このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

税制に潜む問題点(前編)

2020年05月31日 | 政治・経済
(「個人の自由」や「企業の自由」を圧迫しうる[税制])税制には、「個人の自由」と「企業の自由」の両方を圧迫(あっぱく)するものがあるのです。例えば、宗教法人法には、「租税徴収権(そぜいちょうしゅうけん)をもって宗教弾圧(だんあつ)してはいけない」という趣旨(しゅし)のことが明確に述べられています(第84条)。それは、憲法で政教分離が定められ、国家が宗教に対する弾圧をしてはいけないことになっていても . . . 本文を読む
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税金に対する考え方(後編)

2020年05月30日 | 政治・経済
(税金がもとで戦争が起きることもある)先般の消費税上げをめぐる問題でも、最近の経済状況を見ると、株価が半年ぐらいで倍増に近い値上がりをしたこともありますし、「4~6月期」の数字(GDP成長率)について操作があったのかどうかは知りませんが、なぜか、「以前の数字よりも1パーセント上がった」という発表があったりしました。ただ、このへんについては、どちらが先なのか分からないところがあります。消費税を上げる . . . 本文を読む
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税金に対する考え方(中編)

2020年05月29日 | 政治・経済
(「富の集中」が国富を増やす)税率が高くなりすぎると、財閥(ざいばつ)などの豊かな家系は、おそらくなくなるでしょうから、結果として、多くの人を雇(やと)って事業を起こすような人の進出を妨(さまた)げる効果もないわけではありません。資本主義において、やはり「富の集中」が非常に大事であって、「富が集中しないと大きな事業ができない」ということは、ここ百年余りの歴史になかで、当然、起きていることです。要す . . . 本文を読む
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税金に対する考え方(前編)

2020年05月28日 | 政治・経済
(高すぎる税金は「奴隷的拘束」に近い)税金は、「奴隷的拘束」や「苦役(くえき)」とは別物だと思われがちですが、場合によっては、それに近いことが起きることもあります。日本でも、戦後の一時期に、最高税率が90パーセントぐらいまで行っていたことがありました。それはちょうど、松下幸之助氏などが長者番付に載っていたころですが、彼の場合、年収が10億円で、9億円が税金だったため、「1億円の手取りをもらうために . . . 本文を読む
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「自由」を担保するもの(後編)

2020年05月27日 | 政治・経済
(「財産権の保障」が人間の自由を担保する)これは、一種の「財産権」に関する問題になるかもしれません。人間の自由を担保しているもののなかには、どうしても財産権というものがあるからです。「あなたは自由人ですよ」といくら言われたところで、財産権が保障されずに、財布を取り上げられ、預金を封鎖(ふうさ)されたら、どうでしょうか。「あなたは、今日から自由の身ですから、どこへでもどうぞ」と言われて刑務所から出さ . . . 本文を読む
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