グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

12月の空と海

2014年12月14日 | 室蘭の景色



 毎年この時期になると、噴火湾の上空は雪雲のメインストリート。雪雲は北西からの季節風に運ばれ、
遥か彼方の北東の空に向かって流れて行きます。
 このところ、連日のように雪雲に覆われる天候が続いていましたが、久し振りに清々しい冬の青空が広
がりました。












 夕方になっても全天が晴れ渡り、水平線を霞めるように雪雲が横に長く伸びる。夕日の光線が雲間を
すり抜け、噴火湾に光芒を放しました。
  今日、当地の日の入り時間は16:04、冬至を目前にして日没が一層早まる。カメラアングルは室蘭港
 崎守埠頭からの西空の光景です。

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雪が積もる森の中で暮らすエゾリス

2014年12月09日 | coffee break;(etc )



 エゾリスの投稿は今シーズン に入り3回目。今年は、エゾリスが生息する森の中は早くも雪が積もる。
雪中ウォーキングを兼ねて森に足を運んで
みました。








 エゾリスの巣は、ヤチダモの大木の枝に出来た樹洞の中です。『樹洞からチョコンと顏を出すエゾリス』
お分か
りになるでしょうか。エゾリスは、体長は25センチ程の小さなリスです。 



 くわえているのは、大好物のオニグルミです。オニグルミは市販されている一般的なクルミに比べ、大き
さは3cm程と小ぶりな野生種のクルミです。




 好物のオニグルミは、殻は厚く固い。さらに、中の実を取り出すのが困難。エゾリスは、ものともせずに
殻を強靭な前歯で噛み砕きます。森の中に、カッリ・カッリと殻を噛み砕く乾いた音が響き渡ります。





 ヤチダモの大木株元に出来た樹洞の中には、オニグルミがたくさん。おそらく、エゾリスが集めたもの
ではなく公園を管理されている方々から、これから冬を越すエゾリスたちへの贈りものかと思います。
                 ※ 本来、冬眠をしないエゾリスは
冬に備えて、木の実を地中に貯蔵する習性があります。





 早朝、湿り気がある雪が降る。風をさえぎる森の中、クマザサが葉の上に雪を乗せました。





 エゾコゲラが、カメラを構えている目前や木々の間を縦横無尽に飛びかう。エゾコゲラは、キツツキ科
の仲間の中では一番小さなキツツキです。

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早くも銀世界です

2014年12月08日 | 室蘭の景色


 室蘭岳の裾野、標高170mほどの場所からの眺望です。近ごろ断続的に降った雪で、牧草地は一面
の銀世界。今年は例年と季節の移り変わりが異なり、このまま一挙に根雪となりそうです。








 葉に雪を積もらせたクマザサは目に清々しく映ります。
風が吹くと、雪は葉から降り落とされます。また、葉に積もった雪は、日射しを受けると瞬く間に融けてしま
います。意外と、バランスよく 葉に雪を積もらせたクマザサを見つけるのは困難です。





 撮影の帰りに立ち寄った雑木林の中。メギ(目木)の赤く艶やかな実が目に止まる。小枝には鋭い棘が
あり、別名では「コトリトマラズ」や「ヘビノボラズ」などの異名を持つ落葉低木です。





 度々投稿しています、オオウバユリの種殻です。
独創的な形をした種殻は、冬の陽射しを受けると微妙な雰囲気を醸し出します。この時期になると毎年、
カメラの被写体として興味を惹く枯れ穂です。




 ナナカマドの赤オレンジ色の実が鮮やかです。今の季節、空の青さとのコントラストが一層際立ちます。
当地の山野では、ナナカマドの木は僅かしか自生していません。一方、町中の街路樹は全てナナカマドの
木が植栽されています。

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幌別川は白鳥の越冬地です

2014年12月07日 | 室蘭・野鳥&水鳥



 幌別川は、北側に広がる山塊を水源とする流れの緩やかな河川です。さらに、葦が茂る川岸や川洲は
野鳥の絶好の生息地。流域一帯は、一年を
通して野鳥の
サンクチュアリです。







 今シーズンもオオハクチョウが、遙か3000kmほど離れたシベリアからの長旅を終え羽を休めていま
す。







 オオハクチョウやマガモなどの水鳥とカモメが、三つ巴で「餌取りバトル」を繰り広げています。何時もは、
川面を穏やかに泳いでいますが、野生の本性を垣間見せてくれる一瞬です。







 マガモです。オオハクチョウと同じように遥か北の繁殖地から飛来、毎年、この場所で冬を越します。







 川岸のヤブの中で、赤く熟したノイバラの実です。





 川岸に設けられた「水鳥観察テラス」に、ひっきりなしに餌を与える人が訪れる。オオハクチョウや水鳥
は、
パンくずなどの餌を入れているビニール袋を認識しているようで、一斉にテラスに寄り集まってきます。 
 白鳥は家族単位で行動する数少ない野鳥です。今年も、首の付近にグレーの羽根が残る若鳥を連れて
の遠方からの飛来。
 ねぎらいの心からでしょうか、餌を与える大人も子供も、白鳥への呼びかけは「白鳥さん~!」と「さん」付
けです。

 

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冬日のイタンキ漁港

2014年12月06日 | 室蘭イタンキ浜



 イタンキ漁港はイタンキ浜の東側に位置し、噴火湾に面した風光明媚な漁港です。前面に広がる海域
は良漁場、一年を通して水揚げされる魚種は豊富。今の時期は、スケソウダラ漁の最盛期です。





  

 水揚げされたスケソウダラ、今日は豊漁です。おびただしい数のスケソウダラが、大型の木箱に ぎっし
りと詰め込まれ市場への出荷待ちです。











 漁港の一角、ウニやワカメなどを採取する磯船の陸揚げ場からの光景です。時折り上空を横切る雪雲
が陽射しを遮る、逆光と相まって一挙に真冬のような風景を出現させています


コメント (2)
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雪が薄っすらと積もりました

2014年12月04日 | 室蘭の景色



 3日間ほど続いた大荒れの天候から一変、久し振りに穏やかな初冬の空が広がりました。道内の内陸
部や日本海側の各地では、積雪量が50㎝ほど積もった地域も・・・。カメラアングルは、家からほど近い小
高い丘の上。雪が薄っすらと積もる牧草地からの眺望です。








 冬空に赤い木の実はよく似合う」
この実を付ける樹名は、最近あるブロガーの方の投稿記事で初めて知る。小豆に似て
いる実を付ける事から樹名は
アズキナシ。一帯には
、カマツカなど良く似た樹木が散在し、樹名を混同していました。
 今回、楕円形の赤い実と小枝は紫黒色で光沢がある事までは
確認。本来、この樹木の大きな特徴は、明瞭な側脈
が目立つ葉を付けます。残念ながら、先日の強風で全て
の葉を散らし確認はできませんでした。来シーズン、葉が茂
るのを楽しみにしている樹木です。








 山の頂きから山麓にかけて雪を抱く室蘭岳です。標高は911m、稜線の美しい山です。地理院の地図
での表記は鷲別岳ですが、地元では室蘭岳の呼び名で親しまれている山です。

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ベニシタンの紅色の実と雪

2014年12月03日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 ベニシタン(紅紫檀)の紅色の実と純白な雪とのコントラストは際立ちます。昨日から断続的に降る雪が、
ほどよい状態でベニシタンの小枝に積もりました。


 

              

 ベニシタンの小枝に積もった雪との対比は、紅色の実だけでなく 小さく艶やかな暗紅色の葉にも一見
の価値があります。
一方、実は野鳥の大好物。年が明け、野山に木の実が乏しくなる頃になると野鳥が庭に飛来、全ての実
を食べ尽くします。毎年、楽しみにしている冬の庭の歳時です。

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庭に雪が積もりました

2014年12月02日 | 室蘭の景色



 今日は一日中、北西からの風が強烈に吹き荒れていました。風に運ばれて来る雪が庭に薄っすらと積
もり、家の周辺は
真冬のような景色に一変しました。

 この時期から、庭で栽培している多年草などの草花は、
冬籠りを始めます。変わり、室内で育てている植
物たちが主役となります。画像は、アロエ(不夜城)。多肉質
の葉は元気いっぱいです。さらに、例年になく
株元から子株をたくさん芽ばえさせています。





 クロトン。元々は熱帯性の寒さに弱い樹木です。室温は早朝で17℃前後、日中は22℃ほど。生育に
適しているのでしょうか、トロピカルな葉の色が室内で際立ちます。





 アロエ・ヒスイデン(翡翠殿)です。多肉質の葉は、明るい透明感のある緑色で白い模様が入る。葉の長
さは短めですが、茎を旺盛に伸ばします。ヒスイデンは
小型で独創的な株姿のアロエです。

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