まつや清の日記 マツキヨ通信

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駿河湾地震、駿府公園の石垣崩壊現場を歩く

2009年09月10日 | ニュース・関心事
地質学の専門家=塩坂邦雄さんの案内で駿府公園の石垣崩壊の現場を宮澤議員と一緒に歩きました。公園緑地課長、職員二人同行で充実した調査となりました。感謝!いろんなことがわかりました。

事前の学習で糸魚川ー静岡・フォッサマグナの断層と今回の17キロにわたる断層の横ずれ、このことが静岡市内の被災にどのように現れたか、この確認が必要で、そこから必要な対策が生まれる、と。

1、まず、臨時議会を開催せずに専決処分、その理由は災害復旧補助金をもらうために早急な手続きが必要だから。何故、この被災が起きたかの分析なしで対策は打てないはず、だから臨時議会開催が必要

2、駿府公園の石垣は安政の大地震で殆どが崩壊し、その後修復された。そもそも、石垣は安定した扇状地を掘り込んでいるが、今回のは、盛り土部分の崩壊であることを確認。

3、市の調査で石垣崩壊2ヵ所、石垣の膨れ2ヵ所、計4ヶ所、東大地震研調査で一箇所、この5箇所の被災と周辺の被災を見ていくと、いくつかの断層線があり、その線に沿って被災していることを確認。

4、そこで、調査終了後に防災指導課に、市内全域の個人住宅の被災と断層の関係に関しての資料は作られているかを問い合わせました。そうした地図が必要であるが、まだ作られていない、と。

5、仮に作るにもして個人情報が絡むので公表が難しいかもしれない、と。ならば、公共の建物を軸に被災地と断層の関係を地図に落として確認してみることからでも、実情がわかるのではないか、と。

という具合に次から次に新たな課題が生まれ、調査なくして発言権無し、を実体験。8月11日は6時の段階で駿府公園の被災現場を確認していたとのこと。さすが、塩坂さん。非常に刺激受ける問題提起でした。