グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

トッカリショに咲くコハマギク

2014年09月23日 | 室蘭・四季の野花&花木



 秋風が緩やかに流れる トッカリショからの眺望です。一帯には、100メートル前後の凝灰岩の断崖絶壁
が連なっています。断崖の上に立つと、荒々しい岩肌や海面からそそり立つ奇岩とコバルトブルーの海面が
目に映り込んで来ます。
  ※太平洋の大海原を舞台に遠望のイタンキ浜から連なる景観は、国が定める名勝「ピカノカ」の指定地
  です。さらに、当
市を代表する景勝地の一つとして
「室蘭八景」にも選定されています。 







 高さは80メートルほどの断崖絶壁の上から見下ろす。緩やかに岩礁に寄せる波がコバルトブルーの
海面に波紋を描く。波の形状や光線の射し方などの条件が整いますと、
息をのむような色合いの海面が、
出現します。







 断崖の上で、コハマギク(小浜菊)が清爽な花を咲かせています。生育している場所は、凝灰岩の上の
薄い表土や岩の隙間。このような場所にと思うような、過酷な環境下で健気に花を咲かせています。
 コハマギクは、茨城県以北から道内の太平洋側の海岸部の岩場や崖に自生するキク科の多年草です。










 アキノキリンウ(秋の麒麟草)。断崖の上の草藪の中で、黄色の小花を密に付けて咲く草姿は、遠くから
でも良く目に付く野花です。 



 ユウゼンギクの白花が道路際で花を咲かせています。このように純白な花を咲かせるユウゼンギクは
市内では稀です。

  



 すでに花の時期を終えたキリンソウ(麒麟草)が、早くも葉を色付かせ始めています。キリンソウは全国
の海岸地帯のやや乾燥した崖や、砂礫地に自生する耐寒性の宿根草です。       

コメント (4)
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