グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

雑木林の中に咲くカタクリの花

2015年04月20日 | 室蘭・四季の野花&花木



 住宅地の道路沿いの雑木林は、市内有数のカタクリの自生地です。先日、開花状態を確認に訪れた時
 には全て蕾。それから3日経ち、
カタクリが示し合わせたかのように一斉に花を咲かせました。今シーズン
 
に入ってから気温が高目に推移。例年に比べて一週間ほど早い開
花です。

 






 カタクリが自生している林床の広さは100m×100mほど。その斜面一面を赤紫色のジュータンを敷き占
めたように、カタクリの花が咲き誇っ
ています。





 この雑木林の中のカタクリの株数は推定では数万株。毎年、目を凝らして確認していますが白花カタクリ
は、この2株だけです。





 キクザキイチゲ(菊咲一華)、市内の他の自生地では見かけない珍しい八重咲きの花です。陽射しの受け
方によって、独特のグラデーションを花びらに映しだします。





 今年は例年に比べて、それぞれの山野草の開花時期が微妙に異なります。先日この場所を下見に来た
時には、エゾノ
エンゴサク(蝦夷延胡索)は花の最盛期。やや見頃を過ぎましたが、キクザキイチゲやエンレ
イソウに混じり競い合うように花を咲かせています。

コメント (6)
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