フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

bones

2020-07-05 08:19:42 | Weblog
to the bone to the bone i wannna love me to the bone. 「骨まで骨まで骨まで愛して欲しいのよ」って英語で歌わなかったかい?この歌が流行ったのは50年以上前になるのかなぁ。城卓也の「骨まで愛して」。いろいろなパロディが出るくらいヒットしたよね。グループサウンズがでてくる前だったと思うけど。そのboneがいま注目なんだってね。イギリスの新聞に載ってた。イギリスの科学者がいうことには、アンチエイジングの鍵は骨にあるって。今まで骨は体を支えるものくらいしか詳しいことは分かってなかったけど骨から出るホルモンが脳に伝達されて筋肉を動かしたり体調を整えたりする手助けになるらしい。その大事なホルモンがosteocalcinといって骨カルシウムのことだろうかね。これが認知や記憶をサポートして体を動かすというからまさにアンチエイジングなホルモンだね。年を取ると全てが機能低下を起こすんだけどこのホルモンは増やすことができるらしいよ。それはね適度な運動だって。座りっぱなしはボケの始まりっていうけど人間動いてなきゃダメなんだよ。出来る範囲でいいからさ。でもこのホルモンまだ外から取り入れることはできないんだって。研究途中だから。開発を急いでいるらしいけどね。もしクスリとして開発されたらボケの治療薬としてまたサルコペニアの治療薬として脚光を浴びるだろうしサプリとしてならアンチエイジングで芸能界ご用達になるんじゃないの。ただハードルが高くてね、そのままじゃ体がうけつけないんだって。だから、そのまえに受容体を作る薬を開発しなきゃならないって言ってた。osteocalcinは原始人の時から備わってるホルモンで We think that it evolved as a hormone to help animals escape danger.って書いてあったから捕食動物から逃れ生き延びるために進化したホルモンということらしい。このほか骨からはDPP4とかいうのもあってこれは骨粗鬆症の薬とコラボして糖尿病の改善に役立つことが分かってるらしい。こちらも研究過程だけど。いやぁ、人間の体って不思議ですね。だいたい自己完結できるとぼんやり思ってましたが骨がキーだとは初めて知りました。それも体を動かすことがアンチエイジングだなんて希望が持てる言葉ですね。オレなんか「骨折り損のくたびれ儲け」できてましたけどそれなりにご利益があったのですね。この研究が進んで将来いろんな病気が治るようになればいいですね。どこの馬の骨とも。骨のある奴。骨身に染みる。骨を拾う。昔から人間を表す時「骨」を使って表現してたんですね。これも不思議と言えば不思議ですね。高知の高橋治光さんの川柳に「シャレコウベ男の美学極まりて」というのがあって戦後75年目の夏という選がついてたがこれも言い得て妙ですね。と自分のあばら骨に手をやると脂肪に覆われて骨が分からない。ムムム。冷や汗。

コメント
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