仏教に生死(しょうじ)という言葉があります。 人はこの世に生を受けて、そして死んでいく。 生死とは表裏一体のもの。 生きざまを考えるということは、すなわち死にざまを考えること。 いつ死ぬか分からないから、今を大切にする。 朝に生きて、夕に死ぬ。 一日が生涯であると説いています。 嫌なことも、辛いことも生きているから味わえるのだ。 生きているだけで感謝しなくてはと思っている。 一休和尚の言葉に 『生まれ来て、その前生を知らざれば、死に行く先も、また知らぬなり』 『極楽は、西にあれども、東にも、来た(北)道探せば、皆身(南)にある』 自分が今いるその前のことすら知らないのに、これから後のことなど知らん。 真の幸せの世界は、東西南北のところにあるのではなく、「ここ」にしかない。 過去や未来ではなく、現在ただ今と教えています。 どんな辛い苦しいと感じている今でも幸せなんだと気づかされる 言葉だと思っています。 朝起きて、夕に死ぬ。 明日は新しい一生が 待っています。 合掌
いじめや沢山の悩み苦しみにあって何度も生きる事をあきらめていた人から私に出会って救われたというメッセージが今日も一通頂きました。 私の祈りが通じて本当に良かったと思っています。 10年以上前に書いた 「心の傷」を再度紹介したいと思います。 昔男同志は銭湯で身体の傷を見せ会って武勇を競ったものだ。 戦争の弾の傷 刀の傷 最近では 胃潰瘍の手術の傷 肺の手術の傷 僕の傷は 中学にやった 脱腸手術の傷 自慢にもならない 見せられる 所でもない しかし、見せられない 傷もある事を知ってるだろうか 身体の傷だけでなく 心に傷をもっていることを 失恋という 傷 いじめという 傷 保証人で苦しんだ 傷 仕事を無くした 傷 夢を見失った 傷 両親を失った 傷 これも生きる 自信比べになる 傷 強い人程 傷を持つ 優しい人程 多くの 傷を持つ 慈愛に満ちた人程 全身傷だらけ だから 弱さ隠し 強さ見せて 弱い人 勇気づけようとしているんだ みんな ひとりぼっちて 知ってるから 真のスターは 傷負った翼で 強く生きている人 強く 飛び立て ほら 飛べただろう 高く 飛んでけ 人生の風に乗って 負けるな たよりないけど 飛んでる 君は スターだ! (弱々しく生きている君をいつも見つめているよ。良寛地蔵より) 合掌
早いものでカレンダーは半分になりました。 カレンダーは引き算。 そこで感じた事です。 歴史を知ると富や権力、名声をすべて得た者は必ず痛い目にあっている。 クレオパトラを手に入れたシーザー、権力を手に入れた織田信長、豊臣秀吉、政治家のヒットラーや多くの芸術家達も。 人生は足し算だけではない。 引き算も掛け算も割り算もある。 人生は「何かを得れば何かを失う。 何かを失えば何かを得られる」 それを知ることが大切だと心得ましょう。 私はすべてが足りていないので心配ない未熟者です。 「人生算数」今日の気づきになればありがたく思います。 合掌