近くの小さな図書館に寄りました。 25年以上前の新潟市立小学校、おばた ただお 校長先生の「心のリボン」のお話を読み感動しました。 運動会の閉会式の挨拶です。 子供たちの胸にはリボンがついていました。 一等は青、二等は黄色、三等は赤のリボンです。 一人三回競技に参加しましたので、多い子は三つのリボンをつけていました。 また、一つもつけていない子もいました。 それを見て急に覚えてきた挨拶をやめて言いました。 「リボンを三つ胸につけている人、手をあげなさい。 この人たちは大変がんばった人です。 その場所にしゃがみなさい。」 「次に、リボンを二つつけている人、手をあげなさい。 この人たちは、次にがんばった人たちです。 しゃがみなさい。」 このあたりで、父母の方々は心配そうになってきたそうです。 「次に、リボンを一つつけている人、手をあげなさい。 この人たちもがんばりました。 しゃがみなさい。」 立っているのは、父母が心配しているリボンのない子でした。 「いま残った人は、一生懸命やったけど、もうちょっとのところでリボンがもらえなかった人たちですね。 がんばったことを誉めて、校長先生が心のリボンをあげます。 さあ、投げますから空中で受け取って胸につけてください。」 と言ってリボンを投げるまねをしました。 立っている子たちは、 空中でそれを受けとるまねをして胸につけました。 父母の席からは拍手が起きました。 次の年、父兄から、うちの子は太っているので走るのが遅く、今までに一度もリボンをもらったことがなかった。 今年も心のリボンが欲しいと言ってます。 やめないでくださいと頼まれたそうです。 それから、毎年続いているそうです。 形のない、 目に見えない 「心のリボン」に 子供たちは救われたのです。 私も1人悩んでいる貴方に心のリボンを 投げましょう! 合掌
『迷い道
青葉時雨に
胸晴れる』
青葉時雨(あおばしぐれ)とは葉っぱの雫が落ちること。
心惑いながら、竹藪の下を歩いていたら昨晩の雨の雫がぱらぱらと頭にこぼれて来た。
ぱっと気持ちが晴れました。
小さなことに心迷わすな!
一滴の雫で気持ちが晴れ、感謝の心で手を合わせました。
合掌