まつや清の日記 マツキヨ通信

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岡山市で開催、全国政令市長会合で国土縮図型政令市連携提案

2009年05月09日 | ニュース・関心事
昨日、浜松・静岡市長で13日に岡山市で開催される全国政令市長会に新潟市・岡山市・浜松市・静岡市が後発政令市として「国土縮図型政令市」とでもいうべき共通項があるとして共同歩調をめざす連携提案をすること合意したとのことです。

本来の大都市制度からすれば、面積が広く道路が長い、農村地帯を含む、は想定外の分野です。その矛盾を共同で改革しようということについては大いに歓迎です。ただ、根本的には合併→政令市選択が正しかったのかについては疑問はあります。

しかし、始まっている現実の中でよりベターな選択が必要です。一方で、横浜・名古屋・大阪市はこうした政令市の拡大に先輩格として道州制議論先行へのカウンターとして大都市州概念なるもので新たな分権議論を展開しようとしています。

国土縮図型政令市論が今日の大不況と政府の規律なき財政出動の中でどのような意味において先導性を発揮しうるのか、分権議論をどのようにリードしたいのか、静岡市の経営企画局の方々の野心的試みの中身を是非とも知りたい所です。

その心意気があるなら、後発政令市としてまだ社会資本が不足している、投資的経費の増大、つまりは借金の増大はやむ得ない、横浜・名古屋・大阪に比べたら一人当たりの借金額は少ない、などという姿勢は改めてほしいものです。

※写真は、今日開催された南アルプスを世界遺産推進を進める協議会のシンポジウム