グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

霧の朝

2015年04月12日 | 室蘭の景色



 早朝から、周りの景色が霧に包まれる。毎年恒例、霧の季節が訪れて来ました。当地では、これから初夏
にかけて海霧の日が多く発生します。
  海霧は、南から流れ込む暖かく湿った大気が、海水温の低い噴火湾上で冷やされ乳白色の霧を発生させ
ます。今日は、海霧の奔りのような霧でした。




 霧に霞む、エンルムマリーナ・プレジャーボートの船溜まり。周辺の景色が、普段と異なる幻想的な雰囲気
を醸し出しました。








 霧は、陽射しが強まるに連れて瞬く間に消滅しました。薄っすらと霞む小島は室蘭港の入口付近に浮かぶ
大黒島。霧が晴れる直前の光景です。

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イタンキ浜とイタンキ漁港

2015年04月09日 | 室蘭イタンキ浜



 渚に、ゆるやかに潮風が流れ清々しい磯の香が漂う。イタンキ浜は、「日本の渚100選」に指定されてい
る風光明媚な砂浜海岸です。

 砂には、石英が多く含まれ「鳴り砂海岸」
としても有名な浜です。 鳴り砂海岸は全国に30ヶ所余り存在しま
すが、大規模な工場や市街地が隣接する鳴り砂海岸は、国内ではイタンキ浜だけのようです。
砂に不純物が多く含まれると音がしなくなります。鳴り砂海岸は、「自然環境のバロメータ」。定期的に市民が
参加して浜の清掃が行われています。




 東側の浜の光景です。遠くに望むのはイタンキ岬。浜の後方には、80mから100mほどの断崖絶壁が、
西の方向に向かって連なる。
画像からは意外でしょうが、断崖の上には数 十件の家々や室蘭YHの建物な
どが立ち並んでいます。



 西側の浜の光景です。浜の直ぐ後方には海抜100mほどの断崖絶壁がそそり立つ。イタンキ浜は
西側
と東側の景観が、同じ浜と思えないほど大きく異なります。

  冬の間は、雪や氷を張り付かせ荒々しい光景を見せていた断崖絶壁。春の訪れに連れて、穏やかさを取
り戻し始めています。






 浜の後方、海岸段丘の上空を滑空するパラグライダーです。











 前方には、太平洋の大海原が果てしなく広がる。その遥か彼方に、水平線が緩やかに弧を描くように長く
伸びる。


 



  イタンキ漁港は、浜の東端に位置する。太平洋に面した風光明媚な漁港です。季節を通 して、毛ガニや
スケトウダラ、宗八カレイやエゾバフンウニなど水揚される魚種は豊富。
 下の画像は、漁港の入口から眺めるイタンキ浜です。遠くに、半島のように見える丘の下を沿うように砂浜
が長く広がっています。 


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昨日の続き記事です

2015年04月05日 | 室蘭・四季の野花&花木



 隣町、伊達市との境に広大な酪農地帯が広がっています。畜舎の前に積まれているのは牧草ロール。
昨年の秋に収穫された牧草です。
白いラップで
包まれた牧草ロールは、直径は1.5m・重量は250~350㎏ほどもあります。昔は、酪農農
家の敷地内には、サイロが建っていました。今は姿を変え、牧草はビニールで梱包され乳酸発酵を促進さ
せながら貯蔵が行われています。






 毎年、セイヨウタンポポの花が咲くと春の到来を感じます。近郊には在来種のタンポポも自生していますが、
セイヨウタンポポは生育旺盛。暫らくすると、道端や空き地を黄色一色に染めるように花を咲かせます。












 水芭蕉は、湿地に生える春を代表する植物です。誰もが知る「夏の思い出」の歌詞から夏に花を咲かせる
植物のイメージがありますが、当地での開花
は例年4月初旬頃。さらに、今年は例年に比べて早い開花です。






 エゾノリュウキンカ(蝦夷の立金花)。少々変わった草名の由来は、茎を立ち上げ金色の花を咲かせる事
から。一般的には、葉の形が蕗の葉に似て、湿地に自生していることからヤチブキ。今は山菜として採取す
る人は少なくなりましたが以前、若葉は山菜として利用されていました。












 ナニワズ(難波津)。この場所では、早くも満開の時期を迎えています。自生適地は、北海道や本州中部
以北の山地や林縁などの陰地。涼冷な環境を好む落葉小低木です


 
春の宵の天体ショー「皆既月食」
   
昨晩は満月。太陽・地球・月が一直線に並ぶ。地球の影が月面をスッポリト覆い隠す21:00.2を直前、
  赤銅色に鈍く光る月です。撮影した画像は数十枚。その内の選び抜いた一枚ですが、残念ながらピント
  の甘さは否めません。


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春の嵐が通り過ぎて・・・

2015年04月04日 | 室蘭・四季の野花&花木



 昨日、強風と雨をもたらした低気圧は東の洋上に過ぎ去る。今朝は、低気圧一過の春の青空が広がりま
 した。カメラアングルは、薄っすらと緑色の新芽が芽ばえ始めた牧草地越し、山頂から山腹にかけて残雪を
抱く 室蘭岳方面の眺望です。






 アズマイチゲ(東一華)が満開になりました。早春の林床で咲く花姿は、清楚な雰囲気を感じる山野草です。
新緑を迎える頃になると、地上部は枯れ翌春まで地下茎で過ごす早春植物です。












 キバナノアマナ(黄花の甘菜)も 春を知らせてくれる山野草の一つです。薄緑を帯びた黄色の花と深緑色
の葉のコントラストは際立ちます。
 この場所は市内で屈指の自生地。今、花の見ごろを迎えています。キバナノアマナは道内と本州中部以北
に分布するユリ科の多年草です。



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靄が晴れた朝

2015年04月03日 | 室蘭の景色



 清々しい朝を迎えました。この数日間、気温の上昇に伴い靄が遠くの景色をかすめていた。今朝は一変。
空に漂っていた靄は、北西からのそよ風で拭き取られたように消滅。久し振りに眺めるスッキリとした朝景色
です。           ※ 画像は昨日の撮影。今日は朝から強い雨と風、ブログの取材も足止め状態です。






全国の天気図

 今日は、発達中の低気圧が日本海方面から北上。当地を含む周辺地域には局地的に大雨や暴風警報。
天気予報では、今回の低気圧は足早に通り過ぎる。早くも明日は、高気圧に覆われ春の
陽射しが戻って来
そうです。

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早春の庭に咲く花々

2015年04月02日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 シラーチューベルゲニアは、我家の庭に春が訪れると一番初めに花を咲かせます。草丈は15cm程と低
く、花びらの真ん中に薄水色のラインが入るとても清楚な花です。
毎年、この時期の開花を楽しみにしている
球根草です。




 


 チオノドクサ。和名のような花名は、ギリシャ語のChion(雪)doxa(輝き)に由来。2~3日前から、星形を
 した
薄紫色の花を咲かせ始めています。原産地は地中海沿岸から小アジアの高山性帯。涼しいい気候を
 好む耐寒性の球根
草です。





 クロッカスは、この時期になると方々の家の庭で花を咲かせる。当地にも、本格的な春が訪れた事を知ら
せてくれる花です。





 タツタソウ(竜田草)。紅色の若葉を芽吹きながら、蕾を膨らませています。暫らくしますと薄青色の独創的
な花を見せてくれます。





 ヒメシャクナゲ(姫石楠花)も、薄紅色の蕾を膨らませ開花寸前です。花は1cmにも満たない壺型。長年、
 鉢植えで栽培。自生地は、本州中部以北から道内の湿地帯に自生す る常緑低木
です。


        

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