「すべては言葉から始まった」 この世界の最初に存在したものは何か。 それは言葉であった。 言葉は神とともにあった。 この言葉が神自身であった。 この言葉によって、いっさいのものが創造されたのである。 創造されたもので、何一つとして言葉以外によってつくられたものはない。 この言葉には生命があった。 人の光となる生命である。 この光は闇の中で輝いていた。 (聖書ヨハネによる福音書第1章) なんと素敵な言葉でしょう。 私は若い時、生きる上で勇気と感動を与えるものは何かと考えた。 そして、芸術の道を選んだ。 それから、芸術のほかにあるものを考えた。 それが宗教だ。 そして、宗教を学んだ。 宗教のほかにあるものは何かと考えた。 それは宇宙という大自然だった。 宇宙を司(つかさど)るのが神。 神が与えたすべてに感謝して生きる。 それから、神から与えられるものを考えた。 それが言葉だった。 今日という日は未知の世界だ。 一度も経験したことの ない日。 失敗や悲しみが待っているかもしれない。 奇跡が起こるかもしれない。 大きな喜びがあるかも しれない。 今日を生きるとは 神が微笑む行いをする事だ。 言葉の力を携(たずさ)えて。 合掌
人の批判ばかりする人がいます。 欠点を見つけては、皆に聞こえるように大声で指摘している。 自分を大きく見せようとしているのでしょうか。 逆にそうして言われて来たのだろうか。 自分に言い聞かせているから、批判してしまうのか。 自分に自信がない人に多いような気もします。 言いたければ、こっそり指摘すればよいのです。 自分も間違いはするのだから。 また 地位や名誉ばかりを意識して生きている人がいます。 あの世にはそんな物はありません。 お釈迦様やイエスキリスト様が待っている世界です。 二人はすべてを捨てて修行の旅に出た事を思い出して下さい。 二人に喜ばれる事が名誉なんです。 よくあなたの使命は何ですかと聞かれます。 使命とは神から与えられた重大な務めです。 使命はその時その時で変わるものです。 いま出来る事が使命です。 いましている事が使命です。 病気で入院している人 それが使命です。 悩み苦しんでいる人それが強くなるための使命です。 いまを生きる事が使命なのです。 合掌