まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

父が母と同じ老人保健施設に

2007年09月20日 | その他
 現在、父は小千谷総合病院に、母は老人保健施設にいます。何とか二人が一緒のところにいくことができないか、念願であったのですが、柏崎市の姉からの連絡で26日にも実現しそうであることがわかりました。

 父にはやや認知症の症状があり、私だけでなく実家の姉や妹や弟たち含め心配をしていました。少しでも認知症の症状を抑えようと週に2回も訪問活動をしてくれています。離れたところでただ感謝と言っても、その大変さをカバーできません。

 本当に嬉しい限りです。父が「ばあちゃんのところへいきたい」と涙を流したと姉から教えられて、私まで涙が出てきてしまいました。日本の戦後を支え、私たちを育ててくれて、そして年老いていく父母に自分は何をできているのか。

 柏崎市というと、何と言っても中越沖地震と柏崎刈羽原発の被災問題になりますが、そこに住む人たちの生活は、私を含めまさに全国、どこににでもある物語です。どこにでもある物語の中に普遍的なこの社会の問題が隠されています。

 政治の世界、参議院選挙を終えてようやく政権交代の現実的選択が私たちの目前に現れました。国連で「日本のテロ対策への感謝決議」などというた茶番にも似た日本的手法が持ち込まれていることにいやはや自民党政治の末路を感じます。

 

緊急地震速報

2007年09月19日 | その他
 朝日テレビで「緊急地震速報」について特集企画。ちょっと、びっくりの地震警報で「震度330秒前」のアラームがなります。地震源の初期のP波を捕らえ、距離に応じてP波後のS波がどの規模で測定地点に来るかを情報提供するものです。

 テレビ画面では距離による違いがわからず、都道府県単位の自治体名の公表のみで、何秒後かについてはわかりません。この情報をもらって何ができるのか、ここが問題です。企画としては、防災意識の高まりに軸心をおいています。

 各家庭にこの装置が置かれるとしたらもう少し事態が違うと思います。その体制に向かうのか、今のところ公共放送を通じた情報提供の範囲です。先日、テレビ関係者の話を直接に聞きましたが、導入に当たっては喧々諤々があったとのこと。

 今日、公共事業チェック議員の会の役員会と経済産業省原子力保安院を相手に院内集会が開催されました。昨日もお伝えしたように東京電力は一切対応しようとしません。さすがに議員集団、追求すべきところは徹底していました。

 緊急地震情報、原発震災にどの程度に有効なのか、活用できるのか、シュミレーションが必要です。
 

大規模地震と原発を考える市民集会

2007年09月18日 | その他
 原水禁や原子力資料情報室などの呼びかけで開催された大規模地震と原発を考える市民集会が参議院会館で開催されました。午前中は保安院を相手に全国の原発反対グループの交渉、午後は東京電力のはずが交渉拒否、という中での集会。

 川田龍平参議院議員、近藤正道参議院議員、福島みずほ参議院議員、相原久美子参議院議員、日森衆議院議員そして金田誠一衆議院議員秘書など国会関係者も数多く参加しました。

 近藤議員が、柏崎刈羽原発被災をきっかけに改めて緩やかな全国脱原発戦線の必要性を訴え、川田議員は、現地視察を踏まえ原発に頼らないエネルギー多消費型社会からの転換=サマーバカンスの導入を訴えました。

 たまたま、虹と緑の仲間、北野元石川県議会議員・平和運動センター事務局長も参加していて、懐かしさ感じました。とてもパワフルに志賀原発の裁判所の停止命令や能登地震や隠されていた臨海事故を報告。脱原発いまこそ全国的広がりを。

川田龍平参議院議員、国会スタート集会に350名

2007年09月17日 | その他
 7月29日当選の熱気が再現されるかのような350名もの方々が参加する「国会スタート集会」でした。ご本人の最後の決意表明における力強さとともに、演説での発言間違いに「まちがえました」と素直にわびるその姿勢は新鮮そのもの。

 参加者の半分以上は若者、彼らの政治参加と私たちのような団塊世代との世代連携をどのように作り上げていくのか、大きな課題を感じました。国会議員としての議員活動、市民活動など納税者の声を国政の届けるという大きな役割。

 そして、「地方から政治を変える」を掲げる「虹と緑の500人リスト運動」や「国政に緑の旗を」を掲げてきた「緑のテーブル」など諸グループ、諸個人がめざす「みどり・共生・平和の新しい政治勢力」形成と大きな目標があります。

 31歳の参議院議員、川田龍平さん、新しい政治主体の登場と新たな政治文化の始まりを期待させる「スタート集会」でした。

後期高齢者健康保険のはじまり

2007年09月16日 | その他
 昨日は城北学区の敬老の日で城北小学校に400人を越える方々が集まり小学生や町内会の方々によるお祝いの行事が行われました。町内会の皆さんのボランティアでかなりきめ細かい準備がのもとに進められています。

 松村副市長の話の中で静岡市の100才以上の女性は140名を越え、男性は20名余とのことで圧倒的な女性上位の実態に参加者一同に驚きの声と同時に納得した表情をみせていました。男性の社会的環境の反映でもありますが、考えさせられます。

 こうした敬老の祝いと同時に来年からはじまる後期高齢者健康保険制度の問題が大きく高齢者にのしかかります。医療費削減の流れの中で、国の試算で厚生年金受給者で月額6200円年74400円の負担です。

 基礎年金受給者は月額900円年10800円。国の調整交付金の額がどれ位になるかによって負担額も変わってきます。果たして、麻生・福田ラインの総裁線レースの中で、格差拡大、弱者いじめの現実が改善されていくのか。

 マスコミの加熱の中で改めて参議院選挙による民意を確認したいものです。

映画『六ヶ所村ラプソディ』を観る

2007年09月15日 | その他
 「健やかな命のための生活講座」主催の「六ヶ所村ラプソディ 上映会・鎌仲ひとみ監督のお話」がアイセル21で開催されました。2時間というドキュメンタリーでかなりの集中力が必要で、映写画面の小ささが気になりました。客席は満席でした。

 有機米を生産しながら再処理施設の危険性を訴えてきた苫米地ヤスコさんが実際の稼動を目前に、放射能汚染が気になり米を買い続けることができない、という消費者の手紙を紹介するシーンは、考えさせられました。映画の中に答えはありません。

 映画もなかなかなのですが鑑賞後の鎌仲ひとみ監督の、何故この映画に至ったかの話しはテンポは軽やかなのですが、人生の中でぶつかった課題を掘り下げていくと実は世界が物語のようにしてひとつにつながっていく、という等身大のリアル感がありました。

 イラクでの劣化ウラン弾による白血病の広がり、そのウラン弾はアメリカから日本に輸出される原発燃料の濃縮ウランの廃棄物から造られているという事実、国内の55基の原発の電気エネルギーで成立つ私たちの豊かさとは何なんだろうか。

 NHKの下請でイラクの白血病の映画を作ったが、「劣化ウラン弾が白血病の原因である」「広島・長崎への原爆投下によるり微量放射能線の影響は軽視できる」この二つの科学的根拠とイラク側、アメリカ側の双方の情報操作をどう考えるか。報道とは何か。

完成したNHKドキュメンタリ―、600万人という確かな視聴者一方で反応が起きてこない現実、ドキュメンタリー映画を1万人に見てもらうことの大変な困難さと一方で確実に動き出してくれる市民、どっちが本当の姿か、と自己に問うその姿勢は新鮮でした。

 監督としての能力もさることながらアジテーターとしての能力は出色。
 

孔枝泳(コン・ジヨン)作『私たちの幸せな時間』をやっと読み終える

2007年09月14日 | その他
 既に映画評論でお伝えしていますが、やっと原作を読み終えることができました。翻訳が拉致被害者の蓮池薫さん、私の実家・柏崎市の私の生まれた北鯖石村の隣村生まれです。数年前、彼の実家の前を通るといつも私服刑事がいました。

 蓮池さんが後書きで「「作者の言葉」で「この小説を書くあいだ、私はとても幸せな時間を過ごせた」と述べている。最後に私も「この小説を訳すあいだ、とても幸せな時間に浸ることができた」と告白しておきたい」。

 恥ずかしげもなく私も「この小説を読むあいだ、とても幸せな時間を取り戻せた」と書くべきであろう。孔さんが、韓国のいわゆる386世代を代表する作家であることに韓国の民主化運動世代の文化的水準の高さを感じぜずにはおれませんでした。

 彼女が、この死刑制度をテーマに小説を書くきっかけが1997年12月30日の23人の死刑執行の日のことであったという事実にその感性の鋭さを感じます。小説を書くための精神力と体力保持のために毎日走ったという努力には親近感を感じました。

 是非、一読を。

自民党の復活はありうるのか

2007年09月13日 | その他
 今日の政治ニュースは、安部首相後に誰が後継足りうるのかに全てが集中しています。麻生氏優勢から一挙に福田氏優勢に、そして19日総裁選が23日に後送り、この展開に8月27日の政治評論家の森田実氏の講演が蘇ります。

 森田氏は05年衆議院選挙を「小泉クーデター」論分析を主張しマスコミからある意味で追放されました。私は森田氏に質問をしました。今回の参議院選挙は小沢民主党勝利で2大政党制が確立した思うが政治思想としてはどのような対立なのか。

 勿論、安部=新自由主義=グローバリズム、小沢=伝統的保守=中央集権的税再配分の対立かと尋ねたわけですが、答えは新自由主義は一時的にも後退し、自民党は伝統的保守に政策転換をし、総選挙は同路線・保守通しの闘いとなる、でした。

 現実に福田首相成立であれば、まさに森田氏の分析どおりです。政治の世界は一寸先は闇ですから、軽々には論じられませんが、福田氏がどのような対民主党戦略を持ちえるかです。そう簡単に総選挙で民主党を破ることは出来ません。

 問題は、私自身が評論家ぶっていても仕方ないわけで、自民党の政策大転換と派閥政治復活のこの状況をどう分析し、静岡県の政治改革の道筋を語れるかです。大いなる緊張感で自らの政治的役割を提示し続けたいものです。

何もかも放り出した安部首相

2007年09月12日 | その他
 今日、衆議院本会議の民主党鳩山幹事長の代表質問を傍聴しようと手続きについて衆議院の警務課を訪ねると「テロップで総理が辞任が流れましたが知っていますか?そのため本会議は中断しています」。えー!

 午後2時からの安部首相の記者会見、聞いていて本当にあきれかえりました。この方は、辞めなければいけない時に辞めず、辞めてはいけない時に辞めるという、およそ危機管理能力ゼロの持ち主であることです。

 そして、事もあろうに辞職理由をテロ対策=アメリカへの給油を継続するために民主党小沢代表に党首会談を申し入れしたが断られたので局面打開のために辞職したと、「責任をヒトのせいにする」まるで駄々っ子のような「ぼく感覚」。

 自民党は19日に総裁選挙すると言うことですので、最短で20日に衆参両院での首班指名です。勿論、参議院は小沢民主党代表が首相に指名されますので、両院議員協議会の開催となります。

 政権交代の現実が目の当たりに展開されます。さて、自民党総裁に誰が選ばれるのでしょうか。新自由主義路線継続の旗手として麻生幹事長か、伝統的保守回帰で福田元官房長官か、ここは政権交代の大きなカギです。民主党はどう動くか。

9・11から6年、世界が変わり始めた

2007年09月11日 | その他
アメリカの下院・軍事委員会ー合同公聴会でイラク駐留米軍ペトレアス司令官が証言台に立ちました。政府内で08年大統領選を目前に共和党、民主党のイラク撤退をめぐる対立が深化し、撤退が政治日程に上り始めたことを意味します。

 この時期に安部首相は、インド洋での給油が国際公約だ、特措法が成立しないなら「事後承認規定」削除の新法だ、通らなければ内閣総辞職、などという国際世論の動向も読み取れない「政局オンチ」の醜態をさらけ出しています。

 マスコミでは、連日、消えた年金問題で横領の実態や、厚生年金での524万人もの入力放棄の報道、もうどうにもならない社保庁。生活破綻による「ネコババ」は公務員に留まらないはずですが、このバッシングはもう止められません。

 APECで地球温暖化防止での数値目標設定という国際的公約、これこそ国際公約のはずですが、温暖化問題はマスコミからは吹っ飛んでいるようです。参議院が衆議院に先立って給油ストップ法案可決というウルトラC案まで出てまさに権力闘争。

 どこに政策争点を絞るべきか。