グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

巡回展「竹鶴政孝と北海道」

2014年12月22日 | coffee break;(etc )



 NHK連続テレビ小説「マッサン」に関連した巡回展が、当市の「港の文学館」で開かれている。小説の
モデルで、本格的なウイスキー造りに人生を掛けた竹鶴政孝氏の足跡や関連する資料、ゆかりの品々が
展示されています。



 竹鶴政孝氏がウイスキー造りの夢を実現できたのは、留学時代に出会い結婚したスコットランド人女性
・リタの支えがあったからだという。





 竹鶴政孝氏が造り出し、1940年(昭和15年)に発売されたニッカウイスキーの第1号です。
この「NIKKA WHISKY」は、国内に4本実在する内の1本です。澄み切った琥珀色は健在ですが、経年
変化でボトルの1/3ほどのウイスキーが蒸発し消滅しています。





  創業当初はウイスキーの熟成を待つ間に、リンゴジュースの製造も手掛ける。当時の「ニッカ林檎汁」
のチラシ広告です。
    ※ 時代を映しだす珍しいチラシです。横書き文字は右側から左へ、「リンゴジュース」は「林檎汁」。





 ウイスキー製造の過程で重要な役割を担うピ-ト(泥炭)や、モルトウイスキーの原料となる大麦なども
展示されています。








 竹鶴氏がスコットランド留学時に、ウイスキーの製造方法を詳細につづった「竹鶴ンート」です。後世、
ウイスキー造りに携わる人々の貴重な指南書となる。




 竹鶴政孝が実際に使用していたパスポートなども展示されています。







 WWA」(ワールド・ウイスキー・アワード)は、ウイスキーの世界的なコンテスト名。下の画像は2007年
に、「ワールドベストプレンデッドモルトウイスキー」を受賞した「竹鶴21年」です。








 「竹鶴政孝と北海道」展が開かれている場所は、室蘭市 港の文学館。当市出身の芥川賞作家の八木
義徳氏や三浦清宏市など、当地にゆかりのある文学者の出版物や原稿、受賞時の記念品などの資料が
収蔵、展示されています。




コメント (2)
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