古代に流行っていた袖があります。 現代では別れの時は、 さようなら! と手を振りますね。 しかし、万葉集を読んでいると、万葉の頃は 袖(そで)振りというようです。 「白波の 寄そる浜辺に 別れなば いともすべなみ 八度(やたび)袖振る」 (大舎人部祢麻呂・おおとねりべのねまろ) 白い波が寄せる浜辺で別れてしまったら、もうどうしようもない。 だから、何度も、何度も、何度も、何度も袖を振るのです。 栃木県足利市の大舎人というひとが、防人(さきもり)として九州に派遣されて旅に出る途中に詠んだ歌。 きっと恋しい人と、いつ会えるか分からない 別れの歌なのでしょう。 万葉の頃の袖は、手よりも長い筒袖でした。 「袖を振る」とは、人の魂を鎮(しず)めたり、親しい人に自分の気持ちを伝えることができると信じられていたようです。 袖振り合う仲というのでしょうか。 愛してるよ! の気持ちが込められて いたのでしょうね。 古代の袖振り、現代の手を振る。 どちらにも気持ちが込められているのです。 合掌
私は高校時代陸上部と放送部を掛け持ちしていました。 陸上は補欠でしたが、大きな大会でエースが肉離れになり急遽4×400㍍リレーに出る事になりました。 その時大会新記録が出ました(私の力ではない)。 それで東京オリンピックの地方の聖火ランナーに選ばれたと思います。 私は補欠選手ですから申し訳なくて自慢したことはありません。 翌年から東京に住み街頭で詩集を売っていました。 路上パホーマンスです。 隣は白衣の片足無くした兵隊さん。 通る人は私には全く関心がない。 しかし、寝ている時、空き缶に百円が入っていた。 女性文字のコメントは案外いいこと書くのね。 筆文字が上手ね。嬉しかった。 それからずっと書いている日記。 全て捨ててしまったノート。 ブログを知って15年。 誰も読んだ足跡がない。 それが、今こんなに増えている涙涙です。 私に字の打ち方を教えてくれた皆さんに支えられ今日があります。 また東京オリンピックが来ます。 代々木体育館前で、路上パホーマンスしようかな涙でるかも。 皆さんありがとう! 合掌
目が覚めても心に残る夢。 夢の途中を残夢(ざんむ)といいます。 夢の語源は 「寝目(いめ)」で、 「寝(い)」は睡眠のこと。 「目(め)」は見えるものの意味です。 平安時代に「ゆめ」になったといいます。 眠って見るから「寝目(いめ)」といいますが、人は眠らずに夢を見ることができます。 夢を追い続けたり、諦めたり、諦めきれない夢を。 諦めきれない夢を「見果てぬ夢」といいます。 人は(私は)死ぬまで夢を追い続けるものでしょうか。 夢から覚めて、今日の法話は何にしましょうか。 話したいことは幾つも浮かんでは消えます。 つかまえた言葉は「知音(ちいん)」です。 親友や心の友をさす言葉です。 かけがえのない理解者ともいいます。 知音とは琴の音のことです。 そもそもこの言葉が生まれた訳は昔、中国に伯牙(はくが)という琴の名手がいました。 彼の親友に鐘子期(しょうしき)がいました。 伯牙の琴の音色を聴いただけで、彼の心境まで理解したといいます。 二人の事から「琴線(きんせん)」という言葉が生まれました。 心の糸に触れるように、感動とか怒りを共鳴するという意味です。 言葉も音楽も何かを伝えるためにあるのです。 鐘子期が亡くなった後、伯牙は琴の弦を切ってしまい、二度と奏でることはなかったといいます。 そのような心の友を 「知音」といいます。 皆様の知音に感謝しましょう。 今日の気づきになれば 合掌
「この世で一番の奇跡」 (オグ・マンディーノ著)この本の中から気に入った言葉を抜き出して紹介します。 「もし世界から50歳以上の人たちの経験と判断をすべて取り除いてしまったら、世界を動かす脳も才能も残らないだろう」 (ヘンリー・フォード) 「明け方の夢のように、長く生きれば生きるほど、人生は明るくなり、物事の道理が鮮明になる。 以前、われわれを悩ませていたものは神秘の色を失い、曲がりくねった道は終わりに近づくにつれ、真っ直ぐに見えるようになる」 (ドイツのユーモア作家リヒター) 「幸福と成功に導く秘密」とは 1.自分の恵みに感謝し、自分が偉大な創造物であることを認識すること。 (貧しさのなかで学んだ教えに感謝しなさい。なぜなら、物をもっていない者が貧しい者ではないからです。 より多くを欲する者だけが貧しいのです。 真の安心は、もっている物のなかにはなく、物をもたなくてもできることのなかにあります。 あなたを失敗に導いたのはあなたの心の中にあるのです) 2.自分のかけがえのなさを主張することです。 (あなたこそ、地球上でもっとも貴重な宝なのです。 人類の歴史上、この惑星の上を歩いたことのある700億人の中にまったく同じ人物はいないのですから) 3.自分の枠を越えなさい。 (自分が受け取っているお金以上の仕事をするのは、だまされていると思ってはいけません。 なぜなら人生には振り子があって、あなたのかく汗は今日報われなくても、明日十倍になって戻ってくるからです) この3つが、幸福と成功に導くこの世で一番の奇跡です。 それに、天使さえもっていない偉大な力をあなたに与えます。 それは、選択する力です。 自分の選択する力を賢く使いなさい。 それは、 1.憎むより、愛することを選びなさい。 2.泣くより、笑うことを選びなさい。 3.破壊するより、創造することを選びなさい。 4.あきらめるより、忍耐することを選びなさい。 5.人のうわさを話すより、褒めることを選びなさい。 6.傷つけることより、癒すことを選びなさい。 7.盗むより、与えることを選びなさい。 8.ぐずぐずすることより、行動することを選びなさい。 9.堕落するより、成長することを選びなさい。 10.呪うより、祈ることを選びなさい。 11.死ぬより、生きることを選びなさい。 あなたは大きく成長して、大地の恵みはあなたのものになるでしょう。 もう一つ、自分自身への愛、他者への愛、そして、私への愛をもって、やりとげるのです。 自分こそ、 「この世で一番の奇跡」であることを知りましょう。 奇跡とはこの世に生まれた自分自身との言葉に感銘しました。 貴方に自信と勇気が出ますように。 合掌