フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

雨の美術館

2016-06-18 08:36:09 | Weblog

土佐久礼の美術館に16日の木曜日に行った。絵画教室のお勉強の一環で。何でもここに故先生の絵があるという。全員「老人手帳」を見せてと言っても4人だが入館料の割引サービスを受ける。小さな美術館で入るとすぐに全部の絵が見える。地元の作家の絵が常設されている。大きな油絵がほとんどだがその中で普段僕らが描いているF4サイズの水彩画が先生の絵だ。    この町を描いたんだとか。随分と前なんだろうね。今もこの風景残ってるかなと係りの人に尋ねる。「西岡酒造の煙突じゃないの」という。「どこにあるの」って聞くと美術館に来ていた僕らよりずっとお年寄りが「この前の道を真っ直ぐじゃ」と教えてくれた。早速行ってみることに。先生の絵は線画淡彩だが線が生きているから絵に広がりがある。これが画力というものだろう。真似して描くとこじんまりして「塗り絵」にしかならないから僕はこの描き方をしていない。反対に線を消した絵を描くようにしているが先生の絵の広がりを目標にしている。車で5分くらいで「西岡酒造」に着いた。そこで煙突が今もあるかどうか聞いて「ある」というので先生が絵を描いただろう場所を探す。金毘羅さんの坂道を登る。      木が茂ってよく見えないが多分この辺りから俯瞰したんだよねとみんなで写真を撮る。もう少し下からみたのかな。帰りに西岡酒造によってお礼を言う。ここは小さなギャラリーになっていて青柳祐介の漫画の原画?(コピーかな?)や酒造りの道具を飾っている。酒の試飲もできるというので季節限定の生酒とレギュラーの酒と梅酒を試飲する。僕は日本酒が大好きですからこのサービスはうれしかった。まろやかな酒は量を飲んでしまうので19度という度数の季節限定生酒を買う。おばちゃんたちは隣の魚屋で「カツオのたたき」も買っていつものようにお買い物ツアーが終わる。爆買いだー!と気持ちだけ。写真は撮ったが描く人いるのかな。僕はもう描き始めているけど。この酒屋の絵を。               

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