週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

人生とスポーツ

2014年05月30日 | アルビレックス新潟

アルビレックスと関わるようになってから、ボク自身の「スポーツとの関わり方」に対する考え方が、ずいぶん変わりました。

以前から「生涯スポーツ」という言葉は知っていましたし、「できれば自分の人生のできるだけ長い期間をスポーツと関わっていきたいな」という気持ちは漠然ともってはいたのですが、ボクの考え方はアルビレックスとの出会いによって、大きく変わったのです。今日はそのあたりを少し整理したいと考えています。

ボクが当初考えていたスポーツとの関わり方は、「やるスポーツ」だけでありました。

ボク自身は今でも、ゆるい卓球のプレーヤーです。卓球はこれからも、ボクの足腰が悲鳴を上げない限りボクの人生の中で「やるスポーツ」だと思います。でも残念ながらサッカーは、中・高生の頃に体育の授業や休み時間の遊び程度しか経験がありません。おそらく今後のボクの人生でも、「サッカーをプレーする」ということはないと思います。

ビッグスワン(や他の競技場)を訪れるサッカー観戦者の中に、サッカーの競技経験者は、おそらく10%にも満たないのはないでしょうか。ビッグスワンの感動を、「自分のプレーに生かす」という青少年サッカー選手の存在はもちろん喜ばしいことですが、そんな人だけでスタジアムを埋め尽くすことは不可能です。

ボクにとって、「やるスポーツ」は卓球であり、サッカーはそうではありません。でもアルビレックスとの出会いによって、「スポーツとの関わり」は「やる」だけではないということを、教えられました。

それは、「観るスポーツ」です。今のボクに占めるアルビレックス新潟との関わりは、これがもっとも大きいです。「スポーツエンターテーメント」として、サッカーの試合を観る、そしてそのプレーに熱狂する、という人生の関わり方です。

サッカー以外でも、オリンピックを観たり、大相撲を観たり、プロ野球中継を観たり、駅伝中継を観たり、スポーツ中継のテレビ番組の多い日本では、この「観るスポーツ」を楽しんでいる人は、「やるスポーツ」を楽しむ人よりもずっと多いのではないかと思います。

もちろん生の魅力、ライブの魅力は、音楽でもスポーツでも共通です。「できればスカパー!ではなく、スタジアムで観たい!」と考える人も多いわけです。できれば新潟のサッカーファンからは、もう少しそういう人が増えてほしい(というか戻ってきて欲しい)のが現状です。

この「するスポーツ」と「観るスポーツ」というのが、スポーツとの関わり方の2大要素だと思うのですが、しかし、それはすべてではありません。ここからが、今日の本題です。

サポーターという言葉がありますよね、ボクらもアルビのサポーターです。「サポート」=「支える」。そう、次は「支えるスポーツ」という関わり方です。

これはもちろん、サポーターとしてアウェイにも必ず出かけて、「選手の背中を熱い声援で押すのだ!」という「支え方」もありますが、後援会費を払うとか、ボランティアスタッフとしてビッグスワンで働くとか、選手に千羽鶴を折るとか、アルビのスポンサーの商品を買うとか、アルビレッジの草刈りをするとか、アルビのホームゲームの日には玄関に旗を出すとか(わが家です)、その人その人によっていろいろな「支え方」があると思います。いわゆる地域密着型のチームには、「おらがチーム」という意識が住民に根付いており、この「支えるスポーツ」が地域文化として定着しているケースも多くなってきていると思います。

ボクはアルビレックス新潟というチームに出会い、「支えるスポーツ」という体験をさせてもらっています。そして、この後のボクの人生の中でも、この「支えるスポーツ」の割合はさらに高まっていくと確信しています。

「するスポーツ」「観るスポーツ」「支えるスポーツ」と3つの分類をしましたが、実はまだあります。もう2つ、ボクの考えを述べます。

その1つが、「語るスポーツ」です。人間は語るのが好きです。しゃべるのが好きです。サッカーのプレー経験がなくても、アルビレックスのサッカー戦術に関して熱く語ります。選手の感動的なプレーについて仲間と語ります。職場でも語ります。夫婦でも語ります。家族とも語ります。

特にこれからボクが注目しているのは、ボクら以上の高齢者にとっての「孫と語るスポーツ」の存在です。ボクにはまだ孫はいませんが、仲間には何人も孫がいて、「祖父ちゃん、祖母ちゃん」と呼ばれている人がいますが、いずれも孫のこととなるともうメロメロです。気持ちは分かりますよね。

ボクももし孫が生まれたら、アルビのロンパースを着せようとか、何歳になったらアルビのユニを着せてビッグスワンデビューさせようかな?とか、思っています。それが「じいちゃん、アルビの応援にビッグスワンに連れてって」なんて孫に言われちゃったりしたら、間違いなく狂喜乱舞ですよ。さらに、「じいちゃん、亜土夢はスペースの使い方がうまくなったよね、どう思う?」なんて言われたら、もう最高ですよ。今よりも、きっと数段ビッグスワン行きが楽しくなること間違いなしです。

このあたりに、ビッグスワンをもう一度満員にするヒントがあるような気がするんだよな。ターゲットは、孫と孫のいる高齢者だ!

職場で語る、家族で語る、そういう意味で「語るスポーツ」としてのアルビレックスは、新潟県民にとって大きな存在なんだと思います。ボクのこのブログ「週アル」なんかも、ある意味では「語るスポーツ」のカテゴリーなんだろうな…と思います。

もう1つ、「人をつなぐスポーツ」っていう観点もあると思います。

ボクはアルビレックス新潟を応援するようになって、多くの皆さんと出会いました。ビッグスワンで顔なじみになった方、アウェイで親しくなったご家族、地元・長岡のサポ仲間、そして飲み仲間、後援会で知り合った方、そしてこの「週アル」関係でお知り合いになった方、顔は知らないけどコメントでつながっている方、エトセトラ、エトセトラ。

仕事だけでは絶対に知り合うことのない、老若男女・多種多様な皆さんと、アルビレックスを通してお知り合いになれ、新たなつながりをたくさん構築させていただきました。仕事とは関係のないから損得感情がないのもいいですよね。人間関係が対等だし気を遣わないのがいいです。たまにそれが、結果的に仕事につながったりもしています。人はいろんなところで繋がるからおもしろいですよね。

人間は「人とのつながり」を大切にするものですからね。ボクなんかも「何を言われたか」よりも「誰に言われたか」で動きます。「人とのつながり」も、ビッグスワン満員への道の大きな要因だな。

「やるスポーツ」「観るスポーツ」「支えるスポーツ」「語るスポーツ」「人をつなぐスポーツ」、もしかしたら、まだ他にもあるかもしれませんが、これによって、スポーツがボクたちの人生を豊かにしてくれることは、間違いのないところです。そういう意味で、ボクはアルビレックス新潟とサッカーに、大きな感謝の念を持ち続けているのであります。 

酔っぱらっちゃって、まとまりがなくわかりにくい文章になったことをお許しください。でも今日はちょっと、真面目に語ってみました。

コメント (4)
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