フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

rècit

2020-07-21 08:11:14 | Weblog

フルバンドのジャズが聴きたくなった
特に音楽が好きというわけでもないのに
グレンミラー物語とか
ビリーホリデー物語とか
音楽で構成される物語が好きなんだろう
その物語にスッと入り込んで
主人公を眺めてる自分が好きなんだろう
シンバルの音、シンコペーション、ピアノ
ペットの音、サックス、ボーン
ベースのリズム、ギターのコード
カメラがターンして主人公の顔を捉える
スリリングな展開
僕はなぜか白いタキシードを着て
砂漠の町にいる
Sam play it again
自分の声だろうかリックだろうか
音楽がまた鳴り響く 夜の砂漠に
As time goes by

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

hasard

2020-07-20 09:06:00 | Weblog
1958年の夏、サンジェルマンデュプレを散歩してた25歳の若い俳優が偶然短編映画をホテルで撮っていたJean-Luc Godardと出会う。その1年後彼らは(A bout de Souffle)という映画を撮っていた。若い俳優の名はJean paul Belmondo。夏の日の夢のような話だね。なぜ散歩してたの?って後で聞かれたベルモンドは歩くことは演技の勉強だからって。直訳すれば映画の題名は「息切れ」邦題は「勝手にしやがれ」ヌーベルバーグの旗手と評判をとった大ヒット映画だ。何回も言うけど邦題が秀逸だね。ゴダールの名は世界的になりベルモンドもスターダムにのし上がったという記念すべき作品が単に夏の日の偶然から生まれたなんて運命的なものを感じさせる逸話だね。

今日は晴れ
気温は31℃
蝉が鳴いている
梅雨はまだ明けてもないのに
暑さだけは真夏なみ
朝は魔除けに
黄泉平坂の桃を食べて
湖畔にカヌーを浮かべた自分の姿を
想像する
好きなことに一生懸命ならば
真夏の夜の夢はかなうのかと
フランスの新聞のコラムを思い出す
眩しい夏の日の街の通りに
思いを馳せる 
いいなぁ夏の出会い

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Amsterdam

2020-07-19 10:01:16 | Weblog
「雨のアムステルダム」というショーケンの映画しか知らないけれど今朝のイギリスの新聞に前にテレビやなんかで見て描いた風景と同じような景色が載ってたからフムフムと読んでみた。ポストコロナでアムステルダムも賑わってると。EUとかは前から入国できるし7月1日から渡航禁止解除ということだったがヨーロッパの人気スポットだからYou can't stop people comingだって。アムステルダムって言葉の響きだけでなんか引き寄せられそうだね。         

最近では都市なのにディズニーランド化してきてたのでコロナでマーケッティングを考え直すきっかけが出来たとか。オランダのコロナ情報ってどうなのとみると誰でもアクセスできるRIVMってサイトがあって今日の情報がすぐわかるということだったがオランダ語だったからチンプンカンプン。江戸時代に蘭語を勉強した人は偉いね。6名亡くなったとか雰囲気的にそう書いてあったけどRIVM自体が科学者のもんだからあまり親切に書いてないということだった。累計51228人の感染者、6140人の死者というところかな。感染者数は減少してるということだった。まぁどことも経済が大変なのは分かるけどコロナの正体が分からないままで変異が分からないままで推移してくのはどうかなぁ。with coronaと言われてもなぁ。市場の写真にはHOAD   AFSTAND 1.5mと大きな垂れ幕が出てた。どことも同じ風景。自転車が多いのがオランダ的。ポストコロナの日常がFree joyという形で流れていく。マスクと手洗いと自転車で。それでも人は生きねばなりませぬか。「雨のアムステルダム」の「明のテーマ」が聞こえてきそうだ。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

circulation

2020-07-18 08:30:45 | Weblog
フランスではコロナが循環してるってことでplus de vigilanceと医者が警告を出してるという。ブルターニュとかコートダジュールとかで多いらしい。パリでは感染者1人が他の人に感染させる数が1.18人ということだがブルターニュでは2.26人ということらしい。これって密なのかマスク着用率の差か衛生面の差か分からないけど論理的思考のクセなのか数値把握して「それでどうすれば」ということが見えてこない。「警戒しろ」と言われてもなぁ。一方で日本、数値把握すら示さない。東京循環とも言わない。感染患者は外国人なのか日本人なのかその比率は?それすらも知らせない。議員と公務員幹部の給料を半額にすれは済むものを金を出すのが嫌だからか「go to hell Campaign」とやらで迷走。挙句の果てに「旅行に行っても酒は飲むな」って。「東京を外す」って。これじゃ経済効果も半減だろうに目的が「経済効果」より「実施すること」にすり替わっている。一体ナニをしたいのか分からない。政治家が票田を意識しただけの計画と言われても仕方ないかなぁ。「警戒しろ」とも言わなくなったしね。まぁ、一部を除いて日本人は衛生面に対しての意識が高いからコロナもいつか乗り切っていくのだろうけど小池でなくとも政府には「無能だ」と文句の一つも言いたくなるよね。小池は「無能だ」とまでは言ってないけどね。「いいかげんにしろ」くらいは思っているだろう。

山の畑に
槿(むくげ)の花が咲いていた
この前は咲いてなかったのに
アッ、このところ
畑に来てなかったんだ
雨続きでさ
その間にこの花は咲いて
大きく開いて
幾つも咲いてを
繰り返していたんだね
見てくれてありがとうと
静かに目立つように咲いている
花言葉は(信念)だとか
信念のある人のように
真っ直ぐに咲いている


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

lotus

2020-07-17 09:07:37 | Weblog
今日は寝坊してしまって起きたら7時半だった。あわててゴミ出して顔を洗ってとバタバタ気分。だが十分眠ったせいか体が軽い。気分はとっても良い。昨日描いた「蓮」のご利益かな。仏様や阿弥陀様が座るのが蓮なんだよね。極楽浄土の咲く花という。蓮の花のような気分って極楽浄土が近いのかなと思ってしまう。「どぶに落ちても 根のある奴は いつか蓮(はちす)の花と咲く」と寅さんも歌ってました蓮の花が今咲いているんですよ。なぜこんな気分なのか説明はできませんけどやはり十分寝たからでしょうね。睡眠は大事なんだなぁ。                 

蓮は泥の中に根を張って
泥にまみれることなく
空に向かって
きれいな花を咲かす
葉は水をはじき
地下茎は食べられる
レンコンって
明日が見通せるって
縁起物
今日の心は
蓮の花の色
とても穏やか
理由もなく幸せ気分 
誰か降臨したのかなぁ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

marmot

2020-07-16 09:06:38 | Weblog
モンゴルで15歳の少年がマーモットを食べた後ペストで死亡。イギリスの新聞にでてた。去年の11月くらいから中国の内モンゴルでペストの症例はあったみたい。今年の5月だったかなモンゴルで夫婦が生のマーモットを食べてペストで死んでる。中国で豚インフルが発生したのは5月だったっけ6月だったかな?とにかく中国の辺りを中心にいろんな病気が蔓延してるということだ。アメリカでもコロナは冗談と思ってた30代の男性がコロナパーティに出かけてコロナにかかって死んだという。これって無知のなせるわざというのでしょうかね。モンゴルも中国もアメリカもそうだけど広大なところって情報が届かないのでしょうかね。それとも本人の「オレは大丈夫だ」という思い込み?そそっかしい人、無知な人、恐れを知らない人がいて何でも口に入れ何でも飲んで、なんでも捕まえようとして死んだってね。彼等の犠牲の上に太古の昔から人間は生をつないできたという歴史の事実を見てるみたいだ。15歳のモンゴルの少年はマーモットというネズミのデカいのを狩るのが習慣だったんでしょうね。遊牧民のあいだではマーモットの内臓は健康にいいと信じられていたとか。たまたまペスト菌をもってたマーモットに当たって死んだのかな。彼のおかげで多くの人が助かったのは事実マーモットが助かったのも事実。。そうやって人間は今も昔も生を延ばしているんだと思うとすべての人間は繋がっているんだね。(いや、人間だけでなく動物も植物もつながっているんだ。)彼等の犠牲の上にオレたちの健康と安全は成立してると思うとさっきまで荒野を疾走していたモンゴルの少年を想像して思わず手を合わせた。オレたちは何らかの理由で人の犠牲の上に生を築いて立ってるんだから生きることを無駄にしてはいけないんだね。たとへ、年寄でもね。話が線香臭くなってきていけないね。マーモットもなこと言っただけだけど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

masque obligatoire

2020-07-15 09:13:34 | Weblog
フランスでは8月1日から囲まれた公共の場でのマスク着用が義務化という法律が施行実施されるそうな。マスクが遂に法律となったというのに驚かされる。フランスと言えばポイ捨ての国だから昨今マスクや衛生手袋が道端に数多く捨てられて物議を醸しだしてたよね。それらが風に吹かれて川に落ち海に流れてと海洋汚染につながってるってね。あの紙マスクは紙ではなくプラスチックだから分解されるまでに300年かかるって。それでパリだったかどこだったかフランスではマスク専用のゴミ箱を設置したって言ってた。道に捨てなきゃいいだけのことなのにね。物理的に解決するっていうのがマクロンのやり方なのかな。日本なら道徳で解決するだろうね。最近は怪しいけど。怪しいと言えば「GO to トラベル」フランスでさえ第2波が始まってると防御と準備に専心しているのに日本は観光業界を救えと政府が費用の一部を負担して人の大量移動を促すキャンペーンをやるって言うじゃない。しかも開始期日を前倒しで。7月22日からだったかな。これには大阪の知事も東京近辺だけにしてくれって文句言ってたけどそれはマトモな考えだと思うね。これって誰かの利権とかメンツとかで動いてるだけのキャンペーンでしょう。東京であんだけ感染者が増えて来てるのに今、これはないだろう。なんでも中国人観光客をまた呼び込みたいという1回目の目論見があって感染を東京だけでなく全国に広げれば東京は目立たなくなるから経済活動が活発になるという2回目の仕掛けで儲かるって。2階と言えば二階ってジイサンいたよね、そういえば彼は中国関係の会長であり観光関係の会長でもあるんだよね。「コロナはニカイ美味しい」と言われてもなぁ。日本って感染を広げたいのか防止したいのかよく分からんね。国民の現場レベルの力が強いからなんとか感染の広がりを押さえているけどね。もう政府の無策に「たまらん」とこまで来てるよね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

shepherd

2020-07-14 08:12:29 | Weblog
1970年代の終わりくらいだったと思うけどあの頃のCMが好きだった。なかでもとりわけお気に入りはサントリーオールドの「羊飼い」篇だった。 
UFOの出そうな荒野で 羊飼いの青年に会った
彼の目はどこまでも遠めに輝いて見えた
僕らはあの純朴さを失ったかもしれない
僕らは本当に豊かなのかな
・・・・・・・・・・・・
あいつに乾杯
サントリーオールド

という1分間CMだった。40~50年前のCMナンだと思うと驚きを隠せない。「この国は変わり果てたねぇ」と。バブルに突入する前の高度成長期だったけど豊かさの享受とともに「謙虚さ」を見失なかった日本人の美しさが日常にあった時代というのかな。「衣食足りて礼節を知る」っていうけれどその礼節の中でのちょっとした「粋さ」が僕は好きだった。あの頃、道路にゴミなんか今ほど落ちてなかったと思う。今は「破調」が基準なのかもしれないけど道路に捨てられてた「マスク」を見てなぜか遠い昔のCMが思い出された。僕たちは、いいものを見て育ってきたんだなぁとしみじみと思った。だからこれからの若者にも「いいもの」を見せてあげたいね。「ハ、チョウ!」なんじゃこりゃ。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

jump

2020-07-13 07:39:06 | Weblog
昨夜寝る前に突然に右足の膝が曲がらなくなって足に力が入らずしばらくの間ベッドに寝転んでいた。かみ合わせが悪い歯のようにと言ったらいいのかネジが外れてうまく動かないというのか少し痛みもあったから「イテテ」といいながら寝ころんだまま足をブラブラしてみたら「なんとなく」治ったみたい。たったそれだけのことだけど人間って不安になるもんだね。不思議と「歩けるんだろうか」と思わず「もう山に登れないのか」と思った。そう言えば、中学の時の同窓生が胃か腸かにポリープがあるっていうんで飯も喉に通らず良性との結果が出るまでに心配で8キロ痩せたというのを聞いたけど今思えば不安だったんだねアイツ。その時は「バカだねアイツ」くらいなもんで「年寄りなら当たり前だ」とうそぶいてたけど。体は各パーツからなる精密機械みたいなもんだから少しの不具合で全体がダメになる可能性が大。だからメインテナンスが大事なんだよ。膝の原因はまだ分からないが関節の潤滑油の減少か半月板の摩耗かだろう。いわゆる「経年疲労」だね。とりあえずサポーター撒いて膝にかかる負荷を軽減してやっている。ちょっと体重が増えすぎたかなぁ。久しぶりに自分の足を見ると「なんと太いこと」にビックリした。この太さでは体重は十分支えられるからやっぱり内部要因かなと素人判断。医者に行っても原因は分からないだろうしシップ薬もらってもなぁ。それに今はコロナ禍だから病院なんか行きたくないしね。そのうちジャンプできるくらいに自然治癒力が戻ってくるだろう。と前向きというズボラ。             
俺たちはウエストサイド育ちだからね。
しかもオリジナルだよ。
チャキリス、ベイマー、ナタリーウッドと役者は揃ってんだ。
いまでも
あの街角から彼らが飛び出して来て
ジャンプしそうだ
ワクワク ドキドキがいくつになっても
原動力かな


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

la fèe des boir

2020-07-12 10:10:20 | Weblog
夏の森の精
緑の中にそっと咲いてる白い花
軽やかでもあり涼しげでもあり
スケッチブックを取り出してさっと見た感じを
描いていく
僕は正確には描けないからなぁ
デッサンは苦手だからなぁと花を平面に載せる

歳をとったからなのか最近花を見る視点が変わってきた
花を見てるのではなく花の命を見るように
お前の生命は何処から来たんだ 誰から授かったんだ
そして
どうやって育んだんだと
語りかけるわけでもなくその花の物語を思い浮かべる
vieillir ne veut rien dire
歳をとっても何の意味もないよと森の精が囁く
たっぷりと水を含ませた筆で緑の色をつけていく
白いところを残しながら

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする