会議事堂は当日に現地で申し込みをすれば、誰でも見学できると知ったのですが、やはり学校の行事で行っておきたかったです。その年頃でしか味わえないワクワク感があると思うので。

コメガネも国会議事堂は相当楽しみだったようで、当日の朝もテレビニュースに国会議事堂が映っていたのを、「今日、ここ行くから」と見入っていました。
帰って来てから、色々話してくれましたよ。
国会議員に会えたことと、総理大臣の席を見ることが出来たのが、嬉しかったみたいです。他は、「シャンデリアやステンドグラスが宮殿みたいだった」とか「大理石と化石が綺麗だった」など、内装のことばかりなのが女の子らしい感想。「お母さんも今度一緒に行こう」とも言っていました。

科学技術館は、乗り物に乗ったり実験に参加できたりするコーナーがたくさんあって飽きなかったそうです。
コメガネは、視覚の錯覚を体験するコーナーとドライビングシミュレーターが気に入ったそうで、こちらもまた訪れたいと言っていました。
私は科学技術館も行ったことないのですが、HPを閲覧してみたら大人が見学しても面白そうなところでした。機会があったら行ってみたいですね。
HPには、おすすめ見学コースがいくつか紹介されていますが、科学の原理発見コース、生活の科学発見コース、最先端科学発見コースが特に面白そう。時間をかけてじっくり見学したいです。
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音楽会2018

2018-11-27 07:31:23 | 日記



娘コメガネの小学校は、学芸会がない代わりに毎年音楽会を開いています。
生徒の顔にぼかしを入れたら亡霊っぽくなってしまいましたが、コメガネは6年生なので最後の記念に載せておきます。

合唱と合奏合わせて6曲ほど披露していました。
今時の曲ばかりで私の知っている曲は一つもありませんでしたが、そういうのも含めて帰ってから親子で色々話しましたよ。夫には「コメガネを探せ!」というタイトルで、一番大人数で写っている画像を送りつけておきました。コメガネだけでなく、夫がいる時にうちに遊びに来たことのある子の顔も当てていましたよ。
去年はインフルエンザで休んでいた子が結構いましたが、今年はみんな参加できたようです。最後の年ですし、練習の成果を披露できて良かったですね。先生のお話によると、本番が今までの中で一番良い出来だったそうです。

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腕枕猫

2018-11-23 09:30:53 | 日記

私の腕に前足と頭を乗せて寝るのが、桜の好みのスタイルのようです。因みに桜の下には凜ちゃんが埋まっています。


掛け布団をはがすとこんな感じ。


凜ちゃん、桜がいない時には掛布団から顔を出して寝ることも。
太平楽な寝顔です。


犬は信頼している相手にお尻を向けて寝るそうですよ。
集団生活では、お互いに背中やお尻を向けあって寝ることで身を守り合うのだそうです。私と一緒にいる時も、寝ていても座っていてもよくお尻をくっつけてきますね。




寒さが増してきたので、エアコンをつけています。
温風の良く当たる椅子に陣取る桜、蓬、柏。


お腹に当たる温風が気持ちい。


桜に甘える柏。
柏は目つきが悪いので気がきつそうに見えますが、本当は我が家で一番おとなしくて甘えん坊です。
桜は逆におとなしそうな見た目に反して怒るとすごい鬼婆顔になります。


凜にも甘えています。


窓際の蓬と柏。
この季節、天気のいい日にはいい日光浴ポジションになります。
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夢の本

2018-11-19 07:39:25 | 日記
ボルヘス著『夢の本』には、「すべての文学ジャンルの中で最も古くて複雑なジャンルを作り上げている」(序文)夢に関する古今東西の作品もしくはその断章113編が収められている。
この中にはボルヘス自身の作品も「悪夢」「カイドモン」「白鹿」「ウルリケ」「アロンソ・キハーノ、夢を見る」「コールリッジの夢」「夢の虎」「ラグナレク」「敵のエピソード」「ペドロ・エンリケス・ウレーニャの夢」の10編が含まれている。

ボルヘスは、書庫の中で過ごした少年時代から、アルゼンチンの国会図書館長の職にあった時代に至る長い年月の間、古今東西の無数の著作に親しみ、その豊富な読書体験を通じで独自の文学観を持つに至った作家である。
本書はボルヘスの単独編集のアンソロジーであるため、共同編集のアンソロジーに比べると、ボルヘスの文学観が明確に表れている。
アンソロジーという形式は、特定のテーマを持った場合、そのテーマについて統一的かつ普遍的な観念を提示できるという特性が、ボルヘスの文学観と相性が良かったのだろう。
ボルヘスは、『伝奇集』の「トレーン、ウルバール、オルビス・テルティウス」の中で、「書物に署名するのはおかしなこと。剽窃の観念は存在しない。すなわち、あらゆる作品が非時間で無名の唯一の作者の作品である」と自身の文学観を表明している。
つまるところ、すべての文学作品は、精神の代弁者である非時間的で無名の唯一の作者の物であり、誰か一人の作り手、例えばボルヘスとかシェイクスピアといった個々の作家の物ではないということであろうか。
この文学観は、カルロス・フエンテスが『遠い家族』の中で述べている「すべての物語は他の物語と隣り合っている」「すべては関連しており、孤立しているものはなにもない」という感覚に近いと思う。ラテンアメリカ文学者ならではの価値観なのか、文学というものを突き詰めた者の辿り着く境地なのかは分からないが。

夢は、無限、鏡、虎、迷宮、円環などと並んで、ボルヘスの主要な文学的モチーフである。ボルヘス自身も夢をテーマとした作品を数多く書いてきていることを考えれば、ボルヘスが夢をテーマとしたアンソロジーを編集したことは当然のことと言える。
本書においてボルヘスは、世界最古の物語のひとつ『ギルガメシュ叙事詩』を最初に置き、次いで旧約聖書・新約聖書からの抜粋、ギリシャ・ローマの作家や哲学者たちの書簡のというように、始めは通史的な編集を行っている。しかし、直にバラバラな構成になり、現代と過去の作品が入り乱れるようになる。そして、そうなってからの作品の方がはるかに面白いのだ。
ボルヘス自身が「序文」で、「聖書に出てくる夢は、夢のスタイルをなしていない。それらはあまりに統一的な方法で隠喩メカニズムを操作している予言である」と述べている。これらの夢は、学術的観点からは興味深いのかもしれないが、「眠っている人間の偶発的な創作であるいつわりの夢」の自由奔放で豊穣なイマジネーションにははるかに及ばないのだ。
そんなわけで、本書を物語として楽しみたいのなら、通史的に編集されている項目は後回しにした方が良いと思う。というのは、私自身が聖書の夢はあまりに理路整然として説法臭く、また歴史上の偉人の書簡などは堅苦しくて楽しめなかったからだ。

各編、短いものは一行、長いものでも数ページしかないので、気が向いた時に気が向いたところから読むことが出来る。
私の印象に残ったのは、「宝玉の果てしない夢」「メラニアの夢」「証し」「病める騎士の最後の訪問」「王の夢」「意識と無意識」の6編。


「宝玉の果てしない夢」―――“曹雪芹『紅楼夢』(1754頃)より”は、無限に醒めない円環の夢の中に閉じ込められている男の話。
宝玉は自分の屋敷の庭とまったく同じ庭にいる夢を見た。庭だけではない。そこにいる女中たちは宝玉の屋敷の女中たちと全て同じ顔ぶれなのだった。それなのに、彼女たちは宝玉を自分たちの主人の宝玉とは違うという。

“「あの方の名前を横取りするなんて、あなたは誰なの?」”

宝玉は、この屋敷には本当にもう一人の宝玉がいるのだろうか、と調べてみることにする。そうして、石段を上り、自分の部屋に入ると、果たして寝台の上には…。

『紅楼夢』からは、この「宝玉の果てしない夢」のほかに「風月の鏡」も採用されている。前者が円環、後者が鏡をテーマとしているあたりがボルヘスの好みなのだろう。というより、まるでボルヘスが書いた作品のようにすら感じる。


「メラニアの夢」―――“ガストン・パディーリャ『あるとるに足らぬ者の回想』(1974)より”は、凍死者が人生の最期に見た夢。
太陽が遠ざかっていく。私は自分の生命の火が消えようとしているのを感じる。目を醒ますと私の体は冷たくなっていた。だけど、一人の憐み深い人が私の遺体の世話をしてくれているのが見えたので、心が慰められたのだった。何と幸福な夢、幸福な人生であろうか。


「証し」―――“S・T・コールリッジ”は、たった二行なのでそのまま引用する。

“もしもある人が夢の中で楽園を横切り、そこにいたことの証しとして花を一輪もらい、もしも目覚めた時手にその花があったとしたら…それからどうなるのだろうか?”

たしかマニエル・ローハスの『薔薇の男』もそんな感じの話だったと思う。
夢の中でもらった花を目覚めた時手にしていたとしたら、その時の自分は果たして本当に目覚めているのだろうか。夢から醒めた瞬間に別の夢を見ているのではないだろうか。


「病める騎士の最後の訪問」―――“ジョヴァンニ・パピーニ『悲劇の日々』(1906)より”は、暗黒の騎士と呼ばれた男の話。

“「私は私の夢を見ている人に言いますが、私は夢なのですよ。私はその人が夢を見ているということを夢で見て欲しい。自分が夢を見ているとわかった時、目を醒まさない人がいるだろうか?」”

誰にも彼の本当の名前はわからなかった。誰も彼の家がどこにあるか知らなかったし、彼の親兄弟のことも知らなかった。
血の気がなく透明がかった顔色、まるで女性のような軽やかな足取り、いつもけだるそうな眼差しが印象的だった。彼がそこにいるだけで、ごく他愛のないものさえ幻想的な色合いを帯びるようになる。彼はある日町に現われ、数年後のある日、姿を消した。
姿を消す前日、彼は私の部屋にやって来た。
そうして、あの印象的な微笑と、いつもに増して虚ろな眼差しで私に語り掛けたのだった。
彼は夢の中の人物でしかなく、彼を夢に見る人がいるから存在するのだと。自分が何で出来ているか発見して以来、彼は夢を見ている人は誰なのか、彼を浮かび上がらせて、目覚めると同時に彼を消し去ってしまうその人が誰なのか、彼の創造者である眠っているその主人のことを考え続けていたのだった。

夢の中の人物が、自分の夢を見ている人物を目覚めさせようと切に願う。
それはとてつもなく恐ろしい破壊行為のような気がする。彼が、本人曰く、道徳にかなった生を送って来たというのなら尚更。


「王の夢」―――“ルイス・キャロル『鏡の中のアリス』(1871)より”と、「意識と無意識」―――ロデリクス・パルティウス『数であるものと数でないもの』(1964)は、テーマが似ている。

「王の夢」は、短い会話文なので、そのまま引用する。

“「今夢を見ていなさる。誰の夢だかわかるかね?」
「誰にもわからないわ。」
「あんたの夢だよ。それで、もし夢を見終わったら、あんたはどうなると思う?」
「分からないわ。」
「消えちまうのさ。あんたは夢の中の人間。だから、その王様が目を醒ましたら、あんたはろうそくのように消え失せてしまうのさ」”

「意識と無意識」は、ユングが自伝の中で蓮の姿勢で座っていると、瞑想している一人のヨガ僧に気が付いた。近づいて見ると、ヨガ僧の顔は自分の顔だった。目が醒めると、彼は次のような思いにとらわれた。

“「瞑想にふけっているのは彼の方で、彼が夢を見、この自分は彼の夢の中の存在なのだ。彼が目覚めたら、自分はもはや存在しなくなる。」”

もし私が誰かの夢の中の人物だとしたら、私はその人が目覚めた瞬間に消え失せてしまうのだ。否、その人の目覚めを待たなくても、自分が誰かの夢の中の人物だと認識した瞬間に消え失せてしまうような気もする。その時、その人の夢も終わるのだろう。私は夢そのものなのだから。
この二つのエピソードは、本書の中の後ろの方に収録されているので、ここに至るまでに百編近く夢の話を読んできた者としては、何だかあり得ることのような気がしてしまう。そして、私の夢を見ている人の目を醒ましてみたくもなるのである。
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レモンの収穫とレモン菓子作り2018

2018-11-15 07:38:16 | 日記

毎年この時期には玄関前のレモンを収穫するのが楽しみです。


娘コメガネ位の丈しかない小さな樹ですが、毎年頑張って実をつけてくれます。今年は42個もなりましたよ。
毎年、知り合いにお配りして、残りはお菓子の材料にします。


いつもはマーマーレードと蜂蜜漬けを作るのですが、今年はそれらの代わりにレモンカードとレモンピールを作りました。


レモンカードの材料は、レモン小4個、バター65g、砂糖100g、卵黄卵3個分、レモンの削り皮小2個分。

鍋にバター以外の材料を入れ、とろみがつくまで煮詰めてから、バターを入れ、完全に溶けたら出来上がりです。


レモンカードを使ってレモンパイを焼きました。今回が初挑戦です。
材料は、冷凍パイシート1枚、レモンカード、メレンゲ用の卵白卵2個分、砂糖50g。


18センチのタルト型にバターを塗り、伸ばしたパイシートをはりつけ、フォークでピケする。重石を乗せて180℃のオーブンで15分焼いてから、重石をどかして200℃のオーブンで10分焼いて焼き目をつける。

焼き上がったらレモンカードを流し込む。


角がたつようにメレンゲを塗る。
200℃のオーブンで10分、焼き目をつけたら出来上がり。


レモンピールの材料は、レモンと砂糖だけです。

我が家のレモンは皮が薄いので中身は取りません。それと、あまりアクが出ないので下ゆではしません。煮詰めている最中に浮いてきたアクをクッキングシートで拭うくらいです。スライスしてから爪楊枝で種を除いて鍋に均等に敷き詰めます。
砂糖はレモンが隠れるくらいたっぷりに。焦げないように弱火で煮詰めます。水分が飛ぶまで煮詰めたら乾燥させて、その後グラニュー糖をまぶしました。

レモンカードとレモンピールは、マーマレードより手間がかからず、蜂蜜漬けより速く仕上がるので、追加でどんどん作りたいです。


レモンピールを刻んで、クッキーの生地に練り込んでみました。
材料は、薄力粉200g、砂糖70g、バター70g、紅茶のティーバッグ2個。160度のオーブンで18分焼きました。


レモンケーキは普段からよく焼きます。
材料は、バター、砂糖、薄力粉それぞれ100g、卵2個、レモン1個。
アイシング用に、卵白卵1個分と粉糖適量。

レモンの皮は飾りに使うのでおろし金で削っておく。
軟らかくなったバターに砂糖を加えて良く混ぜ、更に卵も加えて良く混ぜる。
クッキングシートを敷いた型に生地を流し込んで、15㎝くらいの高さから軽く落として空気を抜いてから、170度にセットしておいたオーブンで50分焼く。
その間にアイシングを作っておき、焼き上がったケーキが醒めてからかけて、更にその上にレモンの皮を振りかける。
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