フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

酒を買うて

2016-06-20 06:39:03 | Weblog

酒蔵というものはいいもので洋の東西を問わない。地に足がつくというが大地に根を下ろした暮らしの象徴としても酒蔵をみることができる。昔は多くの人がここで働いていたんだろうな。白壁。格子戸、杉玉、大樽・・・。江戸時代から続いた蔵が時代の風雪に耐えその姿を今に伝えてくれている。なぜか雨がよく似合う。そんな酒蔵への入り口の一角を描いてみた。                            道路は雨に濡れて暗いのだが白壁は明るく格子窓は暗くとそのコントラストが面白い。中に入ると帳場があってその奥に酒造りの作業場が広がっている。E U 離脱となればスコッチの蔵も影響を受けるのだろうか。多分製造業はやられるだろうな。金融モンスターたちに翻弄されて労働市場の変化の波を被るだろうな。学はないが経験と真面目さだけでやってきた熟練は何とかなるだろうが低学歴の若者はもはや単純労働の場もなくなるかもしれない。製造業はいろいろな人の集まりで成り立っているんだから。と一番影響を受ける下層労働者がEU離脱の支持者が多いってやはり下流にいると世の中を俯瞰してみることができないのか。意気軒高ではあるのだがそう単純な問題ではないんだ。よその国のことながら経済の大事さを考えさせられる。アベノミクスからダメノミクスと言われだした日本経済。この先、いくつ酒蔵を残すことができるのだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏のTシャツ

2016-06-19 08:32:48 | Weblog

夏椿が咲き誇っていよいよ夏の到来を感じさせる。まだ梅雨ではあるけれど。                    アキーラを使って夏本番のTシャツを作った。ユニクロで白いTシャツを買ってきて絵を描いた 世界で1枚だけの僕のTシャツ。                                       タンザニアの象の親子だ。なぜか象が描きたくて初めから決めていた。Tシャツの首からみぞおちを少し下がったくらいが縦で左右が脇まで。大草原を進む象の親子。早速着てみると腹が少し出ているのがご愛敬だが象になった気分で気持ちいい。歩くアートギャラリーだ。いままで印刷はしたことあるけど直接描いたのは初めて。こんな面白い事どうしてしなかったんだろう?と今では反省しきり。もう一枚作ろうとモチーフを練っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の美術館

2016-06-18 08:36:09 | Weblog

土佐久礼の美術館に16日の木曜日に行った。絵画教室のお勉強の一環で。何でもここに故先生の絵があるという。全員「老人手帳」を見せてと言っても4人だが入館料の割引サービスを受ける。小さな美術館で入るとすぐに全部の絵が見える。地元の作家の絵が常設されている。大きな油絵がほとんどだがその中で普段僕らが描いているF4サイズの水彩画が先生の絵だ。    この町を描いたんだとか。随分と前なんだろうね。今もこの風景残ってるかなと係りの人に尋ねる。「西岡酒造の煙突じゃないの」という。「どこにあるの」って聞くと美術館に来ていた僕らよりずっとお年寄りが「この前の道を真っ直ぐじゃ」と教えてくれた。早速行ってみることに。先生の絵は線画淡彩だが線が生きているから絵に広がりがある。これが画力というものだろう。真似して描くとこじんまりして「塗り絵」にしかならないから僕はこの描き方をしていない。反対に線を消した絵を描くようにしているが先生の絵の広がりを目標にしている。車で5分くらいで「西岡酒造」に着いた。そこで煙突が今もあるかどうか聞いて「ある」というので先生が絵を描いただろう場所を探す。金毘羅さんの坂道を登る。      木が茂ってよく見えないが多分この辺りから俯瞰したんだよねとみんなで写真を撮る。もう少し下からみたのかな。帰りに西岡酒造によってお礼を言う。ここは小さなギャラリーになっていて青柳祐介の漫画の原画?(コピーかな?)や酒造りの道具を飾っている。酒の試飲もできるというので季節限定の生酒とレギュラーの酒と梅酒を試飲する。僕は日本酒が大好きですからこのサービスはうれしかった。まろやかな酒は量を飲んでしまうので19度という度数の季節限定生酒を買う。おばちゃんたちは隣の魚屋で「カツオのたたき」も買っていつものようにお買い物ツアーが終わる。爆買いだー!と気持ちだけ。写真は撮ったが描く人いるのかな。僕はもう描き始めているけど。この酒屋の絵を。               

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

sekoi

2016-06-17 07:20:09 | Weblog

日本では大騒ぎしてるけどsekoiは記事の中の一つの説明として出てくるだけで日本のマスコミの取り上げようは「大日本本営発表」の癖が抜けてない。言霊といって言葉に反応する民族だからかなsekoiだけが独り歩きして日本人の総称のようなイメージを与えてまた自虐を引き出そうとしている誰かの作為を感じないわけでもない。「今回のスキャンダルで最も使われた言葉は”セコイ”でその意味はケチとか心狭いというか些細なことにこだわるって意味だ。」とサラッと書いてるだけなんだけどね。中国と韓国が早速使いそうだね「日本人はセコイ」って。本家本元にそういわれてもなぁ。これで日本のマスコミの傾向がどの方向か分かるよね。舛添は公明党にやられたとか言ってるけどやはり退職金が自主退職なら貰えるから辞めたんでしょう。懲戒なら貰えないからね。sekoiじゃなくてmasuzoeruにしてもらいたいね今後は。世界に恥をさらした東京。次にハシモトなんかでてきたら恥の上塗りだね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

lavish use

2016-06-16 08:39:23 | Weblog

アメリカの新聞には出ていませんでしたがイギリスの新聞に小さく載ってました。あの恥さらしの東京都ケチ事のことが。profigate spending habitsだとかlavish use from Tokyo tax payersだとか浪費癖の知事とか都民の税金を惜しげもなく使う男とかロクな表現ではありません。今回の辞職にしても自主退職にしたら退職金2200万円が貰えると判断したからでしょう。そういうヤツなんです公職にある人が高潔とは限らないの典型的な例ですね。身分や職業に騙されてはいけないと反面教師で教えてくれました。 相変わらず検察は甘利のときと同じくゆるいようですが一般都民となるわけですから徹底的に調べて刑事罰をくらわしてください。甘利も不起訴で終わらしてはいけないとおもうのだけど「舛添」騒ぎでジャーナリズムからかけ離れた日本のマスコミは沈黙したままだね。国民は忘れてはいないけどマスコミはそうでもないらしい。政治資金の使用の仕組みとか旧態然とした賄賂による口利きとかそういうことを今回の事件をきっかけに改善していかなければまたトチ狂ったものが出て同じことの繰り返し。自浄作用というものがないのかねこの国は。アメリカは中国の記事は毎日のようにでるけど日本のことは歯牙にもかけてないらしい。それに比べてイギリスの新聞には日本のことがよく出る。これって理由があるんでしょうね。詳しくは調べてみないと分からないが「日英同盟」をかつて結んだ国だからかな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏椿

2016-06-15 08:20:36 | Weblog

夏椿が咲きました。                                                蕾がいっぱいついています。これから少しの間楽しめそうです。乙女椿が僕の誕生花ですから椿には親近感があります。終われば花が首からポロっと落ちて実に潔い。人生はかくありたいと思うのも椿が誕生花だからかな。そんな僕から見ればポストにしがみつく「ますぞえる」現象は全く理解できない。毎日毎日このニュースばかりでマスコミのニュースショーには付き合ってられない。風見鶏のような自民都議会委員の対応も無様と言えば無様。引導を渡す奴がいないのかね。アメリカの新聞はオーランドの銃乱射事件が全面。2日間も。アメリカ社会の衝撃が分かる。イギリスの新聞もフランスの新聞も載せている。試しにロシアの新聞を見にいったらここにも小さいながら載ってたが中国の新聞には載ってなかった。世界中という範疇に中国は入らないらしい。あらためて銃のない社会のありがたさを感じますね。使用された銃はブッシュマンと言われる「AR-15style assault rifle」と 「Glock handgun」こんな殺傷能力の高い銃がお店で普通に買えるのだから驚きだね。フロリダだけかも知れないけど。テロということで調べているからそのうち詳しいことが解明されていくんだろうがアメリカのもう一つの凄さってこの問題に「粛々と」言わずに正面からぶつかっていくことだ。ニュース番組にオバマが出てコメンテイターと話した後、その会場に来ている視聴者と討論したのにはビックリした。ヤラセかどうかはおいといてもいきなりの直接会話に驚いた。「オラはガンショップのオーナーなんだけど。銃がわるいのか」とかなんとかオバマに訴える。「銃が悪いんじゃない、規制がないのがいけないんだ。車でも免許がなけりゃ運転できないだろう。だから銃にも免許が必要じゃないのかな。みんなで考えてみて」なんてやり取りが続いて見てる方としては面白かった。ただでさえややこしいアメリカ社会なのにこれに「ゲイとテロ」が絡むから余計にわからないよね。フランスの新聞ではトランスジェンダーに優しく「彼らは憎しみと偏見に抗わねばならない」と書いてあった。レインボーカラーが彼らの旗印なんだね。僕の旗印は「夏椿」がいいね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

massacre

2016-06-13 08:03:20 | Weblog

アメリカのフロリダ州オーランドは昨日と今日で世界中に知れ渡った。世界中といってもいわゆる主要国とその周辺の国々のみだろうけどこういう表現がこの場合いいん。じゃないかな。昨日は若い女性シンガーがコンサートを終えてファンサービスにサインをしてる時に変態男に銃で撃たれて死亡。犯人は自殺。犯人の人生の道連れに勝手に選ばれたなんてさぞ無念だったでしょうね。と昨日話したばかりだったのに今日はそのオーランドのナイトクラブで銃を乱射。50人が死亡、53人が負傷という大惨事。犯人は射殺。いずれも犯人は20代の若者。夢も希望もない世代。身近に武器がある恐怖。いまだにその中でアメリカ人は生きているんだと思うと宗教も文化も文明も何の役にも立ってないんだね。日本は和をもって尊しとする精神的バックボーンがしっかりしてるから豊臣秀吉の刀狩からはじまって民衆の武器の所持にはうるさい歴史があったから武器のない社会の実現が早くスムーズに出現できたのだろう。アメリカで銃がなくなる日は実現可能か。do it yourselfの国だからね。それに多民族国家でもあるわけだから。武士の社会ではない国だから。パワー信仰が強い国だから遠い遠い日になりそうだね。「折れた矢」って歴史もあるんだけど白人がセルフディフェンスと思ってる限り無理なんじゃないかな。しかし武器のない恐怖というのも分かるような気もするし今回のように向かってこられたときに防ぎようもないのもね。これは武器社会を前提とした発想だ。この論理のマジックにすぐ陥るんだよねヘミングウエイも「武器よさらば」というように平和は永遠のテーマなんだ。オバマはこの問題にどう取り組んで最後にオバマレジェンドを残すのだろう。ただテロの脅威というどこかのバカみたいに口先だけで「断固たたかう」というだけでなく具体策を示してもらいたいね。ライフル協会なんて潰さないといけない協会の一つだと思うけどね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラジルの光、家族の風景

2016-06-12 08:53:52 | Weblog

昨日高知県立美術館で開かれている「大原治雄写真展」を見てきました。 ブラジルの大地と光、ささやかで、愛おしい家族の風景、鍬を手に持ちカメラを肩にかけブラジルの移民、大原治雄の日本初の展覧会。                                                                       猫の目のごとき天気がざあざあっ ときどき灰色の雲が過ぎると大粒の水滴が落ちる                            太陽に照らされて まっ白い糸が 天と地をつなぐように思える    -大原治雄の日記よりー

大原治雄の写真展が日本初でなぜ高知でというと彼が高知県いの町出身で17歳で農業移民としてブラジルに行ったからです。開拓移民、広大な農場、農園で働く人々の日常や愛する家族の姿を見せてくれます。モノクロームの写真の光と影が絶妙のバランスというか彼の優しい眼差しを通して撮られています。まさに僕らが生きた昭和の感覚が甦ってきます。あのころ写真ってまだ特別な存在だったんですよね。家族の集合写真を見るとそれまで裸足だった子が革靴を履いているのにヘンな説得力がありました。まだまだ貧しい時代だったんですが人々の表情が輝いてとても素敵に見えます。とくに子供の希望に満ちた瞳に今の子にないモノを感じました。ずっとこの子たちの方が幸せだったんじゃないかとその写真の前で立ち尽くしました。絵画教室のみんなと行ったんですが概ねみんな同じように感じてました。「この感動を覚えて帰ろうね」と声かけあったんですがそこは年寄りですからどこまで覚えているんでしょうね。早い人は車のドアを開けたら忘れる。閉めたら忘れる。まぁ、夕飯まで持ったらいいほうでしょうか。ただ光と影のバランスを絵に活かそうと思ってはいましたがこれは技術の問題ですからね。久しぶりにいいものを見せていただきました。残念なことに今日で開催が終わります。まだの人は是非ご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あじさいの詩

2016-06-11 08:11:59 | Weblog

あじさいが至る所で咲いている。                                                                                     いろいろな色で咲いている。石坂洋次郎の本に「あじさいの歌」というのがあった。芦川いずみと石原裕次郎で映画化もされた。あじさいほど雨がよく似合う花はない。あじさいに降る雨のような物語だったと思う。僕はそう思っている。今ではもう読む人はいないだろうけど青春の一冊といえばそうなのかもしれない。不思議と強烈な本は思い出さないけど「フンワカ」としたものは覚えている。そんなものかも知れない。それが作者の狙いだったとしたら「恐るべし」だね。そんなこんなで今月はあじさいを描いてみたいと思ってます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

I'm with her

2016-06-10 08:07:11 | Weblog
Barack Obama endorses Hillary Clinton for president.
I wanted you to be the first to know that I'm with Hillary.
とオバマが明確にヒラリーを支持。サンダースと話し合いをした後で発。民主党の統一を狙った。オバマって演説ウマいね。
For more than a year now across thousands of miles and all 50 states.
Tens of millions of Americans have made there voices heard.
Today,I just want to add mine.
で始まる演説のビデオがよくできている。そのなかでI'm with herが出てくるんだ。Yes,we canには及ばないにしても
I'm with herはウマいキャッチコピーだね。オバマが出てきたことで俄然大統領選が引き締まったような感じがするが
僕だけだろうか。不人気選挙と言われている今回これで正規の形で盛り上がっていくんじゃないのかな。トランプの
ぶっ壊し論理よりより建設的な政策へと人々の関心が移っていくんじゃないのかな。アメリカ人の閉塞感ってそんなも
んじゃないのかもしれないけどオバマが出てきたことによって潮目が変わったようなインパクトを与えるビデオだった
ヒラリーもそのビデオにツイッターで
Honored to have you with me. I'm fire up and ready to go -Hと言っているね。さぁ、fire upだね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする