いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<大阪産(もん)-林産物> 木糸

2023-05-11 06:51:57 | 大阪産(もん)

 「木糸-もくいと」

間伐材の再利用した100%の和紙で木糸の開発に成功しました

 現在、天然資源である綿、ウール、シルクなどの原料は、ほとんど輸入に頼っている中で、この間伐材を利用した和紙織物は、輸入に頼らず国内で生産可能な唯一の天然資源からなる、全く新しい素材です。
 国土の70%が森林と環境に恵まれた資源背景があります。しかし、間伐材は林業の空洞化で間伐してもコストがかかりすぎて放置されたままです。
 当社は国産間伐材(針葉樹)を使用した100%の和紙で木糸の開発に成功しました。これらを有効利用することによって、林業と繊維産業のコラボを実現し林業の活性化につなげられる仕組みを構築します。

大阪から間伐の未来を作る

 私たちは阪南市を中心として近隣の中小企業とのコラボで、はんなん和紙の布工房協議会を組織しております。
 地産地消を全面に掲げており大阪でとれる間伐材(木糸)は大阪の中小企業の連携で開発し販売します。またCSR商品としての価値も十分含んでいます。
 このシステムを構築して他府県の中小企業にも呼びかけて全国展開を目指します。

 資源を輸入に頼らない日本の新しいマテリアルは必ず必要です。
 政府が打ち出しているカーボンニュートラルの意志にも合致します。
 大阪が全国に先駆けて間伐の重要性を広く一般の消費者の皆様に、理解してもらい、未来の世代のために森林を守る取り組む姿勢をくずさず、持続可能な循環型ビジネスを構築していきます。

間伐材から木糸ができるまで

 間伐材収集

 森林を守るために必要な伐採=間伐
 この間伐された木材の再利用として、私たちは木から作る糸「木糸」を開発しました。
 大阪府においても定期的に間伐が行われています。
 間伐された木材を集めます。

 原料チップの作成

 集めた木材を、細かく粉砕し、小片にします。
 この原料チップが和紙の原料となります。

 地球釜による繊維蒸解

 地球がまといわれる巨大な釜を使い、繊維を蒸解します。
 木片から和紙の原料となるセルロースを抽出します。
 セルロースからパルプを作ります。

 抄紙加工

 抄紙機にてパルプを均一に伸ばし、間伐材和紙の原紙を作ります。
 その後、スリット加工という、和紙を1~4mmの幅に細かく裁断し、
 スパイラル状に巻き取り撚糸します。
 ここで木糸の完成です。

 木糸から織物へ

 完成した木糸は縦糸、横糸の組み合わせで、様々な特徴をもった布を作ることができます。
 こうして間伐材から「紙」、「糸」、「布」へと生まれ変わるのです。
 体と地球に優しいエコな素材、商品として、
 タオルやハンカチ、靴下など、用途に合わせ幅広く利用されています。
 また木糸の抗菌活性値は非常に高い数値が出ています。木糸抗菌活性値

*https://www.washinonuno.com/%E6%9C%A8%E7%B3%B8/ より

 

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<大阪産(もん)-林産物> おおさか和泉材

2023-05-10 07:27:46 | 大阪産(もん)

 「おおさか和泉材(いずもく)」

 いずもくとは?
 国産無垢材「いずもく」(おおさか材)をご存知ですか?
 我が国には優れた木材が数多くありますが、その中で「いずもく」は知名度は高いとは言えませんが、品質等については、有名どころの木材と遜色はありません。
 「いずもく」は、大阪南部の和泉山脈に位置する、和泉市南部地区の急傾斜地の多い山林地域で育っています。
 和泉市南部地域は、育林に恵まれた気候風土として、古くから吉野林業の流れを受けて、密植され時間をかけてゆっくり成長し、通直、目細材として等級の高い、強い木として評価を受けています。
 また杉も桧も赤身が多く、色合いも良好です。
 このように、「いずもく」は建築、住宅資材として優れています。

*https://okahyou.jp/pages/36/ より

 和泉の木「いずもく」を生産できる市内製材業者について 更新日:2021年04月01日
 和泉市内のおおさか材認証制度登録事業者について
 大阪府では、持続的な森林管理の下で適正かつ計画的に生産された大阪府内産材をみなさんに安心して利用いただき、将来に渡って森林を健全な状態で維持・保全していくことを目的として、「おおさか材認証制度」が実施されております。

 この制度は、大阪府が認定した「林業活動促進地区」において生産された木材を、大阪府に登録された認定事業者がおおさか材としての証明を行うものです。和泉市は平成24年度に「林業活動促進地区」に認定されており、丈夫で香り豊かな良質材が生産されております。

 おおさか材の認定を受けた和泉市の登録業者を下記の通り紹介いたします。この機会に、和泉市の木を使ってみませんか?

 和泉市内の「おおさか材」登録事業者一覧表
 登録事業者一覧表
 認定番号  事業者名       住所

   1   岡兵木材工業株式会社  和泉市父鬼町420-1 
   2  岩本木材         和泉市父鬼町1013 
   3   株式会社松葉屋     和泉市唐国町1-15-31 
   4   やなぎや建設      和泉市仏並町1025-2 
   5   北野木材        和泉市大野町333-3 
   6   松葉善製材所      和泉市父鬼町455-1 
   8   井谷製材所       和泉市父鬼町465
   9   大阪府森林組合泉州支店 和泉市平井町300-3 
 おおさか材について
 詳しくは下記リンクより大阪府ホームページ「おおさか材認証制度」をご参照下さい。

 おおさか材認証制度(府ホームページ)https://www.pref.osaka.lg.jp/midori/midori/certificationsystem.html

*https://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kakukano/sangyoubu/sangyosinkositu/nourin/izumoku/izumoku_seizai.html より

 

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<大阪産(もん)-林産物> おおさか河内材

2023-05-09 07:14:03 | 大阪産(もん)

 「おおさか河内材」

 河内長野市や千早赤阪村産の材木を「おおさか河内材」ブランドとして大切に育てています。

 「おおさか河内材」の特徴は木目が真っ直ぐで切口が真円に近く、年輪の幅も緻密で均一です。
 おおさか河内材独特の木目のきめの細やかさ、ほんのりピンクがかかった木肌の美しさが特徴です。
 粘りがあり丈夫な良質材です。

 平成25年5月より、おおさか河内材の認証材がスタートし、証明書の発行ができるようになり、認証材を使うと、様々な制度を活用することができるようになりました。
 おおさか河内材について、認証材詳細ページをご覧ください。

 おおさか材(河内長野市産材)の認証制度について 更新日:2018年12月20日更新
 
 おおさか材(河内長野市産材)の認証制度について
 大阪府の「おおさか材認証制度」により、河内長野市で生産される木材が、「おおさか材(河内長野市産材)」として認証を受けることができるようになりました。

 これにより、おおさか材(河内長野市産材)の証明書が発行されますので、合法的に生産・伐採された、産地が明らかな木材であることが証明されます。

 令和2年度時点で「おおさか河内材」は、おおさか材(河内長野市産材)・おおさか材(千早赤阪村産材)・おおさか材(河南町産材)として、それぞれの産地を併記して認証を受けることができます。

 認証材のメリット
 証明書が発行されるので、おおさか材であることを証明できます。

 また、そうして証明された木材は、地元で育った、地域になじむ木材ですので、安全・安心に利用することができます。

 他にも、以下の特典が得られます。

 ・一定以上認証材を使用した居宅を新築・購入する際に、近畿大阪銀行の住宅ローンの金利優遇を受けられる場合があります。

  大阪府/府内産木材使用住宅に対する住宅ローンの金利優遇<外部リンク>

 認証材を使うには
 認証材の証明書を発行できるのは、大阪府に認定された製材業者のみです。おおさか河内材に関する認証材については、下記にお問い合わせください。

 おおさか河内材販売促進協議会  河内長野市高向1818-1

 南河内地域以外の認定製材所については、下記リンクより大阪府のHPでご確認いただけます。

  大阪府/おおさか材認証制度<外部リンク>https://www.pref.osaka.lg.jp/midori/midori/certificationsystem.html

 おおさか河内材を使って家を建てたい方や、リフォームをしたい方は、お近くの工務店または森林組合等にご相談のうえ、認定事業者から認証材をお求めください。

 認定事業者一覧
連番  認定  事業者名   所在地

 1  1   岡兵木材工業株式会社 和泉市父鬼420-1 
 2  2   岩本木材 和泉市父鬼町1013 
 3  3   株式会社松葉屋 和泉市唐国町1-15-31 
 4  4   やなぎや建設 和泉市仏並町1025-2 
 5  5   北野木材 和泉市大野町333-3

 6  6   松葉善製材所 和泉市父鬼町445-1 
 7  8   井谷製材所 和泉市父鬼町465 
 8  9   大阪府森林組合 (本店)高槻市大字原1052-1 

            (泉州支店)和泉市平井町300-3 
            (ウッドベースかわちながの)河内長野市鳩原341 
            (高槻木材加工センター)高槻市出灰梅ノ木原7

 9   10   有限会社矢倉林業 南河内郡千早赤阪村大字東阪234-3 
 10 13   峯野材木店 河内長野市加賀田788 
 11 14   定木材株式会社 岸和田市土生町6-4-6 
 12 15   堀田木材住宅有限会社 岸和田市三田町739-1 
 13 16   大植製材株式会社 岸和田市内畑町830 
 14 18   西上木材産業株式会社 岸和田市大町366-1  
 15 19   株式会社モリアン 岸和田市木材町18-1 
 16 20   秬谷産業株式会社 貝塚市三ツ松894-1 
 17 21   大高木材株式会社 高槻市道鵜町6-855 
 18 22   株式会社ナカガワ 泉佐野市葵町3-7-7 
 19 23   松原木材株式会社 泉佐野市葵町3-7-52 
 20 24   古谷木材有限会社 泉佐野市日根野2828 
 21 25   有限会社森口材木店 泉佐野市大宮町13-10 
 22 26   大木森林協同組合 泉佐野市大木1460 
 23 27   奥野製材所 泉佐野市長滝1052 
 24 28   株式会社東野材木店 大阪市住吉区苅田8-7-20 
 25 29   有限会社田中製材所 羽曳野市西浦3-2-25 
 26 30   株式会社千早銘木 南河内郡千早赤阪村中津原462

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<大阪産(もん)-林産物> 池田炭

2023-05-08 05:36:05 | 大阪産(もん)

 「池田炭」

 猪名川上流域で生産される「池田炭」は、切り口が菊の花の形に似て美しく、火つきや火もちがよいため、茶の湯の最高級炭として広く知られています。

 「能勢菊炭」

 能勢菊炭の紹介
 切り口が菊の花のように美しい事から「菊炭」と呼ばれるようになりました。北摂の山々で製炭され、大阪府池田市へ集積された事から「池田炭」とも呼ばれています。炭の材料にはクヌギを用い、生産するには大量のクヌギ材を必要として乱伐採がされていたように思いがちですが、この樹種は元株が残っていれば何度でも生えてくる木なので、乱伐どころか何度でも再生し生産できる循環型産業なのです。

 炭には7~8年くらいたった木が主に使われます。それを万遍なくローテーションさせて伐採していきます。そのため、北摂地域には日本一といわれる里山が残っています。最盛期には約40軒にものぼっていた炭焼き農家は都市化によって衰退し、今では極少数の農家が伝統技術を守り続けています。

 大阪府能勢町地域の特産品のひとつともなっている「池田炭(能勢菊炭)」は、茶道の分野では全国的に有名でありながら、あまり一般的には知られていないようです。火力が強くて火持ちが良いこと、香りが優れていることで「茶の湯には最高の炭」と言われています。長享年間(1487~1488)に池田の椋橋屋治朗助が足利義政に献上しており、文禄4(1595)年8月15日に豊臣秀吉が池田伏尾の久安寺で観月の茶会を催したときこの炭を薦めた記録が残っています。

 池田炭の歴史

 池田炭の歴史は古く、建仁(1201~1204)の頃から茶に用いられたといわれ、長享年間(1487~1489)に池田の椋橋屋治郎から足利義政に池田炭を献上した記録がある。また、正保2年(1645)松江重頼編の俳諧の方式書『毛吹草』巻4、摂津のところに「一庫炭、ここより池田の市に出て売りなり。故に池田炭云々」の記載があって、これがもっとも古い池田炭の名であろうとされている。
 また、文禄4年(1595)8月15日に、豊臣秀吉が、池田伏見の久安寺の塔頭、常住院で観月の茶会を催したとき、池田炭を賞めたという記録が久安寺に残っていたが、戦災のため消失してしまった。
 近松茂矩『茶窗閑話』(享和4年、1804)に、紹鴎の頃までは、池田炭をそのまま直に炉に点き火を入て茶をかけしに、利休了簡にて池田炭をそのまましかけ炭に用ふれバ、炭くづはしりて座付の炭おく時に炉中見たてよろしからずとて池田炭をおこし、上皮の分は白くなるほど焼置きてけさせ、二度焼の炭と名づけて客前の隅に用ひし・・・
 池田炭をそのまま使うと、パチパチはねるので、これを2度やきして、用いたという利休の考案が述べられている。
 明治19年摂津国能勢郡吉川村の住人、中川五兵衛が記述した『大日本山林会報告』第54号いんは、池田炭の来歴を述べた項がある。
 予が祖先中川勘兵衛清光なるもの今を去る凡そ三百有余年の古即ち天正2年の春の頃周囲の山村に生立てる椚樹を伐採し之を焼きて一種の木炭を創制せり。是蓋し池田炭産出の濫觴たるべし。故に当初は之を吉川炭と唱へしこと。今尚伝えて村民の口碑に在り・・・
 この記事から、池田炭は中川勘兵衛が初めて焼いたといわれている。
 池田かまは白炭型式のかまで、窯外消化のかまであるが、このかまでクヌギを焼き、焼き終わったとき密閉消火(窯内消火)した。これが池田炭の生まれたそもそもの始めであろう。窯外消火の池田かまを窯内消火にかえ、炭材にクヌギを使ったのが中川勘兵衛などの考案であろう。

*http://www.satoyama-co.jp/page1.html より

 「能勢さとやま創造館」 大阪府豊能郡能勢町下田尻303-2

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<大阪産(もん)-水産物> キジハタ(あこう)

2023-05-07 07:03:43 | 大阪産(もん)

 「キジハタ(あこう)」

 大阪湾の幻の高級魚「魚庭あこう」
 
 ◆大阪府内では、岩礁域や魚礁・増殖礁のほか、消波ブロック等の人工護岸にも広く生息し、そこで縄張りを作り、小型魚は甲殻類を、大型魚は魚を好んで食べます。名前の由来は、雉(キジの雌)の羽根のような色模様をしているためで、最大で全長約50cmになります。小さなものはすべて雌で、体長30cm位で雌から雄に性転換します(雌性先熟)。
 ◆キジハタは、関西では「あこう」と呼ばれる夏の高級魚です。昭和63年には年間10トンを超える漁獲がありましたが、その後数が減り、一時は幻の魚となっていました。しかし、平成12年度に稚魚放流の技術開発を開始し、平成22年度から大量生産・放流に取り組んだ結果、平成28年以降は年間3トン程度まで漁獲量が回復してきました。
 ◆平成30年5月に、一定の基準(1.全長35cm以上かつ重さ600g以上のもの、2.傷のないもの、弱っていないもの、3.漁業者が出荷するときに活魚であるもの)を満たすキジハタを「魚庭あこう」と名付けてブランド化することとしました。平成30年と令和元年に府内5店の日本料理店で様々なあこう料理が期間限定で食べられる「『魚庭あこう』体験フェア」を行い認知度向上に取り組みました。2019年G20大阪サミットのワーキングランチでは、肉抜きメニューの主菜として提供されました。
 ◆通常薄造りで食べられることの多いキジハタですが、火を通したものや骨からとったお出汁も美味です。
 
 ■多言語:雉子羽太(Kijihata/Red-spotted Grouper/키지하타(붉바리)/赤点石斑鱼/赤點石斑魚
 ■大阪での呼び名:あこう
 ■旬:7月から8月
 ■主な漁法:刺網、魚かご
 ■主な水揚げ地:堺市(堺市)、泉佐野(泉佐野市)等
 ■年平均水揚げ量:約3トン(H24-H29年,水産技術センター調べ)

*https://www.pref.osaka.lg.jp/suisan/fish/f01.html#kijihata より

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<大阪産(もん)-水産物> マアナゴ

2023-05-06 06:27:40 | 大阪産(もん)

 「マアナゴ」

 押し寿司、煮穴子など大阪の食文化に欠かせない穴子
 
 ◆マアナゴの産卵場は長年謎とされてきましたが、平成20年の調査で、九州パラオ海嶺の沖ノ鳥島南方沖で6月から9月に産卵が行われることがわかりました。
 ◆ふ化した仔魚は柳の葉のような形(レプトセファルス幼生)をしており、通称「のれそれ」と呼ばれます。「のれそれ」は、3月から4月頃に大阪湾に流入した後、全長14cmになると体が変形・縮小し(変態し)、全長6cmほどの稚アナゴの形となります。その後、大阪湾の沿岸部の砂泥質の海底で、昼間は穴や砂中に潜み、夜間に魚やエビを好んで食べ、1年後に約30cmに成長し、あなご籠や板びき網により漁獲されます。
 ◆大阪湾で漁獲されるアナゴには、マアナゴとゴテンアナゴがありますが、味はマアナゴのほうが美味で、寿司やかば焼きにして食されます。1本丸ごと天ぷらにし、青葱としょうゆだけで食べるのが泉州風です。また、岬町の伝統料理の一つ「押し寿司」では、多奈川地区でマアナゴが用いられます。
 ◆2019年G20大阪サミットのプレス及び代表団ダイニングでは、地魚のにぎり寿司の1つとして提供されました。
 
 ■多言語:真穴子(Anago)/Conger Eel/붕장어/星鳗/星鰻
 ■大阪での呼び名:あなご
 ■旬:5月から7月
 ■主な漁法:あなご篭、底びき網(板びき網)
 ■主な水揚げ地:岡田浦(泉南市)、岸和田市(岸和田市)等
 ■年平均水揚げ量:約20トン(海面漁業生産統計H27-R1平均)

*https://www.pref.osaka.lg.jp/suisan/fish/f01.html#maanago より

 

 う~ん・・・ 大阪湾の「穴子」。貧弱な大きさのものばかりで、魅力がない。

 堺 出島はかつて穴子漁が盛んに行われていたが、いまでは。どうにかならないものなのか?それとも立派な穴子もまでとれているのか?

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<大阪産(もん)-水産物> ハモ

2023-05-05 06:48:52 | 大阪産(もん)

 「ハモ」

 温暖化で漁獲量増加!秋にもおいしい大阪湾のハモ
 
 ◆大阪湾では、近年地球温暖化等の影響によりイカナゴやマコガレイ、アイナメなど冷水性の魚種の水揚げが減っています。これらとは逆に漁獲量が増えているのがハモです。ハモはもともと熱帯から温帯の暖かい海にすむ魚です。
 ◆産卵は7月頃に、徳島外海あるいはその周辺海域の水深35mから60mの砂泥または泥の海底で行われます。ふ化した葉形幼生(レプトセファルス)は、海流に乗って紀伊水道を通って大阪湾に流入し、湾内で小さなハモに変態し成長します。水温が低下する11月頃に再び外海に下って越冬し、翌春にまた餌を探して湾内に来遊すると推測されています。寿命は長く、15年程度と言われています。
 ◆ハモの名は「咬む(はむ)」に由来するとおり、上下のあご周縁だけでなく上あごの中央にも鋭い鋸歯が並びます。昼間は沿岸の砂泥質の海底に潜っていますが、夜になると海底からはい出して餌を探します。
 ◆ハモは、関東より関西地方でなじみのある魚です。「麦わら蛸に祭り鱧」、「鱧は梅雨の水を飲んで育つ」と言われるように梅雨時分から8月頃に1回目の旬を迎え、京都の祇園祭や大阪の天神祭に欠かせない夏の味です。産卵直後は一旦夏バテしますが、活発に餌を食べ元気を取り戻したハモは10月から11月頃の秋にも脂を蓄えて2回目の旬を迎え、「松茸鱧」などと呼ばれます。
 ◆最近ではハモを自動で骨切りする機械も発達しており、骨切りをしたものがスーパーで売られています。
 ◆湯通しされた牡丹ハモは梅肉で食べ、蒲焼、天ぷら、寿司、椀もの、土瓶蒸し、雑炊などさまざまな料理に用いられます。あらや骨からもよい出汁が出ます。泉州地域では、泉州玉ねぎと炊く「ハモすき」が好まれます。また、祭礼に欠かせないご馳走として伝えられてきた岬町の伝統料理「押し寿司」では、淡輪地区と深日地区でハモのそぼろが用いられます。
 
 ■多言語:鱧(Hamo)/Dagger-tooth pike conger/갯장어/海鳗/海鰻
 ■大阪での呼び名:はも
 ■旬:6月から8月、10月から11月
 ■主な漁法:小型底びき網(板びき網)
 ■主な水揚げ地:泉佐野(泉佐野市)、岡田浦(泉南市)、深日(岬町)等
 ■年平均水揚げ量:約40トン(H29水産課調べ)

*https://www.pref.osaka.lg.jp/suisan/fish/f01.html#hamo より

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<大阪産(もん)-水産物> サワラ

2023-05-04 06:09:54 | 大阪産(もん)

 「サワラ」

 春と秋、大阪湾はサワラの通り道
 
 ◆サワラは、大阪湾で漁獲される魚の中では最も大きな魚のひとつで、成長すると全長1m、体重10kgを超えます。寿命は、雄は6歳、雌は8歳程度です。
 ◆大阪湾に来遊する群れ(瀬戸内海東部系群)は、冬季は紀伊水道以南の温かい太平洋沿岸で過ごし、4月下旬から5月上旬に紀伊水道と大阪湾を通って播磨灘や備讃瀬戸にある産卵場に来遊します。産卵期は5月から6月で、ふ化した仔魚は非常に成長が早く、イワシやアジなどの魚を盛んに食べ、その年の秋(11月から12月)には全長50cm程度までに成長します。そして、越冬のため大阪湾と紀伊水道を通って太平洋に下ります。
 ◆大阪湾でのサワラ漁は、夜間に約3,000mの帯状の網に浮きをつけて海中に流し、泳いできたサワラを絡めとる「さわら流し網(ながしあみ)」という漁法により行われています。さわら流し網の漁期は大きく分けて春と秋の2回で、春漁(上り)は大型の2歳魚以上の親魚、秋漁(下り)は1歳魚以上が主な漁獲対象となります。
 ◆サワラは、平成12年頃は資源が激減していましたが、水産庁や瀬戸内海の関係府県が共同で資源回復計画を策定し、禁漁期や網目の拡大、稚魚放流などの取組みを行った結果、近年では漁獲量が回復し、スーパーでも見られるようになってきました。
 ◆身は軟らかくもちもちしており、みそ漬け、塩焼き等にして食されます。新鮮なものは刺身または軽く炙って食べるととても美味しいです。
 
 ■多言語:鰆(Sawara) /Spanish Mackerel/삼치/蓝点马鲛/日本馬加鰆魚
 ■大阪での呼び名:さごし:体重2kg未満(体長60cm未満,当才魚から1歳魚)、さわら:体重2kg以上(体長60cm以上,1歳から2歳魚以上)
 ■旬:9月から11月
 ■主な漁法:さわら流し網
 ■主な水揚げ地:岡田浦(泉南市)、尾崎・西鳥取・下荘(阪南市)等
 ■年平均水揚げ量:約100トン(海面漁業生産統計H27-R1平均)

*https://www.pref.osaka.lg.jp/suisan/fish/f01.html#sawara より

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<大阪産(もん)-水産物> したびらめ類

2023-05-03 06:32:42 | 大阪産(もん)

  「したびらめ類」

 泉州で愛される「牛の舌」
 
 ◆大阪湾で漁獲されるしたびらめ類には、主にイヌノシタ、アカシタビラメ、コウライアカシタビラメがあります。
 ◆イヌノシタは、大阪湾で漁獲されるしたびらめ類では大型で、全長40cm前後にまで成長します。味もよく、高価で取り引きされます。なお、大阪で「あかした」と呼ばれるのは「アカシタビラメ」ではなくイヌノシタなので注意が必要です。また、アカシタビラメは大阪では「あおした」と呼ばれます。
 ◆したびらめ類は、岸和田や泉佐野などの沿岸部では色々な料理法で日常的に食べられますが、大阪市内や北摂など海から離れた地域ではなじみの薄い魚です。独特の平べったい形をしているため、初めて買う方はちょっと勇気がいるかもしれません。しかし、したびらめ類の身は上品な白身で、皮目に独特の香ばしさがあり、非常に美味しい魚です。頭と尾の先を切り落とすだけなので調理も簡単です。冬場が旬で、ムニエルの他、煮つけや唐揚げなどがポピュラーな食べ方です。非常に新鮮なものは、刺身でも食べられます。
 
 ■多言語:舌平目(Shita-birame)/Sole/광어/舌鳎/龍利魚
 ■大阪での呼び名:あかした(和名:イヌノシタ)、あおした(和名:アカシタビラメ)、ばけした(和名:コウライアカシタビラメ)
 ■旬:12月から翌5月
 ■主な漁法:小型底びき網(石桁網)
 ■主な水揚げ地:泉佐野(泉佐野市)、岸和田市(岸和田市)、岡田浦(泉南市)等
 ■年平均水揚げ量:約200トン(H29水産課調べ)

*https://www.pref.osaka.lg.jp/suisan/fish/f01.html#shitabirame より

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<大阪産(もん)-水産物> クロダイ・キチヌ

2023-05-02 07:16:31 | 大阪産(もん)

 「クロダイ・キチヌ」

 チヌの宝庫、大阪湾は別名「ちぬの海」
 
 ◆大阪湾では、赤くないタイの仲間として、体色が黒っぽいクロダイと、体色が銀色で腹鰭と臀鰭、尾鰭の下部が黄色いキチヌの2種がいます。両種ともマダイに比べて口先がとがった顔つきをしています。
 ◆両種とも性転換し、生まれたときは全てが雄として繁殖しますが、その後雌雄両性となり、多くの個体が雌として繁殖します(雄性先熟)。
 ◆クロダイは、沿岸の浅海域から河口域の汽水域に生息します。産卵期は4月から6月の春季で、大阪湾またはその周辺海域のごく沿岸域で一生を過ごす魚です。
 ◆キチヌは、クロダイよりも塩分の低い河口域を好みます。産卵期は9月から11月の秋季です。
 ◆両種とも、マダイと同様に、刺身や塩焼きにして食べます。
  
 ■多言語:[クロダイ] 黒鯛(Chinu)/Black Porgy/감성돔/乌格(黒鲷)/黒鯛
 ■大阪での呼び名:[クロダイ]ちぬ,[キチヌ]きびれ
 ■旬:[クロダイ]10月から翌3月,[キチヌ]6月から8月
 ■主な漁法:小型底びき網(板びき網)、刺網
 ■主な水揚げ地:泉佐野(泉佐野市)、岸和田市(岸和田市)、岡田浦(泉南市)等
 ■年平均水揚げ量:[クロダイ・キチヌ計]約200トン(海面漁業生産統計H27-R1平均)

*https://www.pref.osaka.lg.jp/suisan/fish/f01.html#kurodai より

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