いいもの見ぃ~つけた!

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<贋作> 平山郁夫氏の版画

2021-06-01 10:22:26 | 美術

 「平山郁夫氏の版画」が相当量「贋作」と認められた。

 昨年発覚後、調査がどんどん進んでいる。

 「販売者」は・・・そごう・西武百貨店。

 なんとも情けない・・・

 

 「西武百貨店」では、以前に「絵画事件」を起こしている。

 そう「イトマン事件」の1つだ。

 あの「許永中」が関わった巨額詐欺事件。

 

 なのにまたやらかしおった。

 今は「そごう・西武」とはなったが、まさか「黒幕」はその当時の生き残りではないだろうねぇ~

 

 鑑定を依頼した側は、「最近の百貨店担当者は目利きができない連中」と非難。

 そりゃそうだ、バブル期には何人も「専門家」がいたが、今ではどの売り場・バイヤーも「本物の専門家」は少ないことだろう。余力のない時代、「自己啓発も含めた経験値」は低次元のものになってはいないか?

 売り場を見れば明らか。

 「一流品」をしっかり売れないのは、バイヤー・売り場責任者の責任は大きい。

 「百貨店=信用」はもう相当不確かなものに。

 

 話を戻して・・・

 「贋作」も「油絵」など自筆のものならまだわかりやすいはず。もちろん「入手ルート」が信用のひとつではあるが。

 しかし、「版画」は難しい。

 最近の「印刷技術」は素晴らしい。ちゃんと「本物を高解像度でスキャン」できれば「印刷」すればいい。見抜ける力がある者が助言を加えれば、「本物同等」のものも作れるとか。

 キャノンの最高技術を使って「複製」を作ることで、「本物の劣化」を防ぐ目的は認められている。ただ、それは「本物の所有者」が正式に認めるのが条件。

 「転売目的」で「贋作」を大量制作して販売するなんて「犯罪」は決して許されない。

 「本物」が欲しければ、本当の本物の画商で入手することをおすすめする。

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