マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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大畑春日神社夏祭り

2007年08月07日 11時22分56秒 | 葛城市へ
15日、葛城市では各在所の神社で夏祭りが行われます。

大畑地区の春日神社では午前中に長尾神社から宮司を迎えて夏祭り神事が執り行われます。

今年は台風4号が来るやもしれないことから一日順延された。

夏祭りが始まる前の夕刻、子どもらが集落センターに集まってきてヨバレをいただきます。

陽が沈みヨバレを終えた子どもは玩具や花火をもらっておもてで遊びまわる。

同神社までお渡りする十二振提灯が雨に濡れるとなーと心配そうに空を見上げるのは役員さん。

降り出している雨がまだ止まないが小雨決行とセンター前で三段になった提灯を組み立てる。(センターができるまでは地区の倉庫で組み立てた)

灯を入れて立てると地区に灯りを照らす。

さあー出発だとカートに組んだ太鼓と鉦を鳴らしながら神社まで練り歩く。

昔しは伊勢音頭を唄って景気よく練ったもんだと回顧する役員。

同神社に到着すると拝殿の前に掲げると参拝者は提灯を潜って次々とお参り。

その前では子どもが太鼓を打ち鳴らし地区の祭りは最高潮に達する。

参拝を終えると役員から配られる「しきしき」とお菓子。

しきしきは葛城當麻や新庄で普通に食されるおやつのひとつ。

休耕田を利用して耕作した地元産小麦に砂糖や卵で溶いたものを薄く延ばしてクレープのように折りたたみフライパンで焼いたもの。

中にはイチゴジャムが入っている郷土料理です。

なお、翌日には同神社境内にある大神宮さんのお祭り。

同じように十二振提灯練り歩きが行われるが平日なので自警団も参加されないことからやむなく中止となった。

(H19. 7.16 Kiss Digtal N撮影)