高山:こういう話を新聞もテレビも伝えない。アメリカ海軍なら、志願者が減ってきたとなったら、必ずこうした話に題材をとった映画をつくります。日本もそれをやればいいと思うのだけれども、どうも映画製作に携わる人たちは自衛隊を災害救助以外には活躍させたくないらしい(笑)。日下:『亡国のイージス』という映画がありましたね。北朝鮮とおぼしき国のテロリストが、在日米軍の毒ガスを奪って日本政府を脅迫する。テロリスト . . . 本文を読む
高山:いまのヘッポコ政治家や腑抜け役人、根拠がないどころか捏造(ねつぞう)してまで日本を貶(おとし)める売国マスコミ人たちも、そういう思いを抱いて死んでいった、生きては見(まみ)えることのなかった先人たちのおかげで生かされているということに、チラッとでも思いを馳(は)せてもらいたい。そうすれば、いつか自分たちが何をしなければならないかに気づく――と思いたいのだけれど(苦笑)。日下:自衛隊の現場の隊 . . . 本文を読む
日下:「朝日新聞」や「毎日新聞」のようなマスコミ、および外務官僚や政治家に、「東京裁判を受け入れた日本が、いまさらそんな話をしてもアメリカや中国を納得させられないし、通用しない」と言う人たちがいますが、日本は東京裁判を受け入れたのではなく、その「判決」の実行を、独立後も独断では中止しないと約束したのです。歴史の紛争にはそれぞれ当事者がいて、それぞれに主張がある。「通用しない」というのは、日本ではな . . . 本文を読む
高山:ペリー来航から三年後、日本人は初めて見た蒸気船を、外国人の助けを借りずに独力で建造している。島津斉彬(なりあきら)の薩摩藩、鍋島直正の佐賀藩、伊達宗城(だてむねなり)の伊予宇和島藩の三藩ですが、こんなことができた有色人種の国は日本しかなかった。日下:それまでの日本には、大砲、軍艦、蒸気機関、侵略思想がなかった。しかし、それ以外のものは、みなすでにあった。江戸の昔から日本は世界の先進国であり、 . . . 本文を読む
高山:儒教の国といわれる韓国では、人口の三割くらいがキリスト教徒ですね。中国人にも少なくない。それが日本では一%にも満たない。この違いはどこから来ているのか。日下:中国と韓国は、なぜ日本がいち早く近代化に成功し、欧米列強に対抗して独立を維持し得たかについて考え、それは日本の底力ではなく、白人文明を受け入れたからだと考えた。そこで彼らも白人文明を受け入れることにしましたが、日本経由で受け入れるのはイ . . . 本文を読む