フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

雲の上の美術館

2011-02-18 18:57:40 | Weblog
森の絵の展覧会があると言うので車で1時間くらいかな「雲の上のギャラリー」へいってきた。


木の香りがしてとても素敵なギャラリーだった。絵を見るのは大好きだけど美術館というとなんか緊張して見なくちゃいけないような不文律があって畏まるというのが当たり前のように思われてるけどたかが絵じゃないか、感動すれば自然と頭が下がるし畏まりもするさ、はじめから目くじら立てて「鑑賞しろ」はないもんだ。というのが僕の考えだ。その僕にピッタリなのがここのギャラリー。気持ちいいし、変に威張ってないし、自由でおおらかで最高に楽しかった。
今日は、いい天気で、3月下旬の陽気と言われていたのにトンネルを抜けるとここは冬景色で道路のところどころに雪が残っていた。当然、ギャラリーの入り口にも雪が残っていて幸の塊を見るのは、この冬初めてだったから車に置いてあったコートを着てニットキャップを被って雪の中で写真を撮った。


帰り、雲の上のホテルの中のレストランでランチをしたけどメニューを見てびっくり。料理の数が少なくて頼みたいものがなかった。何だか、昭和30年代の大衆食堂のメニューのように見えた。確か以前はこのホテルのオリジナルメニューがあったりしたんだけどいまは、それもない。ホテルのうつわとレストランのセンスが合わない。シェフがいないのかな山深いところのホテルなのに刺身中心のメニュー。それでいいのかな。わざわざ来るところだから食でもてなさないでどうするんだ。リピートがないぜこのままでは。とひとごとながら思った。地元の食材を使った山のメニューは、すぐ思いつくのになぜやらないんだろう?これも不思議ですね。レストランから出てくるまで15分くらい戻ったところにある道の駅。ここの裏手の茶堂がお気に入りでいつもやすんでいたんだけど今日は立ち入り禁止。見るとせっかくの芝生が広がっていた癒し空間をアスファルトで塗り固めてパーキングを作っていた。やれやれ、田舎は、ナに考えてんだろう、町と同じようにしたら誰がわざわざ田舎に来てくれるんだろう。田舎だから行くんだぜ。効率より不便さを売りにしなくちゃ。と思うのですが。
コメント
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