まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

ギリシャの国民投票方針にビックリ

2011年11月03日 | ニュース・関心事
2・3週間前にギリシャ危機をEUがどのような包括的支援介入をするのか、大きなテーマとなっていた時期から、いくつかの内容が確定し、よかったなと思っていたら、ギリシャ・パパンドレウ首相の国民投票方針。ビックリ!

支援受け入れと同時に国内の増税など緊縮財政体制への移行が当然の条件となります。ところが、国内ではこれ以上の負担の押し付けにノー!とばかりに実力行使の波が全国各地でひろがり政治的収拾の困難さが表面化。

中々の奇策です。EU支援を受け入れながら、一方で負担は引き受けないというギリシャ世論。他国にいる私達はどう評価すべきでしょうか。EU各国は、特にドイツ・フランスは「それなら支援は国民投票が終わるまで凍結」。

ですので「国民投票」は「EUに留まるべきか、離脱すべきか」になるとの見通し。確かに離脱してローカル国となって自力で現在の状況を脱却するというのも一つの選択になります。かなりの意見の分岐が予想されます。

わが日本においても「原発の是非は、国民投票」で決めようという運動が提起され東京都、大阪市で住民投票運動が先ず先行というという形で進行しています。これも内部でもギクシャクしているようです。

静岡県には原発の再開については住民投票で決めるというのが一番分かりやすいです。ただ、投票の時期の問題と国民投票運動と一体的に展開については意見が分かれています。ギリシャと日本は借金国という意味では同じ。

ギリシャ状況の詳細な分析、早急に必要ですね。




SBSTVドキュメンタリー『西本願寺音舞台』を観る

2011年11月03日 | ニュース・関心事
※写真は西本願寺で演奏する打打打団・天鼓

西本願寺に久石譲さんを中心に東日本大震災ををテーマにした音舞台が兵庫芸術文化センター管弦楽団、金津流浦浜鹿踊、シークレット・ガーデン、打打打団・天鼓のいくつものアーティスト集団によって実現した演奏会。

「音舞台」という継続した企画を全く知らずに鑑賞しましたがとても感動しました。「音舞台」の歴史は、1989年にはじまった「東洋と西洋の出会い」をテーマにした西本願寺自体を舞台にしたイベントとのことです。

久石さんが宮崎駿さんとタッグを組んだ様々な作品は名曲として多くのファンを獲得しています。私が大好きな「天空の城ラピュタ」も久石さんの作品。西本願寺に「風の谷のナウシカ」主題曲が流れ心をうたれました。

ただ、私自身は、久石さんらが展開して来た「単純な反復のリズムがメイン」という「ミニマル・ミュージック」という音楽手法について疎かったので金津流浦浜鹿踊、打打打団・天鼓の組合せに新鮮さを認識しました。

久石譲さんの語った「一番大変なことは自分を変えるということです。きのうまでの自分を変えるんですから努力が必要です」の言葉。人間と人間をつなぐ基本的な姿勢と考えてきましたの大いに納得したところです。