良くも悪くも、人生はやるだけやるっ! というアグレッシブな心が大事だと、いつやら、とある人に教わったような教わらなかったような記憶がある。^^ 教わっていようがいまいが、まあ、どちらでもいい訳だが…。^^
やるだけやるっ! という気分を下支(したざさ)えする心構えが、仕事を追うっ! である。このことは、はっきりと、とある人に言われた記憶が残っている。^^ 仕事を追えば、必然的にやるだけやるっ! 成功確率が大きくなる・・ということだ。皆さん、やるだけやるっ! 生活を心がけましょう!^^ 今日の十八話は、そんな四方山話(よもやまばなし)です。^^
とある造園業者が施主と庭の植木を眺(なが)めている。
「あの木、かなり弱っとるでしょ!? なんとかなりませんかなっ?」
「なんとかなるかどうかは分かりませんが、やるだけはやらせていただきます…」
造園業者は、やるだけやるっ! の気構えを言葉に漂わせて言い切った。
「さよですか…。それを聞いて気分が楽になりました、ははは…」
「いやいや、やるだけやるっ! というだけのことです。なんとかなる・・という話ではないですから…」
造園業者は言葉を濁(にご)した。
「いやいやいや、そのお気持ちが私の心を和(なご)ませるんです。なんとかならずとも諦(あきら)めがつく、というもんです」
「そんなもんですかっ?」
「はいっ! 私からすれば、そんなもんです。なにせ、長年、丹精(たんせい)込めて育てた木ですからなっ」
「分かりました。では…。おいっ」
造園業者がひと声かけると、待機していた数人の職人が、一斉(いっせい)に作業を開始した。施主と造園業者は、しばらくその様子を眺めていたが、施主は「それじゃ!」と笑顔で頭を下げ、短く言いながら家の中へと戻(もど)っていった。造園業者は、よしっ! とばかりに、ひと声、呟いた。
「それじゃ、やるかっ! ♪どぉ~たらぁ~~こぉたらぁ ̄~~♪」
造園業者は治療する木に向かうと、両腕を上げながら木の方角へ向け、なにやら呪文のような言葉を喚(わめ)き始めた。そしてしばらくすると、ふたたび、ひと声、呟いた。
「よしっ! やるだけやったから、これで、なんとかなるだろう…」
二ヵ月後、その木は、ものの見事に樹勢を回復したのである。^
皆さん、やるだけやるっ! 気分で、物事はなんとかなるものです。やるだけやりましょう!^^
今日は、やるだけやるっ! という四方山話でした。^^
完