フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

三つ数えろ

2008-07-23 21:08:11 | Weblog
「三つ数えろ」とか日本のタイトルが有名だからCount threeと原題もそうなんだとおもっていたら「The big sleep」だった。「死」をイメージした「大いなる眠り」とでもやくすのだろうか。断然、邦題のほうがシズル感があるね。映画の話ではなくお釈迦さまの話なんだけど、ある悩める人に、ある時、お釈迦様がこう言われた。「悩む人よ、自分自身の息を数えなさい」と、その悩める人が、ひとつ、ふたつ、みっつと自分の息を数えだすと、それまでの悩みは嘘のように無くなりまたもとの元気な姿にもどったそうな。これには、訳があって、自分で呼吸を意識するとうつ病の治療薬に使われる、なんとかという(名前忘れた)物質が頭の中に増えてくるんだって。それで、自然治癒するんだ。magic 釈迦がそういうことまで知ってたとすれば、彼は、宇宙人ではなかったかとふとそう思う。ニーチェが、仏教は、キリスト教よりはるか上の宗教で衛生学だといったように食べ物にしろ、体にしろ、科学的根拠に基づいて構築されているような気がする。もしそうだとしたら、当時の人間には到底分かりえなかったことを捨利子に口伝で伝えることが出来た存在であるということは、人間ではない何かではなかったのではないだろうか。「三つ数えろ!南無阿弥陀仏」ってちょっと出来すぎ。
コメント
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