新聞記事より、茶人の千利休は、客人のもてなしに小麦粉を薄く焼いた菓子を出すことがあった。 「麩焼(ふのやき)」です。 鉄板で粉ものを焼く食文化の源流という。 もちっとした食感に『なんですのん』と客が感激する様子を利休は楽しんだという。 その後、関西が本場のたこ焼き、お好み焼きの粉文化が発展した。 大阪G20の各国のお客様にもおもてなしすることだろう。 さて、今日は身体障害者施設について話したいと思います。 バンク・ミケルセンはナチスの捕虜収容所にいた。人間扱いされていない。動物より悪い扱いだ。 いつガス室につれていかされるか恐怖の毎日だった。 戦争が終わり 収容所から助けられたミケルセンは、世界一身体障害者の施設がすすんでいる国、デンマークを訪れたのでした。 三万坪の敷地の中に点々と建っている家。 隣までいくのに15分かかる。 窓から海がみえる景色のいい家並み自慢する案内人それを見た ミケルセンは何と言ったと思いますか? アウシュビッツよりひどいと言ったのです。 隔離された家。 鉄格子の窓。 一人で過ごす孤独感。 これが世界一の身体障害者施設 かと泣いたそうです。 隔離するのでなく 普通の生活に戻しできないところを支えてあげることが必要なんだ施設が大きいとかではない。(これをノーマライゼーションという) クオリティ・オブ・ライフ(質の高い生活)支援が大事と唱えた。 理解されるまでその運動を広めた結果、世界中でこの考えが障害者施設の理念になったという。 手が不自由なら手の支援をすれば普通の生活できるならなにも隔離する必要がないとの考えからリハビリも始まったのでしょう。 私達介護士もミケルセンの考えを受け継いでいます。 合掌