マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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元山上千光寺滝祭滝行

2007年08月31日 09時33分53秒 | 平群町へ
生駒山系では古くから修験者が身を清めた行場が点在する。

近鉄元山上駅から急峻な坂道を歩いていくと平群町鳴川渓谷、更に歩くと役行者が日夜荒行に励んだとされる千光寺に辿りつく。

ここで10年間の修行を終えた役小角は母を残し大峰山で修行されたことから同寺を元山上千光寺と称している。

八月に入ってからは30度を超える猛暑日が続く今日、厳しい暑さに負けぬようにと滝祭が行われる。

法螺貝を鳴らして同寺を出幸した住職、修験者や参拝信者一行は、渓谷の断崖に彫られた石仏の真上から勢いよく流るる滝水に次々にとうたれる。

高さ15mから落つる滝水が頭からあたる滝行は心身の汚れや迷いを清めていく。

おばあちゃんに連れられてお孫さんと共に滝行される母親。

小さいときから来てるんですよと話す親子三代。

信者が行われる滝行は一般的になってきており、最近は女性が多くなっているという。

(H19. 8. 5 Kiss Digtal N撮影)