「一夜落花の雨」 夜中に美しい花を叩いて落としてしまうほど降る雨。 もうすぐ雨季が来る。 雨が潤した街は花の香りで満ちていく。 雨は花を散らすつもりで降ったのではない。 雨は川の水となって花の香りを運んでいる。 落ちてなお街中を香りで満たす花。 人を責めるのはやめよう。 起きた事を嘆くのもやめよう。 次に何が起きるか分からないのだから。 人は、花は、雨は、ただ無心に自分の役割を果たすだけ。 雨が教えてくた自分の役割。 一夜落花の雨 無心に生きましょう。 合掌
私は幼年期から中学まで体も痩せていて病弱でした。 肺結核や気胸、小児喘息、原因不明の高熱、呼吸器不全等で小学校時、進級困難になり学校の先生が家に教えに来てくれました。 医師から転地療法を進められ、海辺の学校から山の手の学校へ転校しました。 それから元気になりました。 思うとあの頃は、標準の体をしていないと皆から言われた事でした。 人間の標準などない。 人間を計る物差しなどない。 人間を計るのは毎日をどれだけ懸命に生きるかだと思います。 背丈を計るたけくらべは懸命に生きた日には1センチ足していく。 その積み重ねでもいいと思います。 命のたけくらべ 合掌
トランプアメリカ大統領がイギリスを国賓として訪れています。 辞職したメイ首相を批判したり、次期候補を応援したり、トランプ大統領を選挙の時批判したメーガン妃を不快な人と言ったり波紋を呼んでいますね。 さて、人の事より自分も品格を磨かなくては。 私は古典から品格を学ぶようにしています。 「迷ったら古典を読め」と。 その時の思いを万葉集から探してみました。 『隠(こも)りのみ 居(を)ればいぶせみ 慰(なぐさ)むと 出で立ち聞けば 来鳴くひぐらし』 こもってばかりいると、心もうっとおしいので心を慰めようと、外に出て立って聞くと、 飛び来て鳴くひぐらしよ。 『人言(ひとごと)は 夏野(なつの)の草の 繁(しげ)くとも 妹(いも)とわれとし 携(たづさ)はり寝ば』 人の噂は夏の野の草のように多くても、あのいとしい子と私と手をとりあって寝たならどうなってもよい。 今日は仲間と都内にある庭園や仏閣を散策して来ます。 皆様も佳い日をお迎え下さい。 合掌