小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



2012年秋に小田原城址公園のお堀に突如出現し棲み始めた一羽のアヒルもまもなく2回目の夏を迎える。夏の間はあまり活動的ではないが、お堀の水位が下がるといつもの寝床が使えなくなってしまうので、普段と違う姿を見ることが出来る。お堀に棲みついているアヒルは夏の暑さが苦手なようで、日中は多くの時間を学橋の橋脚で過ごしている。そのアヒルの寝床となっている学橋の橋脚は、ちょうちん祭りの準備のためお堀の水を抜いたことにより通常よりも4,50センチほど水面の上になってしまう。アヒルは飛べない鳥だが、このくらいの高さでも登れないようだ。先日、水位の下がったお堀へアヒルの様子を見に出かけた。昼過ぎは大抵学橋の下にいるのだが、橋脚に登れなくなってしまたようでめがね橋の近くにいた。しばらく眺めていても、一向に動く気配はしない。ズームで撮影すると水面に浮かびながら寝ていた。夕方、再度アヒルの様子を見に出かけると馬出門裏手のお堀が浅くなっている所で羽を休めていた。昨年もこのあたりの浅瀬を減水時の寝床にしていて今年も同じように過ごしている。ちょうちんの飾り付けが終わるまでアヒルの災難はしばらく続きそうだが、この暑さで元気が無くなってしまわないことを願うばかり。

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